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~気づかれないように~

マステゴ ~旅行~

▽ side

メンバー全員で初めてプライベート旅行

部屋は綺麗好きな2人小山、俺と

散らかり放題する手越、加藤と分かれた

手越は
「やだ!まっすーと一緒の部屋がいい!」って駄々をこねて

加藤は
「小山さんの隣で寝たかったな…」なんて
小声で言っていた

そりゃそうだ

手越と俺は恋人同士で

小山と加藤も恋人同士だから

なんで手越と一緒の部屋にしなかったか、
それは夜になったら分かる




♡ 「まっすーまっすーまっすーー」

▽ 「うるせぇ」

隣で小山が寝ている


♡ 「夜這いしに来た」

▽ 「あ、そう…」


手越は俺に馬乗りになって
ほっぺをつっついてくる

▽ 「バレてもいいの?」

そんな事を言って、俺は手越の腕を引っ張り
反転させる

上下逆転した状態でキスをした

♡ 「シよ?」



□ side

あー、バカップルが

隣でイチャつきやがって


♡ 「あッ…、ッ、ぅ…!」

あー、聞きたくない

シゲのところ行きたい。

こんな、こんな空間苦痛すぎる


□ 「よそでやってくれ…」

旅館の布団はふわふわしていて
耳栓になりやしない


□ 「!!」

まっすーと目が合ってしまった

気まずくね?

□ 「は?」

まっすーは、ふっ…っと笑う

俺が見ているのに、見つかっているのに

平気な顔

見せつけやがって

♡ 「あッ…、まっすーっ、どこ見てんのッ」

やばいやばい、バレちゃう

▽ 「ふふっ」

俺が気を使って動かないように、起きてるってバレないようにしているのに。

俺だって………





___________________


▽ side

♡ 「ぅあッ…、ハァ、あれ、慶ちゃんは?」

▽ 「我慢できなかったみたいだね」

布団は冷たく、
だいぶ前に出ていったことが分かる




▽ 「一緒に寝ようか」

きっと今戻ったらだめだ
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