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可愛い彼女

マステゴ ~可愛い彼女~


これは俺が部屋にこもって衣装のデザインを考えていた時のお話


▽ 「あー、一旦休憩」


休憩って言っても椅子に座ってボーっとするくらい


部屋は鍵を掛けて完全に1人の空間


寂しい思いをさせているのかもしれないけど

ライブ前はいつもこんな感じだ

手越なら理解してくれる

と思ってた


♡ 「だぁぁぁあ!もぉぉぉお!」


なんか叫んでる


♡ 「まっすー開けろ!」


ドンドンっと部屋のドアを叩かれる

▽ 「え、なに…」

鍵を開けるなり俺はベッドに押し付けられた


♡ 「俺がどんだけ我慢したか!」

▽ 「え、…えっと…」

突然キレられてもよく分からない

我慢してきたんだね、うん

何を?

♡ 「俺、もう我慢しない…好きな時にまっすーを襲う」


▽ 「それはやめて」


楽屋でもロケバスの中でもいきなり襲われるのか

♡ 「襲うもん、大人しく襲われてよ」


▽ 「ッ…ッ、ぅ」

俺の唇を無理に奪って早々に上の服を脱がされる

▽ 「や…ちょっと!」

♡ 「黙っといてくれるかな!」

▽ 「んッ、ッ手越ッ!」

なんてな

♡ 「うわっ!」

▽ 「俺がお前の力で負けるわけないだろ」

立場逆転、俺が上

♡ 「酷いっ…」


酷いのはどっちなんだ

まぁ、彼女を発狂させるまで我慢させていた俺も悪い

今までライブ前は決まって部屋にこもってデザインを考えて、
ご飯を食べるのも別々で

でも俺が家事をおろそかにするとあいつは何もしないから
ヘルパー加藤が家に来て家事等色々なことをやってくれる

3人が揃うとやっぱりあいつも来る

そのまま4人で飲み会が始まると思うけど俺は参加出来ない

3人の楽しそうな笑い声を聞きながら一人部屋にこもる

ヘルパー加藤が気を利かせて美味しい料理を持ってきてくれる

それはすごく嬉しい

やっと2人でのんびりできるって思ったら
デザイナーさんから電話がかかってきてそのままのんびりタイムはお預けで


寂しい思いをさせて、発狂してしまったのか

これは俺の方が酷いや


▽ 「もう、これからは嫌という程かまってやるよ」


ごめんね、寂しい思いさせて

♡ 「ゃんッ…ぁッ」


久しぶりの君の匂いに包まれて、我慢できないかもしれない



♡ 「我慢できないかも…」

我慢できないのはこっちだ

今まで衣装デザインに逃げてて
性欲を抑えていた

そんな欲求が今、爆発する


♡ 「寂しかったッ…、ッ!ぁ」

▽ 「ごめん、」

♡ 「ソレダメとか…ッで、まっすーが他の女と話してると…テレビ割りたくなった」

▽ 「ご、ごめん…」

そんなになるまで寂しい思いをさせてしまったのか

優しいキスじゃ満足いかない手越は俺の手を引っ張って
自分の雄に当てた

♡ 「触って…」

手越のはもう硬く、大きくなっていた

▽ 「触る」

♡ 「んぁッ…、ぁッ」

ズボンの上からトントンっと亀頭らへんを突っついてあげると
可愛い声がすぐ漏れだす

▽ 「好き?ここ突っつかれるの」

♡ 「好き…だから…もっと触って…?」

手越、それはダメだよ

俺の方が制御できなくなるから


_______________


...............スズメが鳴いてる



結局激しく抱いてしまい、手越は飛んで気を失った
朝まで抱くなんて久しぶりだ


手越の髪をワシャワシャして頬に軽くキス


しばらく手越の寝顔を見てのんびりしていたけど

▽ 「あ、しまった衣装」

俺は起き上がり服に袖を通す


♡ 「まっす…行かないで…」


▽ 「手越…、でもやらないと」

♡ 「わかってる…間に合わないもんね…、でも…でもやだ…」


俺がドアの向こうで一人孤独だった時、手越も孤独だったんだ

でもごめんね、また寂しい思いをさせるかもしれないけど



♡ 「3日に1回抱けよ、ばか……」

手越は俺から手を離し、言った


▽ 「3日に3回抱くよ」


もう孤独じゃないよ
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