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赤い顔で、はにかみながらなまえは『うん。待ってるね』と頷いてにっこり笑った。その笑顔に胸がキュンとせつなくなってなまえを引き寄せて抱き包む。名を呼ぶと腕の中からなまえがオレを見上げた。(か、可愛い……ヤベーキスしたい。いきなりじゃ、怒るかな。でも……)「なまえ……」 見つめたまま、顔を少し近付けるとなまえはくりしたその愛らしい瞳をそっと閉じた。オレはなまえのぷるるんと艶めいて柔らかそうな唇にドキドキしながら唇を重ねた。(柔らけー。オレ、なまえとキスしてる! なんつーか……サイコー!) ドキドキとしながらそんな事を思い、ちょっと舞い上がった。(嗚呼、滅茶苦茶幸せだ。もう離したくねー)「…………」 なまえが小さくポンポンとオレの胸を叩く。唇を離し『ん?』と覗き込むと、なまえは息をふぅーと吐いてすぅーと吸い込む。「あ、息苦しかったか?」「う、うん」「フフ……ごめん。離したくなくなって、な」「ぼ、僕も……は、離れたくなかったけど……が、我慢出来なかった……」 そう言うなまえは真っ赤かで緊張してるのか、ちょっとどもった。「じゃあ、短くいっぱいするか。な?」「ん? いっぱ──んっ……」 言い掛けたなまえの唇を言葉ごと、奪う。今度は苦しくならない内に離した。「こんくらいなら苦しくないだろ?」「ん」「なまえ、キス初めてだよな?」「うん」「イヤ、じゃないよな?」「イヤなワケないじゃん。ちゅうしたらもっともっと……す、好きって思った」 ちらっとオレを見てそう言うと、胸を押さえ『あーっ、もう緊張するぅ。胸がバクバクだよ。ほら』と言ってオレの手を取り、自分の胸に当てた。今日の彼女の服装は、ジーンズにグレーの(多分)ブラトップに薄い白シャツを羽織った格好。厚着とは到底言えない。その胸に[手]だ。突然の行動に面食らいドキッとした。本人もあんまり考えてなかったようでやってから気付いたのか『あ……』っと二人で声を上げハモった。
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