ヒナコレ
「今度はまともなお客さんが来ると良いねぇ」
「おいやめろ。フラグ建てんな」
「どうもー!来ちゃいましたー!」
「ほら見ろ!へんなが来たじゃねーか!」
スナァ!!
「ヌー!」
「ドスケベ喫茶を開いたと聞きましたよ!」
「開いてねーよ!誰からどんな聞き方したんじゃ!!」
「森羅万象がエロに見えるドスケベハムだぞ。情報が脳内で処理される瞬間にエロコーティングが施されているのだろう」
「ところでエッチなウェイトレスさんはどこにいるんですか?」
「この間の武々夫みたいな事言ってんじゃねー!!」
「さっきから何の騒ぎだ?」
「エッチなウェイトレスさん発見ー!!!」(←めっちゃ変身が暴走してる)
「わぁあああああああ!!!??」
「今すぐバックヤードに逃げろヒナイチ!!」
「ちん!!」
「あの、何もしないのでじっくり眺めさせてもらっていいですか!?」
「レディをジロジロ見るのは失礼だぞ」
「つーか十分セクハラだよ!!」
「じゃあせめて他の衣装を見せていただけませんか?知ってるんですよ、あの子の衣装が沢山ある事は!」
「何で知ってんだよ!!?」
「私のエロセンサーがビンビンに反応してるんです!」
「ぶっ壊れちまえそんなセンサー!!」
「常にあらゆるものにエロセンサーが反応してる上に正確に言い当てるのが恐ろしいな」
「それよりセクハラしに来ただけなら帰れ。仕事の邪魔だ」
「まぁまぁそう言わずに。アイスコーヒーお願いしていいですか?」
「ヌ~~~!」(←へんなに吸われてる)
「どうぞ」
コトッ
「それにしても喫茶店を開くだなんてこれまたドスケベな事を始めましたね」
「喫茶店は風俗じゃないだろ!!」
「へんなにかかれば自転車屋ですらも風俗店だろうな」
「メニューも中々オシャレなものが多いですし」
「この料理の天才ドラドラちゃんが考えたのだから当然だ!」
「じゃあその腕を見込んでおっぱいプリンを作ってくれませんか?」
「作る訳ないだろバカタレエロピンク!!」
「おっぱいが難しいならお尻でも構いませんよ」
「部位の問題じゃないわ!!」
「あ、もしかして項じゃないとやる気出ないですか?私は項も許容範囲内なので全然構いませんよ」
「違うつってんだろスカタン・・・!!」(←ビンタしようと手を振り上げてる)
「落ち着け、お前が死ぬだけだ」
「ヌー」
「でもお酒は出してないんですね」
「そりゃまぁ喫茶店だからな」
「でしたらお店の名前は『喫茶マジロ』ではなく『純喫茶マジロ』にすべきではないでしょうか?」
「は?どう違うんだ?」
「『純喫茶』というのはアルコール類を提供しない喫茶店を意味する言葉だ」
「へぇ。俺はてっきりこう、純粋な?レトロな?そんな感じの雰囲気でやってます的な意味かと思ってたわ」
「また一つ賢くなりまちたね~五歳児ちゃ~ん」
スナァ!!
「ヌー!」
「それでお酒は出すんですか?」
「あー、どーすっか」
「今更お店の名前を変えるのも面倒ですし出したらどうですか?そちらの同胞はカクテルも作れるでしょう?」
「まぁ、作れる事は作れるが」
「普通のワインやサワーを出すだけでもいいと思いますよ。あ、勿論ノンアルコールメニューもお忘れずに。お酒を飲めない方もいますからね」
「お前やけに酒推してくるな」
「そりゃあもう!お酒も置いておけば仕事と恋に疲れた二十代後半のOLが飲みに来るかもしれないじゃないですか!」
「そんな都合の良い設定を持った女性が夜の喫茶店に来る訳ないだろ。普通にバーに行くわ」
「いやでも有り得るかもしれないだろ」
「寝言は寝て言えアホルド」
スナァ!!
「ヌ~!」
「仕事で少し乱れた髪の毛をそのままにお酒を煽るんです」
「そ、それでぐったりと机の上に倒れて『人生って何だろう・・・』って呟くんだ」
「そこでただ静かにカクテルを提供してあげるんです!それを見てOLは呆然と『マスター、これは?』」
「『貴女の心に、潤いを』」
「『マスター・・・抱いて!』」
「来た!これは来たぞ!」
「いや何も来ないだろ」
「カクテル言葉がそういうものを意味するものであれば確率は高くなるかと!!」
「うぉー!!今すぐカクテル言葉を暗記するぜ!!」
「小学生か。いや、それ以前に五歳児だったな」
スナァ!!
「ヌ~!!」
「早速カクテルを作る練習をしましょう、ロナルドさん!」
「ああ、だな!」
「まずはシェイカーをこう持って!」
「こうか!?」
「そうです!そしてこうやって振って!」
「こ、こうか!?」
「おや、中々良い腰つきですね!」
「へ、へへ、そうか?」
「それではいきますよー!」
「おう!」
「行こう、ジョン。バックヤードに」
「ヌー・・・」
ガチャ(バックヤードの扉を開ける)
「ヒナイチくん、今日は店じまいだ。このまま裏口から出て事務所に戻ろう」
「ん?もうか?ロナルドは?」
「バカ造はへんなと一緒に腰振りながらバーのマスターごっこをしてるよ」
「はぁ?どんな下ネタだ?」
「分からなくていいよ。バカになるから」
「それもそうだな」
翌日、腰を振り過ぎて腰を痛めたロナルドがソファベッドの上でへんなと一緒に伸びているのであった。
END
「おいやめろ。フラグ建てんな」
「どうもー!来ちゃいましたー!」
「ほら見ろ!へんなが来たじゃねーか!」
スナァ!!
「ヌー!」
「ドスケベ喫茶を開いたと聞きましたよ!」
「開いてねーよ!誰からどんな聞き方したんじゃ!!」
「森羅万象がエロに見えるドスケベハムだぞ。情報が脳内で処理される瞬間にエロコーティングが施されているのだろう」
「ところでエッチなウェイトレスさんはどこにいるんですか?」
「この間の武々夫みたいな事言ってんじゃねー!!」
「さっきから何の騒ぎだ?」
「エッチなウェイトレスさん発見ー!!!」(←めっちゃ変身が暴走してる)
「わぁあああああああ!!!??」
「今すぐバックヤードに逃げろヒナイチ!!」
「ちん!!」
「あの、何もしないのでじっくり眺めさせてもらっていいですか!?」
「レディをジロジロ見るのは失礼だぞ」
「つーか十分セクハラだよ!!」
「じゃあせめて他の衣装を見せていただけませんか?知ってるんですよ、あの子の衣装が沢山ある事は!」
「何で知ってんだよ!!?」
「私のエロセンサーがビンビンに反応してるんです!」
「ぶっ壊れちまえそんなセンサー!!」
「常にあらゆるものにエロセンサーが反応してる上に正確に言い当てるのが恐ろしいな」
「それよりセクハラしに来ただけなら帰れ。仕事の邪魔だ」
「まぁまぁそう言わずに。アイスコーヒーお願いしていいですか?」
「ヌ~~~!」(←へんなに吸われてる)
「どうぞ」
コトッ
「それにしても喫茶店を開くだなんてこれまたドスケベな事を始めましたね」
「喫茶店は風俗じゃないだろ!!」
「へんなにかかれば自転車屋ですらも風俗店だろうな」
「メニューも中々オシャレなものが多いですし」
「この料理の天才ドラドラちゃんが考えたのだから当然だ!」
「じゃあその腕を見込んでおっぱいプリンを作ってくれませんか?」
「作る訳ないだろバカタレエロピンク!!」
「おっぱいが難しいならお尻でも構いませんよ」
「部位の問題じゃないわ!!」
「あ、もしかして項じゃないとやる気出ないですか?私は項も許容範囲内なので全然構いませんよ」
「違うつってんだろスカタン・・・!!」(←ビンタしようと手を振り上げてる)
「落ち着け、お前が死ぬだけだ」
「ヌー」
「でもお酒は出してないんですね」
「そりゃまぁ喫茶店だからな」
「でしたらお店の名前は『喫茶マジロ』ではなく『純喫茶マジロ』にすべきではないでしょうか?」
「は?どう違うんだ?」
「『純喫茶』というのはアルコール類を提供しない喫茶店を意味する言葉だ」
「へぇ。俺はてっきりこう、純粋な?レトロな?そんな感じの雰囲気でやってます的な意味かと思ってたわ」
「また一つ賢くなりまちたね~五歳児ちゃ~ん」
スナァ!!
「ヌー!」
「それでお酒は出すんですか?」
「あー、どーすっか」
「今更お店の名前を変えるのも面倒ですし出したらどうですか?そちらの同胞はカクテルも作れるでしょう?」
「まぁ、作れる事は作れるが」
「普通のワインやサワーを出すだけでもいいと思いますよ。あ、勿論ノンアルコールメニューもお忘れずに。お酒を飲めない方もいますからね」
「お前やけに酒推してくるな」
「そりゃあもう!お酒も置いておけば仕事と恋に疲れた二十代後半のOLが飲みに来るかもしれないじゃないですか!」
「そんな都合の良い設定を持った女性が夜の喫茶店に来る訳ないだろ。普通にバーに行くわ」
「いやでも有り得るかもしれないだろ」
「寝言は寝て言えアホルド」
スナァ!!
「ヌ~!」
「仕事で少し乱れた髪の毛をそのままにお酒を煽るんです」
「そ、それでぐったりと机の上に倒れて『人生って何だろう・・・』って呟くんだ」
「そこでただ静かにカクテルを提供してあげるんです!それを見てOLは呆然と『マスター、これは?』」
「『貴女の心に、潤いを』」
「『マスター・・・抱いて!』」
「来た!これは来たぞ!」
「いや何も来ないだろ」
「カクテル言葉がそういうものを意味するものであれば確率は高くなるかと!!」
「うぉー!!今すぐカクテル言葉を暗記するぜ!!」
「小学生か。いや、それ以前に五歳児だったな」
スナァ!!
「ヌ~!!」
「早速カクテルを作る練習をしましょう、ロナルドさん!」
「ああ、だな!」
「まずはシェイカーをこう持って!」
「こうか!?」
「そうです!そしてこうやって振って!」
「こ、こうか!?」
「おや、中々良い腰つきですね!」
「へ、へへ、そうか?」
「それではいきますよー!」
「おう!」
「行こう、ジョン。バックヤードに」
「ヌー・・・」
ガチャ(バックヤードの扉を開ける)
「ヒナイチくん、今日は店じまいだ。このまま裏口から出て事務所に戻ろう」
「ん?もうか?ロナルドは?」
「バカ造はへんなと一緒に腰振りながらバーのマスターごっこをしてるよ」
「はぁ?どんな下ネタだ?」
「分からなくていいよ。バカになるから」
「それもそうだな」
翌日、腰を振り過ぎて腰を痛めたロナルドがソファベッドの上でへんなと一緒に伸びているのであった。
END