短編集

「なぁ」

「何だ?」

「3世世代は厄介なくらい強いのに何で4世代は弱いんだろうな?」

「そりゃ皇帝の違いだろ」

「そんなもんか?」

「そうだろ。3世様の時は、ハードなトレーニングを強いて来たぞ」

「成る程。で、4世はそうでもないってか?」

「そうだ。まぁ、今となっては3世様のやり方を取りこんで強くしてるみたいだが」

「それでも、そこそこ強い程度じゃねーか」

「やり方が悪いんじゃないか?」

「有り得るな」

「つか、隊員が雑魚すぎる時点でもう駄目だな」

「言えてるな。おやびんの話じゃ、3世世代の隊員たちは現代の隊長レベルだったってよ。まぁ、目じゃなかったらしいが」

「そのくらいないと世界なんて征服出来てねーよ」

「そうだけどよぉ、俺が戦ったラーメン野郎たちはすげー弱かったんだが」

「・・・まぁ、それでも昔は強かったんだ」

「ホントかよ。つか、モデル野郎はファッションショーしてるだけだったぞ」

「モーデルはモーデルで重要な役割をしてたんだよ」

「重要な役割?アイツが?」

「そうだ。3世様に相応しい服を考えて作ってたのはアイツなんだぞ」

「はっ!?そーなのか!!?」

「ああ、真説の時の服も多分アイツだ」

「・・・知らなかったな、そんなこと」

「意外だろ?」

「意外にも意外だ」



「破天荒さーん!ランバダさーん!ご飯ですよー!!」








「んー、今行く」

「もうそんな時間か」

「でもよぉ、皇帝が違うだけで部下の強さが違ってくるなんておもしれー話だよな」

「それだけ3世様が凄かったってことだ」

「今でも尊敬してんのか?」

「ああ、勿論だ」

「真説でお前たちを切り捨てたのにか?」

「あれは俺たち旧世代は弱いと3世様が判断したからだ。実際、3世様の新しい部下に俺たちは負けたからな。そこは認めるしかない」

「良く判ってんだな」

「上には上がいる。旧Bブロック隊長をやってた時からそう考えてた。何せ旧Aブロック隊長のハンペンの下だったからな、俺は」

「そうか。まぁ、そう考える方が賢いな」

「だろ?」

「それより、早く飯食いに行こうぜ」

「ああ」







END



→後書き





ただ二人に、3世世代と4世世代の違いを話して欲しかっただけです。
私的にはそうだと思うんですけどね~。

ま、人それぞれか。

それと、モーデルの件に関しては、私のただの推測ですので本気にしないように。
2/3ページ
スキ