ヒナコレ
「ロナルドしゃーん!サンズちゃんがこの間のリベンジに来ましたよー!」
「ロナルドなら今日はギルドの同僚と飲みに行ったぞ」
「チキショーーー!!!」
「ちなみにドラルクはジョンと一緒に今日も買い出しに行ってる」
「という事は今日も飲み物だけですか・・・別にいいですけど」
「何にするんだ?」
「今日はオレンジフロートにするです」
「オレンジフロートだな、待っててくれ」
カチャカチャ(用意する)
「出来たぞ」
コトッ
「どうもです」
「それにしてもサンズも頑張るな。ロナルドに会う為に何度も来るなんて」
「憧れのロナルドしゃんが喫茶店を経営しててしかも接客してくれるなんて奇跡中の奇跡ですからね。行かないなんて選択をする方があり得ねーです」
「生粋のファンだな」
「なのにフクマの野郎と来たらロナ戦の担当を代わりやがらねーんですよ!?フクマコンチキショー!!」
「今日も編集会議で負けたのか?」
「そーなんですよ!!また斧バンで片付けやがってあのやろ~!」
「こうなったらやっぱりロナルドの恋人になれるように頑張るしかないな」
「それが出来たら苦労しねーですよ!その為の第一歩として担当編集の座を狙ってるんですから!」
「でもいつまで経ってもその担当編集の座に就けない」
「ロナルドしゃんとの距離も縮まらない」
「「どん詰まりループ・・・」」
「でもまぁ、ドラルクのサブ担当になった事で少しはロナルドに近付けただろう?」
「口実になるくらいには。でもロナルドしゃんがいない時はドラルクがその事でからかってきてウゼーです」
「そこはドラルクの悪い癖だな。すぐに他人を茶化して煽るからな」
「床下も煽られた事はあるです?」
「私はあまりないな。大嫌いなペンギンの事で意地悪された事はあるが」
「やっぱり性悪な吸血鬼です」
「でも意地悪されたとはいえ、ペンギン嫌いを改善してくれようとしたり、私のY談波の後遺症を治してくれようと色々考えてくれたから根っからの悪ではないさ」
「・・・まぁ、オータム式ドンジャラで助けてくれましたからねぇ」
「意地悪な所は享楽主義が過ぎるだけだ」
「・・・床下、お前実の所ドラルクのヤローをどう思ってるです?」
「どう思ってるとは?」
「好きだったりするですか?」
「なっ!?ななな何言ってるんだ!!?す、好きだなんてそんな事ある訳ないだろ!!」
「動揺する所がまた怪しいですね」
「あ、怪しくなんかない!!」
「だったらこの間のイモムシの質問の続きです。ドラルクに『好きだ』って言われたら床下はどうするです?」
「それはっ・・・その・・・」
「ん~?顔が赤いですよ~?」
「あ、赤くない!!そういうサンズこそ、ロナルドに好きだって言われたらどうするんだ!?」
「今生に一片の悔い無し!!!!」
「潔い!!」
「もう速攻で婚姻届け用意するですよ!それから新居を決めて~ハネムーンを決めて~式場もおさえて~」
「一連のイベントが爆速で行われるのが目に浮かぶな」
「モタモタしてたら他の奴に横取りされるですからね!」
「いや、大丈夫だと思うぞ。ロナルドはモテるようでモテない素質があるし、何より浮気が出来る程器用な性格はしていない」
「はぁ~ん!流石ロナルドしゃ~ん!!丸ごと全部好きです~!!」
「自分で言っておいてなんだが『モテるようでモテない』部分は否定してやれ」
「ロナルドしゃんと結婚したらサンズちゃんが作ったご飯を毎日食べてくれるなんて夢のようです!床下はドラルクと結婚したらご飯はどうするです?」
「な、何でドラルクなんだ!?」
「例えばですよ~」
「た、例えば、なら・・・あくまで例えばだが!ドラルクは人間の食べ物は食べないから私がドラルクに料理を作る事はないな」
「血を吸わせてやればいいじゃねーですか」
「アイツの好みだったらな」
「今度試しに飲ませてみたらどうです?」
「だ、ダメに決まってるだろ!!とにかくそういう訳だから私はドラルクにご飯を作ってもらう!凄く美味しいからな!」
「すっかり胃袋を掴まれてるですね。なら結婚式はどうするです?」
「け、結婚!?・・・さ、サンズはどうするんだ?」
「そりゃあ勿論、編集の仕事で培った人脈をフル活用して高い結婚式場を安い値段でおさえて純白のドレスを着てロナ戦一巻の表紙のケーキを二人で切って余興ではロナルドしゃんがかっこよく下等吸血鬼を退治してそれで―――」
「あ、うん、もういい」
「本当は晴れた日に教会で式を挙げるのが理想ですけど、そうなるとドラルクみたいな吸血鬼が参加出来ないので式場は教会ではない別の所で夜にしてやるです」
「そうか。サンズは優しいな」
「サブ担当をしているのですから当然です!それに今どきは屋上で式を挙げるというのも流行っているですから屋上で満月の夜に結婚式ってのもロマンチックです」
「夜か・・・私もきっと夜に式を挙げる事になるだろうな。あくまで例えばだが!」
「ドレスは何色になるですかね?」
「多分黒だな。吸血鬼にとって黒は高貴な色らしい」
「黒のドレスですか。それも悪くねーですね」
「きっとドラルクのお祖父さんが大はしゃぎで参列するだろうから嵐の結婚式になるだろうな」
「ヤベー奴って聞いた事があるです。頑張るですよ、床下」
「そういうサンズこそオータム書店の社員一同から祝われるだろうから大変なんじゃないか?」
「そこなんですよ・・・一体どんなサバトが開かれるやら」
「お互い大変だな」
「ですね。そして床下はやっぱりドラルクと結婚するのは満更じゃないですね?」
「そそそそんな事はない!!」
「まぁまぁ、ここだけの話にしてやりますから実際の所はドラルクの事をどう思ってるんです?」
「わ、私は・・・ドラルクの事は・・・!」
カランカラン
「ただいまー」
「ヌヌイヌー」
「お待たせヒナイチくん。店番ご苦労―――」
「ちんっ!!」
デュクシ(ドラルクにドロップキックを喰らわせる)
スナァ!!
「ヌー!!」
オマケ(可愛く出来た妖精コス)↓
END
「ロナルドなら今日はギルドの同僚と飲みに行ったぞ」
「チキショーーー!!!」
「ちなみにドラルクはジョンと一緒に今日も買い出しに行ってる」
「という事は今日も飲み物だけですか・・・別にいいですけど」
「何にするんだ?」
「今日はオレンジフロートにするです」
「オレンジフロートだな、待っててくれ」
カチャカチャ(用意する)
「出来たぞ」
コトッ
「どうもです」
「それにしてもサンズも頑張るな。ロナルドに会う為に何度も来るなんて」
「憧れのロナルドしゃんが喫茶店を経営しててしかも接客してくれるなんて奇跡中の奇跡ですからね。行かないなんて選択をする方があり得ねーです」
「生粋のファンだな」
「なのにフクマの野郎と来たらロナ戦の担当を代わりやがらねーんですよ!?フクマコンチキショー!!」
「今日も編集会議で負けたのか?」
「そーなんですよ!!また斧バンで片付けやがってあのやろ~!」
「こうなったらやっぱりロナルドの恋人になれるように頑張るしかないな」
「それが出来たら苦労しねーですよ!その為の第一歩として担当編集の座を狙ってるんですから!」
「でもいつまで経ってもその担当編集の座に就けない」
「ロナルドしゃんとの距離も縮まらない」
「「どん詰まりループ・・・」」
「でもまぁ、ドラルクのサブ担当になった事で少しはロナルドに近付けただろう?」
「口実になるくらいには。でもロナルドしゃんがいない時はドラルクがその事でからかってきてウゼーです」
「そこはドラルクの悪い癖だな。すぐに他人を茶化して煽るからな」
「床下も煽られた事はあるです?」
「私はあまりないな。大嫌いなペンギンの事で意地悪された事はあるが」
「やっぱり性悪な吸血鬼です」
「でも意地悪されたとはいえ、ペンギン嫌いを改善してくれようとしたり、私のY談波の後遺症を治してくれようと色々考えてくれたから根っからの悪ではないさ」
「・・・まぁ、オータム式ドンジャラで助けてくれましたからねぇ」
「意地悪な所は享楽主義が過ぎるだけだ」
「・・・床下、お前実の所ドラルクのヤローをどう思ってるです?」
「どう思ってるとは?」
「好きだったりするですか?」
「なっ!?ななな何言ってるんだ!!?す、好きだなんてそんな事ある訳ないだろ!!」
「動揺する所がまた怪しいですね」
「あ、怪しくなんかない!!」
「だったらこの間のイモムシの質問の続きです。ドラルクに『好きだ』って言われたら床下はどうするです?」
「それはっ・・・その・・・」
「ん~?顔が赤いですよ~?」
「あ、赤くない!!そういうサンズこそ、ロナルドに好きだって言われたらどうするんだ!?」
「今生に一片の悔い無し!!!!」
「潔い!!」
「もう速攻で婚姻届け用意するですよ!それから新居を決めて~ハネムーンを決めて~式場もおさえて~」
「一連のイベントが爆速で行われるのが目に浮かぶな」
「モタモタしてたら他の奴に横取りされるですからね!」
「いや、大丈夫だと思うぞ。ロナルドはモテるようでモテない素質があるし、何より浮気が出来る程器用な性格はしていない」
「はぁ~ん!流石ロナルドしゃ~ん!!丸ごと全部好きです~!!」
「自分で言っておいてなんだが『モテるようでモテない』部分は否定してやれ」
「ロナルドしゃんと結婚したらサンズちゃんが作ったご飯を毎日食べてくれるなんて夢のようです!床下はドラルクと結婚したらご飯はどうするです?」
「な、何でドラルクなんだ!?」
「例えばですよ~」
「た、例えば、なら・・・あくまで例えばだが!ドラルクは人間の食べ物は食べないから私がドラルクに料理を作る事はないな」
「血を吸わせてやればいいじゃねーですか」
「アイツの好みだったらな」
「今度試しに飲ませてみたらどうです?」
「だ、ダメに決まってるだろ!!とにかくそういう訳だから私はドラルクにご飯を作ってもらう!凄く美味しいからな!」
「すっかり胃袋を掴まれてるですね。なら結婚式はどうするです?」
「け、結婚!?・・・さ、サンズはどうするんだ?」
「そりゃあ勿論、編集の仕事で培った人脈をフル活用して高い結婚式場を安い値段でおさえて純白のドレスを着てロナ戦一巻の表紙のケーキを二人で切って余興ではロナルドしゃんがかっこよく下等吸血鬼を退治してそれで―――」
「あ、うん、もういい」
「本当は晴れた日に教会で式を挙げるのが理想ですけど、そうなるとドラルクみたいな吸血鬼が参加出来ないので式場は教会ではない別の所で夜にしてやるです」
「そうか。サンズは優しいな」
「サブ担当をしているのですから当然です!それに今どきは屋上で式を挙げるというのも流行っているですから屋上で満月の夜に結婚式ってのもロマンチックです」
「夜か・・・私もきっと夜に式を挙げる事になるだろうな。あくまで例えばだが!」
「ドレスは何色になるですかね?」
「多分黒だな。吸血鬼にとって黒は高貴な色らしい」
「黒のドレスですか。それも悪くねーですね」
「きっとドラルクのお祖父さんが大はしゃぎで参列するだろうから嵐の結婚式になるだろうな」
「ヤベー奴って聞いた事があるです。頑張るですよ、床下」
「そういうサンズこそオータム書店の社員一同から祝われるだろうから大変なんじゃないか?」
「そこなんですよ・・・一体どんなサバトが開かれるやら」
「お互い大変だな」
「ですね。そして床下はやっぱりドラルクと結婚するのは満更じゃないですね?」
「そそそそんな事はない!!」
「まぁまぁ、ここだけの話にしてやりますから実際の所はドラルクの事をどう思ってるんです?」
「わ、私は・・・ドラルクの事は・・・!」
カランカラン
「ただいまー」
「ヌヌイヌー」
「お待たせヒナイチくん。店番ご苦労―――」
「ちんっ!!」
デュクシ(ドラルクにドロップキックを喰らわせる)
スナァ!!
「ヌー!!」
オマケ(可愛く出来た妖精コス)↓
END