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感動する凛子に何故か『ふふーん』と室長はじめ捜査室のメンバーと小野瀬さんが、自慢気な顔になる。「あーら。当たり前よー。チビ助はこの、私の娘よ? そこら辺のとは、出来が違うわよ。ねえ、みんな?」「おチビちゃん程、可愛くてしかも、気が利いて優しい子はなかなかいないよねぇ」「そうですよー。チビはねー、うちの自慢なんですから」「だな」「です」「あ、欲しい言うてもあげませんよ。お嬢は、うちのオアシスなんやから」 室長、小野瀬さん、如月、明智さん、小笠原、最後に藤守が鼻高々に言った。(……何でみんなが自慢気だ。オレの妻だぞ?) 内心ボヤきながらふと見れば、先輩と凛子がびっくりしてる。 桐原夫妻は最近、なか飯に参加するようになった。彼女を気に入った凛子がしょっちゅう顔を出すようになり、昼はみんなでなか飯なのを知ると羨ましがって騒いだ。 凛子に激甘な先輩がダメと言う筈もなく、室長に大丈夫か聞いて来た。 うちの連中は来るもの拒まずだから『良いわよ。いらっしゃいよ』と言う事になり、都合がつく日は桐原夫妻もランチに加わる事になったんだ。 最近では、すっかりメンバーにも馴染んで来た。 凛子はいそいそと手料理持参でやって来る。それをなまえに食べさせるのは良いが……。 今みたいな事が、このところ立て続けて起こっている。「なまえ、無理して凛子の料理を食べなくても良いんだぞ?」 そう言ってみたが、彼女は『大丈夫、大丈夫』と笑う。「せっかくなのに、悪いじゃん。人の好意は大事にしなきゃ、ね。それにさ、鍛えられて今より辛いのとかも食べられるようになって、苦手が減るかも。苦手が減ったら、昴も献立に悩まず済んで良い事尽くしだよ。ふふ……」(なまえは本当に、可愛い事を言う。さすがは、オレの奥さん。しかし、凛子はこの調子じゃ飲み会とかにも来そうな感じだ。ま、桐原夫妻も、なまえも、みんなも、楽しそうにやってるから良いけどな。ただ、凛子はちょっとベタベタし過ぎだ。……ったく)「凛子。お前いつまで、抱き付いてんだよ。なまえが飯が食えねーだろ?」「あら、ちょっと位いーじゃないのー。女同士なんだしさ。なまえちゃんやわらかくって、桃の良い香りがして気持ち好くて、癒されるんだもん。あのね、ここで女が働くのはそれなりに大変なのよ。少し位、頑張ったご褒美に癒されてもいーじゃないー! ケチ、言わないの」「あ? じゃあ、うちのなまえはどうすんだ。お前に辛いの食べさせられて、おまけにベタベタされてストレスたまるだろうが」
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