マックス「聞いたぞ、レイン。フィン君、犯罪組織に捕まりそうになったってな」

レイン「ああ・・・幸い、いつもの面子で行動していたから拉致されるなんて最悪の事態は免れたが・・・」

マックス「マッシュ君達に感謝だな」

レイン「本当にアイツらには感謝してもしきれねぇ。フィンに何かあれば俺は・・・」

マックス「たとえ連れて行かれても絶対に助けに行く、だろ？お兄ちゃん？」

レイン「当然だ。だが、どうしたってフィンが一人になる状況は出来るだろう。そこを突かれたらかなり不味い」

マックス「だなぁ。フィン君は白魔導士だから攻撃手段がないし防御魔法をいくつか覚えた方がいいかもな」

レイン「だが万が一に備えてオートで発動する防犯用の魔法道具も持たせる」

マックス「杖が手から離れたり口を塞がれたりしたら呪文が唱えられないもんな」

レイン「この他にもオートで反撃する魔法アイテムを身に着けさせる。俺の魔力を込めてパルチザンが展開されるようにする」

マックス「おお、凄いな！」

レイン「更に地割れを起こしてマグマを噴火させ」

マックス「ん？」

レイン「天から無数のレーザービームが降り注ぎ」

マックス「急に小学生みたいな発想になったな」

レイン「凶悪な闇魔法の風が吹き荒みながら煉獄の炎を振り撒き」

マックス「中二病要素も入って来たな」

レイン「フィンに触れようとしたら粒子レベルで分解される結界が展開され」

マックス「そっちが一番凶悪だろ」

レイン「ドット・バレットの爆発魔法にも劣らぬ大小様々な爆発を無数に起こしつつ最後に岩石の雨を降らせて全てを土に還す」

マックス「あまりの大暴走にフィン君泣いちゃうだろ！！」