神様、自分、迷い犬の世界なんて求めてませんっ!
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おっとっと()、衝撃のあまり説明を忘れていた。
ええと、今私を覗き込んでいるイケメン(cv宮野真守様←だと思われる)は、確か文豪ストレイドッグスという作品の太宰治とかいうキャラです、多分。
我が友旭姫が毎日語っていたので割とメインキャラは覚えてるんだよなぁ……などと思考を巡らせているうちに、私はあることに気づいた。
私、この作品詳しくないんですけど!?
そりゃ我が友袁傪 ーーあっ、じゃなくて旭姫が語ってるの聞いてキャラデザくらいは見ましたし知ってますよ?けどストーリーとか無知すぎてヤバいですよ??これからどーしろって言うんですか神様ぁぁぁぁぁ!!!!
と、一通り脳内で騒ぎ散らかしたところで、私は現実に立ち返る。
どれだけ叫んだところでこの世界に来たという事実が変わるわけではない。とすれば、今この瞬間、メインキャラに会えた奇跡に感謝し、そして甘んじ、この世界で生きていくしかない。
えーつまりは、こういうことだ。
このイケメン包帯男についていく!!これ一択!!!
そうと決まれば善は磯辺揚げ!(✕磯辺揚げ→○急げ)このイケメンに話しかけるっっ!
「あっあのー、ワタクシ路頭に迷っておりましてぇ〜、もしよければお助けいただけませんかっ?」
いきなり私が大声を出したことに驚いたのか、太宰さん(もう面倒だしそう呼ぼ)は少しキョトンとした。区 っっ(区?)、イケメンはキョトン顔もイケてんのかよ〜!!!
「うーん、面倒事を持って帰ると国木田くんに怒られそうだなぁ。けど本当に路頭に迷っているようだし、見捨てると言うのも……」
「お願いします拾ってくださいっっ!!!」
焦りまくった私はザッとスライディング土下座をかました。もうとにかくこの素晴らしいチャンス を逃すまいと必死なのだ。
太宰さんはまたもや「うーん」と苦笑いするも、しばらくして意地悪そうな笑みを浮かべた。
「よしっ、分かった。この麗しき美男子が君を拾ってしんぜよう!」
「マジですかっっ!」
喜びのあまり満面の笑みになる。自分で自分を「麗しき美男子」と言っているのはまぁキニシナイキニシナイ。
「ああ勿論。君を拾えば人助けという仕事をしたことになり国木田くんにも言い訳できr、じゃなく困った人を助ければ心が晴れ晴れするからね」
oh……。今この包帯様、すごい爆弾発言をかましやがりましたね。確か国木田くんっつーのは髪が長い男の人だよな?手帳持ってる……。で、確かこの包帯男はそいつの相棒でからかってばかり、だったっけ?旭姫のおかげで割と知識ついてるな私……。まあ良いか拾ってもらえるんだし……。
「では、その身を助けた対価に、少し私に協力してもらえるかな?」
「ほぁっ??」
ぼーっとしていたせいで、変な声が出てしまった。くっそ死にてぇ。こんなイケメンの前で何抜かしとんじゃワレェ!!()……というか、対価?え、何?怖……。
不安で顔が引き締まっていたのだろう。太宰さんは大丈夫だよと微笑みかけてきた。その言葉にホッと息をつく。
しかし、次の言葉に、再び顔が引きつった。
「虎探しを手伝ってほしいんだ」
ええと、今私を覗き込んでいるイケメン(cv宮野真守様←だと思われる)は、確か文豪ストレイドッグスという作品の太宰治とかいうキャラです、多分。
我が友旭姫が毎日語っていたので割とメインキャラは覚えてるんだよなぁ……などと思考を巡らせているうちに、私はあることに気づいた。
私、この作品詳しくないんですけど!?
そりゃ我が友
と、一通り脳内で騒ぎ散らかしたところで、私は現実に立ち返る。
どれだけ叫んだところでこの世界に来たという事実が変わるわけではない。とすれば、今この瞬間、メインキャラに会えた奇跡に感謝し、そして甘んじ、この世界で生きていくしかない。
えーつまりは、こういうことだ。
このイケメン包帯男についていく!!これ一択!!!
そうと決まれば善は磯辺揚げ!(✕磯辺揚げ→○急げ)このイケメンに話しかけるっっ!
「あっあのー、ワタクシ路頭に迷っておりましてぇ〜、もしよければお助けいただけませんかっ?」
いきなり私が大声を出したことに驚いたのか、太宰さん(もう面倒だしそう呼ぼ)は少しキョトンとした。
「うーん、面倒事を持って帰ると国木田くんに怒られそうだなぁ。けど本当に路頭に迷っているようだし、見捨てると言うのも……」
「お願いします拾ってくださいっっ!!!」
焦りまくった私はザッとスライディング土下座をかました。もうとにかくこの
太宰さんはまたもや「うーん」と苦笑いするも、しばらくして意地悪そうな笑みを浮かべた。
「よしっ、分かった。この麗しき美男子が君を拾ってしんぜよう!」
「マジですかっっ!」
喜びのあまり満面の笑みになる。自分で自分を「麗しき美男子」と言っているのはまぁキニシナイキニシナイ。
「ああ勿論。君を拾えば人助けという仕事をしたことになり国木田くんにも言い訳できr、じゃなく困った人を助ければ心が晴れ晴れするからね」
oh……。今この包帯様、すごい爆弾発言をかましやがりましたね。確か国木田くんっつーのは髪が長い男の人だよな?手帳持ってる……。で、確かこの包帯男はそいつの相棒でからかってばかり、だったっけ?旭姫のおかげで割と知識ついてるな私……。まあ良いか拾ってもらえるんだし……。
「では、その身を助けた対価に、少し私に協力してもらえるかな?」
「ほぁっ??」
ぼーっとしていたせいで、変な声が出てしまった。くっそ死にてぇ。こんなイケメンの前で何抜かしとんじゃワレェ!!()……というか、対価?え、何?怖……。
不安で顔が引き締まっていたのだろう。太宰さんは大丈夫だよと微笑みかけてきた。その言葉にホッと息をつく。
しかし、次の言葉に、再び顔が引きつった。
「虎探しを手伝ってほしいんだ」