からっぽ島日記
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夜ーーからっぽ島ーー
???「アニキ、誰もいやせんぜ」
???「よっしゃ、なら侵入開始だ!」
???「物作りが溢れた世の中」
???「物作りに目覚めた人々」
???「でも、全ての人間がそうと言う訳じゃぁねぇ」
???「中には俺たち兄弟みたいなやつもいる」
???「お宝と聞けばどこへでも盗みに行く!泥棒兄弟の弟・ブドリー!」
???「そして兄のヌスリー!」
二人「見参!」
ヌスリー「このからっぽ島には沢山のお宝が溢れていると聞いたが」
ブドリー「それらは全て双子のビルダー兄妹が作り出しているとかなんとか」
ヌスリー「お宝を盗むのもいいが」
ブドリー「兄妹を誘拐して物を作らせる方が手っ取り早いというもの」
ヌスリー「早速双子の兄妹を探すぞ!」
ブドリー「アイアイサー!」
そして緑の開拓地
ブドリー「み、見ろよアニキ!沢山の野菜や果物がこんなに・・・!」
ヌスリー「お、おう・・・!ちぃとばかし、腹拵えにイチゴを―――」
キラーパンサー「ガウッ」
二人「き、キラーパンサーだーーー!!!!」
ドドドドドッ!!(近くの建物に隠れる)
ブドリー「ななななななんで凶暴なキラーパンサーがこの島に!!?」
ヌスリー「あ、あれもビルダー兄妹が生み出したってのか!?」
ブドリー「でも生物を生み出すなんていくらなんでもお宝を生み出すビルダーには―――」
ヒース「誰かいるのですか!」
二人「!!」
ヒース「おかしいな、確かにこっちから・・・」
ポンペ「どーしたんスか?ヒースさん」
ヒース「いえ、さっき誰かが騒ぐような声が聞こえたのですが」
ポンペ「ドルトンさんのイビキじゃないスか?あの人、下の階にいるってのにイビキとか上まで聞こえるし」
ヒース「だといいのですが」
ヌスリー「な、なんとかやり過ごせたみたいだな」
ブドリー「さっさとビルダー兄妹を見つけてズラかろうぜ、アニキ」
ヌスリー「おうよ。3階はさっきの二人の部屋しかなさそうだし、2階を一応見てみるぞ」
ブドリー「2階は・・・一部屋しかないみたいだぜ」
ヌスリー「だなぁ、ハズレだ。多分さっきあの二人が言ってたドルトンってやつがいるだけだろうな」
ドルトン「ルルル〜♩」
ブドリー「おお、かなりの美声!」
ヌスリー「男でこの美声は凄いな。ちょっと顔見てみるか」
ブドリー「見ようぜ見ようぜ」
そ〜・・・
ドルトン「ルルル〜♩」(バニースーツ着て鼻歌歌ってる)
二人「おぎゃあーーーーーー!!!」
ドルトン「うわあーーーーーー!!!」
二人「変態だーーーー!!!」
ドドドドドッ!(泥棒兄弟が建物から出て行く)
ポンペ「どーしたんスかドルトンさん・・・って、うぎゃあぁ!!?」
ヒース「ドルトンさん、その格好は・・・」
ドルトン「こここここれには訳が・・・!!そ、それより怪しい奴らがいたぞ!」
ヒース「今私達の目の前にいます」
ドルトン「吾輩じゃなくて!!」
赤の開拓地
ヌスリー「な、なんとか逃げてこれたな」
ブドリー「アニキ〜!俺、俺目が腐りそう・・・」
ヌスリー「忘れるんだブドリー!それより本物のバニーガールを見てこようぜ。なんでもこのからっぽ島には最高のバニーガールがいるって話だ」
ブドリー「さっきのおっさんじゃなくて?」
ヌスリー「バカ、ちゃんとしたバニーガールだ。でも建物がいっぱいでどこに―――」
ペロ「よく似合ってるわ!チャコ!」
チャコ「そ、そうですか?」
ペロ「そうよ!これで今度、二人でハッスルダンスの練習をしましょう?」
チャコ「ははははハッスルダンス・・・!む、無理ですよ〜!私には出来ません!」
ペロ「そんな事ないわよ。私が手取り足取り教えてあ・げ・る!バニーガールって楽しいんだから!」
チャコ「ひ、ひぇ〜!」
ヌスリー「聞いたか?ブドリー」
ブドリー「へい、アニキ!どうやらこの建物にバニーガールがいるみたいですぜ!しかも二人!」
ヌスリー「ちょっと顔見てこようぜ。良ければこの二人もつれて行くぞ」
そして建物内
ヌスリー「確かこの部屋だったか?」
ブドリー「中途半端な部屋にいたから分からねぇなぁ。でも多分ここだったと思うぜ、アニキ」
ヌスリー「じゃあ試しに覗いてみるか」
そ〜っ
オンバ「あら、誰かしら?」
二人「オギャアーーーーーーー!!!妖怪バニーオバハン!!!」
オンバ「まぁ失礼ね!ていうか貴方たち誰よ!!?」
ヌスリー「に、逃げろ!」
ブドリー「あぁ!待ってくれよアニキ!!」
オンバ「誰か来てちょうだい!」
ペロ「どうしたのオンバさん!?」(←隣の部屋だった)
オンバ「怪しい奴らが部屋を覗いて来たの!変態よ!」
ペロ「なんですって!?」
チャコ「うきゃーーー!!!い、今すぐアネッサさんたちに知らせましょう!!」
そして、青の開拓地
ヌスリー「な、なんとか・・・逃げてこれたな」
ブドリー「アニキ〜もう帰ろうぜ〜。この島化け物しかいねーよ〜」
ヌスリー「バカヤロウ!ここで諦めたら泥棒兄弟の名が廃るだろ!今度は慎重にビルダー兄妹を探してだな―――」
アネッサ「誰かいるのか!」
ヌスリー「マズイ!ブドリー、猫の真似だ!」
ブドリー「にゃーお」
アネッサ「なんだ、猫か」
ヌスリー「ふぅ、やり過ごせたか。お前の鳴き真似は相変わらず上手いな」
ブドリー「このくらい朝飯前だぜ」
ヌスリー「よし、そんじゃぁ城に侵入するぞ。お宝とビルダー兄妹を盗んでトンズラだ!」
ブドリー「ら、ラジャー!」
城内
ブドリー「随分立派な城だな〜」
ヌスリー「これもビルダー兄妹が建てたんだろうよ。これは俺たちのアジト作りも期待出来るな」
アネッサ「ここはこういう造りにして―――」
ゼセル「だったらこれを置くのはどうですか?」
ヌスリー「お?さっきの女の声が聞こえるな」
ブドリー「宝物庫の話だったらいいのになぁ」
ヌスリー「もしかしたら城内の地図を広げてるかもしれねぇ。ちょっくら覗いてみるぞ」
そ〜・・・
アネッサ「素晴らしいぞ、ゼセル!ならばここはこうして、ここはこうしよう」
ゼセル「わ〜!アネッサさんの案も素敵です!ここの作り方は明日エルフィさんに聞いてみましょう」
ヌスリー「なんじゃありゃ」
ブドリー「子供の落書きじゃないですかね」
アネッサ「誰の設計図が子供の落書きだと?」(←地獄耳)
ブドリー「ひぇっ!」
ヌスリー「バレた!!」
アネッサ「貴様ら何者だ!」
ヌスリー「逃げるぞ!!」
ブドリー「へ、へい!」
アネッサ「逃すか!ゼセル、城内に緊急警戒態勢を引け!私はあの二人を追いかける」
ゼセル「はい!」
城の物置
ブドリー「あ、危なかったぁ」
ヌスリー「あの女たちの服、よく見たらムーンブルクの兵士の服だったぞ」
ブドリー「ええっ!?あのハーゴン教団と永遠の戦争を義務付けられてたムーンブルクの!?」
ヌスリー「間違いねぇ。こりゃ部が悪いな。ビルダー兄妹誘拐計画の難易度が上がったぞ」
アネッサ「ほう、あの二人の誘拐を計画していたのか」
ブドリー「ひえっ!!」
ヌスリー「いつの間に!?」
アネッサ「不届き者共が!成敗してくれる!」
ヌスリー「に、逃げろぉ!!」
アネッサ「待て!!」
エルフィ「あともうちょっと〜」
シドー「ダメだ」(←エルフィの手を引いてる)
エルフィ「せめて床だけ、床だけでも」
シドー「いい加減にしろ。そう言ってこの間、建築中に寝落ちして怪我しそうになっただろ。しっかり睡眠を取ってケンコー的な生活が出来ないならしばらく物作りを禁止にするぞ」
エルフィ「は〜い」
ブドリー「アニキ!向こうからガキが二人・・・!」
ヌスリー「あぁ!?そんなのほっとけ・・・あ、アレは!!」
シドー「あ?誰だテメーら。見ねぇ顔だな」
ヌスリー「あの女の方が持ってるハンマーはビルダーハンマー!間違いねぇ、ビルダー兄妹だ!」
ブドリー「えぇっ!?あのちんちくりんのガキが!?」
シドー「エルフィ、最近こんな奴ら連れてきてねぇよな?」
エルフィ「うん、こんな人達知らないよ」
アネッサ「シドー!エルフィ!気を付けろ!そいつらはアルフィとエルフィを誘拐しに来た誘拐犯だ!!」
シドー「なんだと?」
エルフィ「誘拐犯!?」
ブドリー「ど、どうするよアニキ!?」
ヌスリー「狼狽えるんじゃねぇ!たかがガキ二人だ!なんてこたぁねぇ!!」
ブドリー「で、でも!シドーっていうガキの方はなんかヤバそうな感じがするぜ!?」
シドー「誘拐犯だか愉快犯だか知らねぇがエルフィとアルフィは絶対に渡さねぇぞ。いいかエルフィ、絶対に俺の傍を離れるなよ!お前もアルフィも俺が必ず守るからな!」
エルフィ「うん!」
ブドリー「ああああアニキ、本当にやるんすか?勝てるんすか?」
ヌスリー「そ、そうだな・・・正面突破はマズイな。他に何か手は・・・」
ルル「図書館のお掃除してたら遅くなっちゃった。アルフィもエルフィもちゃんと戻ってるかしら」
ヌスリー「チャーンス!」
バッ!(ルルを人質に取る)
ルル「きゃっ!?」
エルフィ「ルル!」
シドー「ルル!!」
アネッサ「おのれ、ルルを人質に取るとは卑怯な!」
ヌスリー「ハッハッハッー!マヌケ共め!」
ブドリー「この女を返してほしかったらビルダー兄妹をこちらに寄越せ!」
ルル「何よ貴方たち、もしかしてエルフィたちを攫いに来たの!?シドー、アネッサ!私はいいから早くこんなチンケな奴等をやっつけて!」
ヌスリー「ええい!煩い小娘だ!」
チャキ(ナイフをルルの首元に当てる)
ルル「ひっ・・・!」
アネッサ「ルル!」
エルフィ「やめて!」
シドー「ルルに手を出すんじゃねぇ!!」
ヌスリー「ハッハッハッー!この小娘を無事に返してほしくばビルダー兄妹をーーー」
ゆらぁ・・・(背後にアルフィが現れる)
ゴツン!!!(ヌスリーの頭に思いっきりビルダーハンマーを振り下ろす)
ヌスリー「ゴフーーーッ!」
バタッ
ブドリー「アニキー!!!」」
アルフィ「ルルを虐める奴はだーれだ?」(←いつもの緩み顔だが目は笑ってない)
ルル「アルフィ!」
エルフィ「鬼いちゃん!!」
アネッサ「鬼いちゃんってなんだ」
ルル「アルフィ・・・!」
アルフィ「もう大丈夫だよ、ルル。ルルを傷付ける奴は俺が壊すから」
ブドリー「ひひぇえええええ!!すいませんでしたーーーーー!!」(ヌスリーを担いで逃げる)
アネッサ「待て貴様ら!」
ゼセル「追いかけましょう!」
タッタッタッ(アネッサとゼセルが二人を追いかける)
エルフィ「ルル!大丈夫!?」
ルル「こ、このくらい、別に・・・ひっく・・・うぇ〜ん!」
アルフィ「よしよし、もう大丈夫だよ、ルル」
シドー「すまねぇな、ルル。危ねぇ目に遭わせちまって」
ルル「いいの・・・シドーはエルフィたちを守るのが役目だから・・・ぐすんっ」
エルフィ「ミトさんにホットミルク作ってもらおう?それで今日は一緒のベッドで寝ようよ。ね?」
ルル「うん・・・うん。ありがとう、エルフィ」
シドー「今日は俺が寝ずの番をやるからお前たちは安心して寝ろ」
アルフィ「俺も寝ずの番をするよ」
シドー「でもお前、そのまま朝になったら物作り始めるだろ?作ってる最中に寝落ちするからダメだ」
アルフィ「じゃあ物作りはしない。我慢する。それでいいだろ?」
シドー「・・・約束だからな」
アルフィ「勿論!男と男の約束だ」
その頃、海の上では・・・
ブドリー「ふぅ、なんとか逃げられた」
ヌスリー「今度・・・リベンジ・・・するぞ・・・」
ブドリー「えぇ〜!?勘弁してくだせぇよアニキ〜」
ヌスリー「このまま終わる訳にゃいかねーだろ!それにあの鬼小僧に仕返ししたいしな!」
ブドリー「鬼小僧ってトラウマになってんじゃねーすかアニキ」
ヌスリー「うるせぇ!今後の俺たちの活躍に注目だぜベイベー!」
終わり
???「アニキ、誰もいやせんぜ」
???「よっしゃ、なら侵入開始だ!」
???「物作りが溢れた世の中」
???「物作りに目覚めた人々」
???「でも、全ての人間がそうと言う訳じゃぁねぇ」
???「中には俺たち兄弟みたいなやつもいる」
???「お宝と聞けばどこへでも盗みに行く!泥棒兄弟の弟・ブドリー!」
???「そして兄のヌスリー!」
二人「見参!」
ヌスリー「このからっぽ島には沢山のお宝が溢れていると聞いたが」
ブドリー「それらは全て双子のビルダー兄妹が作り出しているとかなんとか」
ヌスリー「お宝を盗むのもいいが」
ブドリー「兄妹を誘拐して物を作らせる方が手っ取り早いというもの」
ヌスリー「早速双子の兄妹を探すぞ!」
ブドリー「アイアイサー!」
そして緑の開拓地
ブドリー「み、見ろよアニキ!沢山の野菜や果物がこんなに・・・!」
ヌスリー「お、おう・・・!ちぃとばかし、腹拵えにイチゴを―――」
キラーパンサー「ガウッ」
二人「き、キラーパンサーだーーー!!!!」
ドドドドドッ!!(近くの建物に隠れる)
ブドリー「ななななななんで凶暴なキラーパンサーがこの島に!!?」
ヌスリー「あ、あれもビルダー兄妹が生み出したってのか!?」
ブドリー「でも生物を生み出すなんていくらなんでもお宝を生み出すビルダーには―――」
ヒース「誰かいるのですか!」
二人「!!」
ヒース「おかしいな、確かにこっちから・・・」
ポンペ「どーしたんスか?ヒースさん」
ヒース「いえ、さっき誰かが騒ぐような声が聞こえたのですが」
ポンペ「ドルトンさんのイビキじゃないスか?あの人、下の階にいるってのにイビキとか上まで聞こえるし」
ヒース「だといいのですが」
ヌスリー「な、なんとかやり過ごせたみたいだな」
ブドリー「さっさとビルダー兄妹を見つけてズラかろうぜ、アニキ」
ヌスリー「おうよ。3階はさっきの二人の部屋しかなさそうだし、2階を一応見てみるぞ」
ブドリー「2階は・・・一部屋しかないみたいだぜ」
ヌスリー「だなぁ、ハズレだ。多分さっきあの二人が言ってたドルトンってやつがいるだけだろうな」
ドルトン「ルルル〜♩」
ブドリー「おお、かなりの美声!」
ヌスリー「男でこの美声は凄いな。ちょっと顔見てみるか」
ブドリー「見ようぜ見ようぜ」
そ〜・・・
ドルトン「ルルル〜♩」(バニースーツ着て鼻歌歌ってる)
二人「おぎゃあーーーーーー!!!」
ドルトン「うわあーーーーーー!!!」
二人「変態だーーーー!!!」
ドドドドドッ!(泥棒兄弟が建物から出て行く)
ポンペ「どーしたんスかドルトンさん・・・って、うぎゃあぁ!!?」
ヒース「ドルトンさん、その格好は・・・」
ドルトン「こここここれには訳が・・・!!そ、それより怪しい奴らがいたぞ!」
ヒース「今私達の目の前にいます」
ドルトン「吾輩じゃなくて!!」
赤の開拓地
ヌスリー「な、なんとか逃げてこれたな」
ブドリー「アニキ〜!俺、俺目が腐りそう・・・」
ヌスリー「忘れるんだブドリー!それより本物のバニーガールを見てこようぜ。なんでもこのからっぽ島には最高のバニーガールがいるって話だ」
ブドリー「さっきのおっさんじゃなくて?」
ヌスリー「バカ、ちゃんとしたバニーガールだ。でも建物がいっぱいでどこに―――」
ペロ「よく似合ってるわ!チャコ!」
チャコ「そ、そうですか?」
ペロ「そうよ!これで今度、二人でハッスルダンスの練習をしましょう?」
チャコ「ははははハッスルダンス・・・!む、無理ですよ〜!私には出来ません!」
ペロ「そんな事ないわよ。私が手取り足取り教えてあ・げ・る!バニーガールって楽しいんだから!」
チャコ「ひ、ひぇ〜!」
ヌスリー「聞いたか?ブドリー」
ブドリー「へい、アニキ!どうやらこの建物にバニーガールがいるみたいですぜ!しかも二人!」
ヌスリー「ちょっと顔見てこようぜ。良ければこの二人もつれて行くぞ」
そして建物内
ヌスリー「確かこの部屋だったか?」
ブドリー「中途半端な部屋にいたから分からねぇなぁ。でも多分ここだったと思うぜ、アニキ」
ヌスリー「じゃあ試しに覗いてみるか」
そ〜っ
オンバ「あら、誰かしら?」
二人「オギャアーーーーーーー!!!妖怪バニーオバハン!!!」
オンバ「まぁ失礼ね!ていうか貴方たち誰よ!!?」
ヌスリー「に、逃げろ!」
ブドリー「あぁ!待ってくれよアニキ!!」
オンバ「誰か来てちょうだい!」
ペロ「どうしたのオンバさん!?」(←隣の部屋だった)
オンバ「怪しい奴らが部屋を覗いて来たの!変態よ!」
ペロ「なんですって!?」
チャコ「うきゃーーー!!!い、今すぐアネッサさんたちに知らせましょう!!」
そして、青の開拓地
ヌスリー「な、なんとか・・・逃げてこれたな」
ブドリー「アニキ〜もう帰ろうぜ〜。この島化け物しかいねーよ〜」
ヌスリー「バカヤロウ!ここで諦めたら泥棒兄弟の名が廃るだろ!今度は慎重にビルダー兄妹を探してだな―――」
アネッサ「誰かいるのか!」
ヌスリー「マズイ!ブドリー、猫の真似だ!」
ブドリー「にゃーお」
アネッサ「なんだ、猫か」
ヌスリー「ふぅ、やり過ごせたか。お前の鳴き真似は相変わらず上手いな」
ブドリー「このくらい朝飯前だぜ」
ヌスリー「よし、そんじゃぁ城に侵入するぞ。お宝とビルダー兄妹を盗んでトンズラだ!」
ブドリー「ら、ラジャー!」
城内
ブドリー「随分立派な城だな〜」
ヌスリー「これもビルダー兄妹が建てたんだろうよ。これは俺たちのアジト作りも期待出来るな」
アネッサ「ここはこういう造りにして―――」
ゼセル「だったらこれを置くのはどうですか?」
ヌスリー「お?さっきの女の声が聞こえるな」
ブドリー「宝物庫の話だったらいいのになぁ」
ヌスリー「もしかしたら城内の地図を広げてるかもしれねぇ。ちょっくら覗いてみるぞ」
そ〜・・・
アネッサ「素晴らしいぞ、ゼセル!ならばここはこうして、ここはこうしよう」
ゼセル「わ〜!アネッサさんの案も素敵です!ここの作り方は明日エルフィさんに聞いてみましょう」
ヌスリー「なんじゃありゃ」
ブドリー「子供の落書きじゃないですかね」
アネッサ「誰の設計図が子供の落書きだと?」(←地獄耳)
ブドリー「ひぇっ!」
ヌスリー「バレた!!」
アネッサ「貴様ら何者だ!」
ヌスリー「逃げるぞ!!」
ブドリー「へ、へい!」
アネッサ「逃すか!ゼセル、城内に緊急警戒態勢を引け!私はあの二人を追いかける」
ゼセル「はい!」
城の物置
ブドリー「あ、危なかったぁ」
ヌスリー「あの女たちの服、よく見たらムーンブルクの兵士の服だったぞ」
ブドリー「ええっ!?あのハーゴン教団と永遠の戦争を義務付けられてたムーンブルクの!?」
ヌスリー「間違いねぇ。こりゃ部が悪いな。ビルダー兄妹誘拐計画の難易度が上がったぞ」
アネッサ「ほう、あの二人の誘拐を計画していたのか」
ブドリー「ひえっ!!」
ヌスリー「いつの間に!?」
アネッサ「不届き者共が!成敗してくれる!」
ヌスリー「に、逃げろぉ!!」
アネッサ「待て!!」
エルフィ「あともうちょっと〜」
シドー「ダメだ」(←エルフィの手を引いてる)
エルフィ「せめて床だけ、床だけでも」
シドー「いい加減にしろ。そう言ってこの間、建築中に寝落ちして怪我しそうになっただろ。しっかり睡眠を取ってケンコー的な生活が出来ないならしばらく物作りを禁止にするぞ」
エルフィ「は〜い」
ブドリー「アニキ!向こうからガキが二人・・・!」
ヌスリー「あぁ!?そんなのほっとけ・・・あ、アレは!!」
シドー「あ?誰だテメーら。見ねぇ顔だな」
ヌスリー「あの女の方が持ってるハンマーはビルダーハンマー!間違いねぇ、ビルダー兄妹だ!」
ブドリー「えぇっ!?あのちんちくりんのガキが!?」
シドー「エルフィ、最近こんな奴ら連れてきてねぇよな?」
エルフィ「うん、こんな人達知らないよ」
アネッサ「シドー!エルフィ!気を付けろ!そいつらはアルフィとエルフィを誘拐しに来た誘拐犯だ!!」
シドー「なんだと?」
エルフィ「誘拐犯!?」
ブドリー「ど、どうするよアニキ!?」
ヌスリー「狼狽えるんじゃねぇ!たかがガキ二人だ!なんてこたぁねぇ!!」
ブドリー「で、でも!シドーっていうガキの方はなんかヤバそうな感じがするぜ!?」
シドー「誘拐犯だか愉快犯だか知らねぇがエルフィとアルフィは絶対に渡さねぇぞ。いいかエルフィ、絶対に俺の傍を離れるなよ!お前もアルフィも俺が必ず守るからな!」
エルフィ「うん!」
ブドリー「ああああアニキ、本当にやるんすか?勝てるんすか?」
ヌスリー「そ、そうだな・・・正面突破はマズイな。他に何か手は・・・」
ルル「図書館のお掃除してたら遅くなっちゃった。アルフィもエルフィもちゃんと戻ってるかしら」
ヌスリー「チャーンス!」
バッ!(ルルを人質に取る)
ルル「きゃっ!?」
エルフィ「ルル!」
シドー「ルル!!」
アネッサ「おのれ、ルルを人質に取るとは卑怯な!」
ヌスリー「ハッハッハッー!マヌケ共め!」
ブドリー「この女を返してほしかったらビルダー兄妹をこちらに寄越せ!」
ルル「何よ貴方たち、もしかしてエルフィたちを攫いに来たの!?シドー、アネッサ!私はいいから早くこんなチンケな奴等をやっつけて!」
ヌスリー「ええい!煩い小娘だ!」
チャキ(ナイフをルルの首元に当てる)
ルル「ひっ・・・!」
アネッサ「ルル!」
エルフィ「やめて!」
シドー「ルルに手を出すんじゃねぇ!!」
ヌスリー「ハッハッハッー!この小娘を無事に返してほしくばビルダー兄妹をーーー」
ゆらぁ・・・(背後にアルフィが現れる)
ゴツン!!!(ヌスリーの頭に思いっきりビルダーハンマーを振り下ろす)
ヌスリー「ゴフーーーッ!」
バタッ
ブドリー「アニキー!!!」」
アルフィ「ルルを虐める奴はだーれだ?」(←いつもの緩み顔だが目は笑ってない)
ルル「アルフィ!」
エルフィ「鬼いちゃん!!」
アネッサ「鬼いちゃんってなんだ」
ルル「アルフィ・・・!」
アルフィ「もう大丈夫だよ、ルル。ルルを傷付ける奴は俺が壊すから」
ブドリー「ひひぇえええええ!!すいませんでしたーーーーー!!」(ヌスリーを担いで逃げる)
アネッサ「待て貴様ら!」
ゼセル「追いかけましょう!」
タッタッタッ(アネッサとゼセルが二人を追いかける)
エルフィ「ルル!大丈夫!?」
ルル「こ、このくらい、別に・・・ひっく・・・うぇ〜ん!」
アルフィ「よしよし、もう大丈夫だよ、ルル」
シドー「すまねぇな、ルル。危ねぇ目に遭わせちまって」
ルル「いいの・・・シドーはエルフィたちを守るのが役目だから・・・ぐすんっ」
エルフィ「ミトさんにホットミルク作ってもらおう?それで今日は一緒のベッドで寝ようよ。ね?」
ルル「うん・・・うん。ありがとう、エルフィ」
シドー「今日は俺が寝ずの番をやるからお前たちは安心して寝ろ」
アルフィ「俺も寝ずの番をするよ」
シドー「でもお前、そのまま朝になったら物作り始めるだろ?作ってる最中に寝落ちするからダメだ」
アルフィ「じゃあ物作りはしない。我慢する。それでいいだろ?」
シドー「・・・約束だからな」
アルフィ「勿論!男と男の約束だ」
その頃、海の上では・・・
ブドリー「ふぅ、なんとか逃げられた」
ヌスリー「今度・・・リベンジ・・・するぞ・・・」
ブドリー「えぇ〜!?勘弁してくだせぇよアニキ〜」
ヌスリー「このまま終わる訳にゃいかねーだろ!それにあの鬼小僧に仕返ししたいしな!」
ブドリー「鬼小僧ってトラウマになってんじゃねーすかアニキ」
ヌスリー「うるせぇ!今後の俺たちの活躍に注目だぜベイベー!」
終わり
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