クリスタルラジオ

ティーダ「捨てる神があるなら拾う神あり」

ジタン「ラジオを始める俺たちがいるならラジオを聴くリスナーあり」

スコール「第4回」

エース「クリスタルラジオの始まりだ」

クラウド「・・・なんだ?この微妙な導入」

ジタン「敢えてテンション低めのスコールやエースを最後に持ってくる事で新しい演出を試みてみたんだ。どうだ?」

クラウド「ドヤ顔で聞かれても知らねーよとしか言えねーよ」

ティーダ「導入へのツッコミはこの辺にして早速最初のコーナー入るッス!『妄想するだけならタダ!俺達の明日はどんな明日?』」


ドンドンパフパフ!!


ティーダ「夏はまだまだ楽しみが盛りだくさんだよな!」

ジタン「夏祭りに虫捕り、キャンプや肝試し、夏はやりたい事が沢山あって困るよな〜」

スコール「宿題もあるしな」

ティーダ&ジタン「「聞こえませーん」」

エース「宿題と言えば一番難航するのが自由研究と自由工作だな」

ティーダ「魔導院でも夏休みの宿題とか出るのか?」

エース「出るぞ。自由研究はモンスター・戦略・魔法の三つの中から選ぶんだ」

クラウド「流石アギト育成学校」

エース「自由工作は潜入・破壊・スパイなどの活動を行い、その結果をレポートにまとめるんだ」

クラウド「工作ってそっちの工作!!?」

エース「ただ難易度が高いのと承諾を得られないのが殆どだから大抵は工作作戦の提案レポートを書いて提出する感じだな」

クラウド「でなきゃ困るわ!!」

スコール「エースたち0組は提案レポートを書く選択権利はあったのか?」

エース「なかった。自由工作の活動を終えた後に知らされた」

スコール「誰に?」

エース「軍令部長だ」

ティーダ「あっ(お察し)」

ジタン「大変だったな。後でクラウドがアイス奢ってくれるからさ」

クラウド「何で俺なんだよ。まぁ今回ばかりは良いが」

エース「じゃあハーゲンラッシュでいいか?13個でいいんだ」

クラウド「カリカリくんの箱売りで我慢しろ!」

ジタン「SeeDは夏休みの自由研究とか工作とかねーの?」

スコール「幼年部にはある。それより上は普通の課題だけだ」

ティーダ「スコールは幼年部の時にどんなのやったンスか?」

スコール「自由研究はカードの基本戦略と初心者にお勧めのデッキ構築の仕方をレポートにして、自由工作の方は紙粘土を紙皿の上に置いて『豆腐』として提出した」

クラウド「前半と後半の温度差が激しすぎて風邪引くわ!つか、自由工作がびっくりする程手抜きだろ!!」

スコール「知らないのか?ボ〇ボボであったネタだぞ」

クラウド「知らねーやつは知らねーよ!!」

ティーダ「つーか先生に怒られたりしなかったンスか?」

スコール「真面目にやれと言われたから仕方なく長方形の紙粘土を正方形に切って提出した」

クラウド「アンタにしては珍しく悪足掻きしたな」

スコール「ボ〇ボボが教えてくれた事を守りたかっただけだ」

クラウド「何だその謎の使命感!?」

ジタン「憂鬱な夏休みの宿題の話なんてその辺にして次に行こうぜ。そんな訳で『今日のクリスタル横丁』!」


ドンドンパフパフ!!


ティーダ「今週はクリスタル公園でドラマのロケあったよな〜」

ジタン「人気恋愛ドラマ『フランスパンダッシュ』だろ?まさかクリスタル横丁に来るなんて思わなかったよな」

クラウド「何だその恋愛要素の欠片もなさそうなタイトルは」

スコール「一見恋愛要素が皆無に見えるがその実はフランスパンを加えて走ってた女子高生が町の角でとある男とぶつかってそこからドタバタの恋愛劇が始まるんだ」

クラウド「シチュエーション古っ!!つかアンタファンか!!?」

エース「本物の芸能人を間近に見れて感動したな」

ジタン「ヒロインの女優可愛かったよな〜!フランスパンの扱い方もよく出来ててさ!」

クラウド「後半の褒めポイントが謎過ぎるんだが」

ティーダ「いやいや、モブのおっさんも中々良く演技出来てたッスよ。よく街中ですれ違うくたびれたサラリーマンそのまんまだったじゃないッスか」

クラウド「随分マニアックな点に注目してんだな」

スコール「俺はプロの生演技が見れた事が何よりの収穫だったな。いつか変装して潜入する時の参考になる」

エース「僕も同じ事を思った」

クラウド「そこ、工作談義するな。その話はとっくに終わってんだよ」

ティーダ「クラウドは何か感動するもんとかなかったンスか?」

クラウド「ドラマとかあまり興味ないね」

ジタン「でも確かティファがこのドラマ好きじゃなかったか?」

クラウド「何っ!?」

ティーダ「確かしばらくフランスパンにハマってたとかってユウナに話してたの聞いたな」

クラウド「後でチャンネルを教えてくれ。それからリバイバル放送の日も教えてくれると助かる」

エース「ティファの事になると途端にこれだな」

ジタン「それがクラウドだからな」

クラウド「何とでも言え」

スコール「チョコボ頭」

ジタン「THE チョコボ頭」

ティーダ「YES チョコボ頭」

エース「BAD チョコボ頭」

クラウド「口揃えてチョコボ頭言ってんじゃねーよ!!エースに至ってはBADって何だBADって!!」

ティーダ「そんなこんなで最後はハガキコーナー!」

エース「今度はスコールが引く番だ」


スコール(当番制なのか?)


ゴソゴソ


スコール「ラジオネーム・・・なぁ、これは読み上げるべきか?」

ティーダ「ん?」

ジタン「あっ(察し)」

エース「あ・・・(察し)」

クラウド「・・・上手い事ぼやかして読み上げてやるんだ」

スコール「分かった。改めてラジオネーム・数字の9番さんだ」


クラウド(ナインの奴、ラジオネーム分かってなくて本名そのままで投稿してきたな)

エース(後でナインに言ってやらないとな)


スコール「『初めてとうこうするぜ。ネタをていきょーしたらモーグリのキーホルダーもらえるんだよな?だったらオレからはゲストをよぶコーナーをてーあんするぜ!よろしくな!』だそうだ」

クラウド「誰かがいらん事吹き込んだのか本人が勘違いしてるのか・・・」

エース「多分本人が勘違いしてるんだと思う」

ジタン「視聴者のみんな、別にネタ提供しなくてもハガキ投稿して選ばれたらモーグリのキーホルダープレゼントするからな」

ティーダ「だから気負わなくて大丈夫ッスよ」

スコール「だがゲストを呼ぶコーナーというのも悪くないな」

エース「9番にしては珍しく冴えた提案だ。ネタが枯渇した時に使おう」

クラウド「ネタの枯渇とか言うな」

ティーダ「そんじゃ次のハガキいってみよー!」


ゴソゴソ


スコール「・・・間違えた、引き直す」


クラウド(ラグナの投稿ハガキ引いてたな)


ゴソゴソ


スコール「ラジオネーム・オニイサンからだ」


クラウド(オニイサン、オニイサン・・・ああ、アニキか)


スコール「『ハジメテ トウコウスル。オレハ バニラアイスガ スキ。オマエタチハ ナニガ スキ?』だそうだ」

ティーダ「俺はやっぱソーダ味のアイスだな〜。ラムネも外せないッスね!」

ジタン「俺、こう見えてもカフェオレ味とかが大好物なんだ」

クラウド「コーラ味じゃないのか?」

ジタン「コーラ味も好きだけどどっちかつったらカフェオレ味だな。クラウドは?」

クラウド「普通にバニラかチョコだな。味の冒険はあまりしない」

エース「バナナ味のアイスとかおススメだぞ?僕は大好きだ」

クラウド「今度見かけたら試しに食べてみるよ」

エース「スコールは何の味が好きなんだ?抹茶とかあずきとかか?」

スコール「もれなくチョイスが渋いのは何なんだ・・・俺はよっぽどの味でなければ拘りはない方だ」

ティーダ「じゃあ今度アイス買ってくる時スコールはもれなく抹茶で統一な!」

スコール「どうしてそうなる・・・」

ティーダ「だって拘りないって言うし考えるのめんどくせーし」

スコール「訂正だ、拘りはないがだからといって毎回同じ物を頼んだりはしない」

ジタン「じゃあ抹茶・あずきで交互に買ってきてーーー」

クラウド「その辺にしろ。スコールがエンドオブハート使う気だぞ」

ティーダ「はいではお時間となりました!ハガキを送ってくれた数字の9番さんとオニイサンには『膝を抱えるモーグリ』のキーホルダーをプレゼントします!」

エース「来週もまたこのラジオで会おう」

ジタン「またな!」





収録後


エース「もしもし?ナインか?・・・いやモーグリのキーホルダーは会社から発送されるから僕が持って帰る事はない。それからこういうのの投稿は本名じゃなくて偽名を使うんだ、分かったか?・・・ん?醤油と卵?・・・そうか、クイーンが言ってたんだな。分かった、買ってくる。ああ、じゃあな」


クラウド(兄妹も色々だな)



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