ヒナコレ
「半田と!」
「カメ谷の!」
「「突撃!ロナルドの接客!!」」
「えー、今回はロナルドの接客態度がどれ程のものか半田と一緒に審査したいと思いまーす!」
「ウハハ!激辛で審査するぞ!」
「一緒にドーナツ食べ放題行こうつったじゃん!!」
「この企画が終わったらな」
「早速突入するぞ!」
カランカラン
「いらっしゃい、半田君、カメ谷君」
「ヌー」
「いらっしゃいま―――何だ、半田とロナルドの友人か。今日はどうしたんだ?」
「副隊長こそ何をしている?副業は禁止だぞ?」
「ち、違う!ドラルクの監視の延長だ!勿論給料も貰っていない!」
「代わりにお菓子は貰ってるけどね」
「ほう?」
「だ、だがそれは労働への対価ではなく、あくまでドラルクが作ったおやつを貰っているだけだ!」
「フッ、まぁいい。業務に支障がなければ多少は目を瞑ろう。だが給料には本当に気を付けろ。後々面倒だからな」
「分かっている。それよりお前は今日は何しに来たんだ?」
「知れたこと。ロナルドの接客態度を審査しに来てやったのだ!」
「えードラルクさん、ロナルドの普段の接客態度は如何なものですか?」
「もうなんていうか野蛮?これぞゴリラの接客って言うか~」
「嫌なお局かお前は!!客なんてまだ三人しか来てないだろ!!」
「ならば見せてみろ、ロナルド。貴様の接客術をなぁ!!」
「上等だ、見せてやらぁ!ロナルド様の接客術をなぁ!!」
シーン1・来店
カランカラン(半田とカメ谷が入店し直す)
「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ」
「『普通』だ」
「『普通』だな」
「は?何そのメモ?」
「採点表だよ」
「『花丸』『普通』『ヘド』の三段階評価だ!」
「最後のヘドは酷くね!?」
「ゴリラにはピッタリじゃないか」
スナァ!!
「ヌー!!」
シーン2・オーダー
「ご注文は如何なさいますか?」
「ブレンドコーヒー」
「俺も同じので」
「ブレンドコーヒー二つですね、かしこまりました」
「いや、やはりピーチジュースに変えてくれ」
「俺はオレンジジュースで」
「か、かしこまりました。ピーチとオレンジジュースですね」
「それからホットケーキをシロップマシマシでバター少なめで」
「チョコレートパフェのチョコソース控えめでトッピングはチョコチップでアイスはバニラじゃなくてイチゴで」
「ホットケーキシロップマシマシバター少なめ、チョコレートパフェのチョコソース控えめでトッピングチョコチップでアイスはバニラからイチゴにチェンジ・・・!」(←怒りで震えてる)
「いや待て。バターマシマシのチョコソーストッピングでバニラアイスを乗せてくれ。それからドリンクはピーチからホットココアにチェンジだ」
「オレンジやめてピーチジュースでチョコレートパフェ取り消しでフルーツサンデーホイップ乗せイチゴソースマシマシマンゴー抜きで宜しく」
「ンォオオオオオオ!!!」
「完全に遊ばれているな」
「揶揄うと面白いからね、あのゴリラ」
シーン3・トーク
「なぁロナルド、何か面白い話ないか?」
「え?あー・・・最近退治した変態吸血鬼の話でも聞くか?」
「はい失格ー」
「ウハハハ!バカめロナルドバカめー!」
「面白い話しろつったじゃんよー!」
「カメ谷君が求めたのは小洒落たトークの事だろ」
「そんなん出来る訳ないだろ!?こちとらゴリラ連呼されまくってるゴリラの国のプリンスゴリラなんだよ!!バナナの話でもすりゃ洒落てるか!?」
「何だ、自分の事を良く分かってるじゃないか」
スナァ!!
「ヌー!」
シーン4・一発芸
「これ接客と関係なくね!?」
「いいから一発芸をやってみろロナルドォ!!」
「カメラのスタンバイはいつでもOKだからな!」
「が、頑張れロナルド!」
「ヌンヌヌー!」
「一発芸!ヘイ!一発芸!」
「ぐっ・・・じ、事務所で飼ってるデメキンのモノマネ!グブブ、屁こいて寝たい!」
「・・・」
「・・・」
「・・・オイ」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「頼むから無言はやめて下さいお願いします!!」
総評
「えー、来店から始まり一発芸までの俺の評価は普通・普通・普通・ヘド!」
「俺は普通・ヘド・ヘド・ヘドだ!」
「総合評価!」
「ヘドだ!バカめ!!」
「うぇーん!花丸が一つもないよー!!」
「普通があるだけ二人共十分優しいと思うぞ。私だったらオールヘドにしてたからな」
スナァ!!
「ヌ~!!」
「でもまぁ、一生懸命客のリクエストに応えようとしてた所は花丸だよ」
「接客で大切なのは客の為にという気持ちだからな。そこは褒めてやろう」
「カメ谷、半田・・・!ありがとう。礼と言っちゃなんだが俺お手製のコーヒーとパンケーキを作ってやるよ。俺の奢りだ!」
「あーいや、それはいい。ドラルクさんのお手製で宜しく」
「右に同じく」
「そこは素直に受け取れよー!!」
「だって下手に作らせてカルピス鍋出されたら嫌だし」
「食べ物を粗末にしたら駄目だとお母さんも言っていたぞ、バカめ」
「クソ砂ゴラァ!カルピス鍋リークしやがったな!?」
「戒めだバカ造。味を直すのにどれだけ苦労したか分かってるのか」
「すいませんチクショウ!!」
「そんじゃま、今日はこの辺にするとしますか」
「ドーナツを食べるぞロナルドォ!準備をしろぉ!」
「お、おう!すぐ行くから待っててくれ!ドラ公、ジョン、ヒナイチ、後宜しくな!」
「ああ、行ってらっしゃい、ロナルド」
「ヌッヌヌッヌーイ!」
「食べ過ぎてポンポンを壊さないようにね、プリンスゴリラ」
「うるせぇクソ砂!!」
END
「カメ谷の!」
「「突撃!ロナルドの接客!!」」
「えー、今回はロナルドの接客態度がどれ程のものか半田と一緒に審査したいと思いまーす!」
「ウハハ!激辛で審査するぞ!」
「一緒にドーナツ食べ放題行こうつったじゃん!!」
「この企画が終わったらな」
「早速突入するぞ!」
カランカラン
「いらっしゃい、半田君、カメ谷君」
「ヌー」
「いらっしゃいま―――何だ、半田とロナルドの友人か。今日はどうしたんだ?」
「副隊長こそ何をしている?副業は禁止だぞ?」
「ち、違う!ドラルクの監視の延長だ!勿論給料も貰っていない!」
「代わりにお菓子は貰ってるけどね」
「ほう?」
「だ、だがそれは労働への対価ではなく、あくまでドラルクが作ったおやつを貰っているだけだ!」
「フッ、まぁいい。業務に支障がなければ多少は目を瞑ろう。だが給料には本当に気を付けろ。後々面倒だからな」
「分かっている。それよりお前は今日は何しに来たんだ?」
「知れたこと。ロナルドの接客態度を審査しに来てやったのだ!」
「えードラルクさん、ロナルドの普段の接客態度は如何なものですか?」
「もうなんていうか野蛮?これぞゴリラの接客って言うか~」
「嫌なお局かお前は!!客なんてまだ三人しか来てないだろ!!」
「ならば見せてみろ、ロナルド。貴様の接客術をなぁ!!」
「上等だ、見せてやらぁ!ロナルド様の接客術をなぁ!!」
シーン1・来店
カランカラン(半田とカメ谷が入店し直す)
「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ」
「『普通』だ」
「『普通』だな」
「は?何そのメモ?」
「採点表だよ」
「『花丸』『普通』『ヘド』の三段階評価だ!」
「最後のヘドは酷くね!?」
「ゴリラにはピッタリじゃないか」
スナァ!!
「ヌー!!」
シーン2・オーダー
「ご注文は如何なさいますか?」
「ブレンドコーヒー」
「俺も同じので」
「ブレンドコーヒー二つですね、かしこまりました」
「いや、やはりピーチジュースに変えてくれ」
「俺はオレンジジュースで」
「か、かしこまりました。ピーチとオレンジジュースですね」
「それからホットケーキをシロップマシマシでバター少なめで」
「チョコレートパフェのチョコソース控えめでトッピングはチョコチップでアイスはバニラじゃなくてイチゴで」
「ホットケーキシロップマシマシバター少なめ、チョコレートパフェのチョコソース控えめでトッピングチョコチップでアイスはバニラからイチゴにチェンジ・・・!」(←怒りで震えてる)
「いや待て。バターマシマシのチョコソーストッピングでバニラアイスを乗せてくれ。それからドリンクはピーチからホットココアにチェンジだ」
「オレンジやめてピーチジュースでチョコレートパフェ取り消しでフルーツサンデーホイップ乗せイチゴソースマシマシマンゴー抜きで宜しく」
「ンォオオオオオオ!!!」
「完全に遊ばれているな」
「揶揄うと面白いからね、あのゴリラ」
シーン3・トーク
「なぁロナルド、何か面白い話ないか?」
「え?あー・・・最近退治した変態吸血鬼の話でも聞くか?」
「はい失格ー」
「ウハハハ!バカめロナルドバカめー!」
「面白い話しろつったじゃんよー!」
「カメ谷君が求めたのは小洒落たトークの事だろ」
「そんなん出来る訳ないだろ!?こちとらゴリラ連呼されまくってるゴリラの国のプリンスゴリラなんだよ!!バナナの話でもすりゃ洒落てるか!?」
「何だ、自分の事を良く分かってるじゃないか」
スナァ!!
「ヌー!」
シーン4・一発芸
「これ接客と関係なくね!?」
「いいから一発芸をやってみろロナルドォ!!」
「カメラのスタンバイはいつでもOKだからな!」
「が、頑張れロナルド!」
「ヌンヌヌー!」
「一発芸!ヘイ!一発芸!」
「ぐっ・・・じ、事務所で飼ってるデメキンのモノマネ!グブブ、屁こいて寝たい!」
「・・・」
「・・・」
「・・・オイ」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「頼むから無言はやめて下さいお願いします!!」
総評
「えー、来店から始まり一発芸までの俺の評価は普通・普通・普通・ヘド!」
「俺は普通・ヘド・ヘド・ヘドだ!」
「総合評価!」
「ヘドだ!バカめ!!」
「うぇーん!花丸が一つもないよー!!」
「普通があるだけ二人共十分優しいと思うぞ。私だったらオールヘドにしてたからな」
スナァ!!
「ヌ~!!」
「でもまぁ、一生懸命客のリクエストに応えようとしてた所は花丸だよ」
「接客で大切なのは客の為にという気持ちだからな。そこは褒めてやろう」
「カメ谷、半田・・・!ありがとう。礼と言っちゃなんだが俺お手製のコーヒーとパンケーキを作ってやるよ。俺の奢りだ!」
「あーいや、それはいい。ドラルクさんのお手製で宜しく」
「右に同じく」
「そこは素直に受け取れよー!!」
「だって下手に作らせてカルピス鍋出されたら嫌だし」
「食べ物を粗末にしたら駄目だとお母さんも言っていたぞ、バカめ」
「クソ砂ゴラァ!カルピス鍋リークしやがったな!?」
「戒めだバカ造。味を直すのにどれだけ苦労したか分かってるのか」
「すいませんチクショウ!!」
「そんじゃま、今日はこの辺にするとしますか」
「ドーナツを食べるぞロナルドォ!準備をしろぉ!」
「お、おう!すぐ行くから待っててくれ!ドラ公、ジョン、ヒナイチ、後宜しくな!」
「ああ、行ってらっしゃい、ロナルド」
「ヌッヌヌッヌーイ!」
「食べ過ぎてポンポンを壊さないようにね、プリンスゴリラ」
「うるせぇクソ砂!!」
END