一年生と仲良くなりたいの段
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
それから、早雲のところには一年は組が寄ってくるようになった。
大層喜んだ早雲は、それはそれはとびきりに美味な団子を勘右衛門に贈った。
ちなみに、は組のしんべヱに教わった店である。
「勘右衛門、ありがとう。三郎も。委員会で味わってくれ」
庄左エ門もいるからと学級委員長委員会宛にお土産も包んだ。
美味しいね、と楽しげな一年生を眺めながら、五年生の二人はまったくと息を吐いた。
「これにて一件落着だ」
「毎年飽きないよな、早雲は」
そして早雲は、団蔵に背中を押され、い組の左吉のことも訪ねた。
初めは驚いていたが、少し言葉を交わすうちに、本心を教えてくれる。
「安藤先生からお伺いしていて……前からお話ししてみたかったんです」
「くっ……!!」
「早雲先輩?」
「良い子だな、左吉。団蔵も……」
早雲はまたも、涙を流した。
いきなり頭を撫でてきた先輩に左吉と団蔵は一瞬固まったが、あまりにも早雲が幸せそうな雰囲気をしていたため、優しい手を受け入れることにした。
「文次郎先輩、ありがとうございます。俺は、幸せ者です」
「おう」
再び、会計委員会の教室にて文次郎と対面した早雲は、礼を告げた。
真剣な瞳は変わらないが、帯びている雰囲気はどこか甘ったるい。
(これのどこが怖いんだか)
「……先輩? 俺の顔に何かついてますか」
「ああ。眉と目と鼻と口が」
「……冗談は止してください」
「たまにはいいだろ、俺が冗談を言っても」
「もう……では、失礼しますね」
つん、とそっぽを向いて部屋を出て行く早雲は、髪の毛の長さもあってかまるで仙蔵のようだった。
「お前が冗談を言うとは。明日は雨かな」
「急に出てくるな、バカタレ」
まさに思った通りの人物が現れたので、文次郎は溜息を吐いた。
仙蔵はくすりと笑った後、悪戯っぽく口を開く。
「私は当てられるぞ、お前が今思ったことを」
「……なら、言ってもらおうじゃねえか」
「来年は、早雲から一年生について相談されることはない。少し寂しいな。……そう思ったんじゃないか?」
「ふん……いいだろ、毎年あることが当たり前じゃないと思うのは。俺達はそういう学年なんだ」
「そうだな。では、後輩を可愛がりに行くとするか」
「おう。今日はとびきりギンギンに鍛えてやる」
この後、文次郎だけでなく仙蔵にもみっちり絞られたが、何も心当たりがなく。
爆風とギンギンを浴びながら、何故だと首を傾げる早雲なのであった。
大層喜んだ早雲は、それはそれはとびきりに美味な団子を勘右衛門に贈った。
ちなみに、は組のしんべヱに教わった店である。
「勘右衛門、ありがとう。三郎も。委員会で味わってくれ」
庄左エ門もいるからと学級委員長委員会宛にお土産も包んだ。
美味しいね、と楽しげな一年生を眺めながら、五年生の二人はまったくと息を吐いた。
「これにて一件落着だ」
「毎年飽きないよな、早雲は」
そして早雲は、団蔵に背中を押され、い組の左吉のことも訪ねた。
初めは驚いていたが、少し言葉を交わすうちに、本心を教えてくれる。
「安藤先生からお伺いしていて……前からお話ししてみたかったんです」
「くっ……!!」
「早雲先輩?」
「良い子だな、左吉。団蔵も……」
早雲はまたも、涙を流した。
いきなり頭を撫でてきた先輩に左吉と団蔵は一瞬固まったが、あまりにも早雲が幸せそうな雰囲気をしていたため、優しい手を受け入れることにした。
「文次郎先輩、ありがとうございます。俺は、幸せ者です」
「おう」
再び、会計委員会の教室にて文次郎と対面した早雲は、礼を告げた。
真剣な瞳は変わらないが、帯びている雰囲気はどこか甘ったるい。
(これのどこが怖いんだか)
「……先輩? 俺の顔に何かついてますか」
「ああ。眉と目と鼻と口が」
「……冗談は止してください」
「たまにはいいだろ、俺が冗談を言っても」
「もう……では、失礼しますね」
つん、とそっぽを向いて部屋を出て行く早雲は、髪の毛の長さもあってかまるで仙蔵のようだった。
「お前が冗談を言うとは。明日は雨かな」
「急に出てくるな、バカタレ」
まさに思った通りの人物が現れたので、文次郎は溜息を吐いた。
仙蔵はくすりと笑った後、悪戯っぽく口を開く。
「私は当てられるぞ、お前が今思ったことを」
「……なら、言ってもらおうじゃねえか」
「来年は、早雲から一年生について相談されることはない。少し寂しいな。……そう思ったんじゃないか?」
「ふん……いいだろ、毎年あることが当たり前じゃないと思うのは。俺達はそういう学年なんだ」
「そうだな。では、後輩を可愛がりに行くとするか」
「おう。今日はとびきりギンギンに鍛えてやる」
この後、文次郎だけでなく仙蔵にもみっちり絞られたが、何も心当たりがなく。
爆風とギンギンを浴びながら、何故だと首を傾げる早雲なのであった。