ヒナコレ
「それでは後半戦を始めるぞ!テーマは『普段着』だ!」
ドラルク「始めるな。こちとらお菓子散々作らされて死んでるんだぞ」(←砂山になってる)
ジョン「ヌ~~~シャヌシャ・・・」(←泣きながらドラルクの作ったお菓子食べてる)
ヒナイチ「美味しい♡美味しい♡」
ロナルド「タルトうめー」
「ならばまたまた我が先にお披露目するから貴様はそこで休んでいるがいい!」
ドラルク「親切か」
ロナルド「案外優しいよな」
「見るがいい!我がチョイスした普段着を!!」
ロナルド「お、いいじゃん。春から夏辺りにピッタリだな」
ドラルク「フン、萌えキャンさんなんだから似合わないものなどなかろう」(←よく似合ってるのが悔しいので面白くない)
ヒナイチ「この服可愛いな!他に色はないのか?」
「勿論だ。様々な色を取り揃えているぞ」
ヒナイチ「じゃあそれらも―――」
ドラルク「後にしなさいヒナイチくん!今はそれどころじゃないでしょうが!!」
ロナルド「何熱くなってんだよ」
ドラルク「喧しいわロナゴリラ!!」
スナァ
ドラルク「ジョン、キミがチョイスした普段着を早く披露するのだ!」
ジョン「ヌヌヌヌヌヌ、オヌヌヌヌイヌ(ドラルク様、大人気ないヌ)」
ドラルク「題して『パンク系女子コーデ』だそうだ!」
ジョン「ヌー!」
ヒナイチ「これはこれで新鮮でいいな!」
ドラルク「パンクの知識ワヤワヤだけどデザインが可愛いからこれをチョイスしたというのはここだけの話だ」
ジョン「ヌンヌン」
ロナルド「そんな事言いながら二人揃ってバラしていくスタイルすんなよ。それよか次は俺のターンだぜ!」
ヒナイチ「きてしまったか・・・」
ドラルク「大丈夫だよヒナイチくん、萌えキャンさんだからよっぽどのものはないよ」
ジョン「ヌシヌシ」
ロナルド「だから何でそんなに不安そうにすんだよ!ぜってー大丈夫だって!ホラ!!!」
ロナルド「ホラ、普通だろ?な!?」
ヒナイチ「・・・」
ドラルク「・・・」
ジョン「・・・」
ロナルド「エーン!!みんな黙るなよチキショ-!!」
「クソダサセーターのような敢えてダサイ服を着こなすという上級者向けオシャレがあるからそういう風に捉えられなくもないが」
ドラルク「そういうのを意識してチョイスした訳なかろう」
ジョン「ヌンヌン」
ヒナイチ「だ、だが、部屋着としてなら着れるぞ!」
ロナルド「エーン!生温かいフォローされたー!!」
ドラルク「ヒナイチくんの優しさに感謝しろ(スナァ)」
ロナルド「なぁ、俺にチャンスをくれ!!次は絶対大丈夫だから!!」
「仕方ない、ならば見せてみろ」
ロナルド「さっきのTシャツと迷って泣く泣く諦めた一枚だ!」
ヒナイチ「そのまま諦めてくれていいんだぞ」
ロナルド「そんな事言うなって!!着てみれば分かるから!!ホラ!!!」
ドラルク「ふむ、アクアリウムTシャツか。若造にしては悪くないセンスだな」
ロナルド「だろ!?な!?」
ドラルク「だが水族館を連想しそうな海洋生物が描かれていてヒナイチくんは複雑そうだがな」
ロナルド「あっ!?しまった!!悪ぃヒナイチ!!」
ヒナイチ「あ、ああ、気にするな・・・ペンギンが描かれてないだけマシだ」
ドラルク「ちなみにペンギンの装飾品が結構あるんだけど(スナァ)」
ジョン「ヌ~!」
ロナルド「ふざけてねーで早くしろ」
ドラルク「フッ、いいだろう。真祖にして無敵の吸血鬼ドラルク様のチョイスをとくと見るがいい!!」
ドラルク「王道のワンピースだ!どうだ、平伏すがいい!!」
ロナルド「俺ぁてっきり項丸見えの衣装をチョイスするのかと」
「我も『お嬢様やお姫様の普段着』と称してそれ系のものをチョイスするものとばかり」
ドラルク「んな事するかバーカバーカ!!」
ヒナイチ「すまん、実は私も趣味丸出しでくるんじゃないかと少し思ってた」
ドラルク「酷い!!(スナァ)」
ジョン「ヌ~~~!!」
「フハハハハッ!!今回も存分に楽しませてもらったぞ!次回があったら楽しみにするといいい!!」
ヒナイチ「くっ、怖ろしい吸血鬼だ。また奴が出たらすぐに私を呼べ!いいな!」
ロナルド「だからお前、色んな服着れるの楽しみにしてるだろ」
END