みっぴきだいありー
ヒナイチ「サクサクサク」
サギョウ「副隊長、今日もそれ、ドラルクさんが作ったクッキーですか？」
ヒナイチ「そうだサクサク」
サギョウ「毎日毎日飽きないですね～」
ヒナイチ「とっても美味しいからな！それにリクエストすればドーナツやマフィンだって作ってくれるんだ！」
モエギ「だからって仕事中にまで食べるのはどうかと・・・」
ヒナイチ「集中する為だ。甘い物を食べて脳に栄養を与えて仕事の効率を高めている」
サギョウ「半田先輩並みに言い訳が達者になりましたね」
半田「なんだサギョウ、俺がいつ仕事関連で言い訳をした？」
サギョウ「ロナルド絡みでいつもしてんでしょーが！！」
ルリ「まぁまぁ。でもドラルクさんって本当にお菓子作りも上手ですね。いつも変わらず美味しそうなクッキーの匂いがしてるし」
ヒナイチ「ルリさんも食べるか？」
ルリ「いいの？」
ヒナイチ「ああ！」
ルリ「ありがとう、ヒナイチちゃん。いただきます！・・・う～ん、美味しいです！」
ヒナイチ「そうだろうそうだろう！」
カンタロウ「自分も欲しいでありまぁあああああああああああああああああああああす！！！！！」
ヒナイチ「分かったから大声を出すな。他のみんなも食べるか？一枚だけあげるぞ！」
モエギ「一枚だけって・・・」
ヒヨシ「クッキーモンスターによる最大限の妥協点じゃからマシな方じゃろ。一枚の半分と言われてもおかしかにゃぁ」
ヒナイチ「ハッ！？その手があったか！！？」
ヒヨシ「お前はどんだけそのクッキーにとり憑かれとんのじゃ」
コンコンコン
ガチャ
モブ職員「失礼します。ヒナイチ副隊長、少々宜しいでしょうか？」
ヒナイチ「ああ、何だ？」
バタン（ヒナイチログアウト）
サギョウ「サクサク・・・副隊長じゃないですけどクッキーかなり美味しいですね」
ヒヨシ「ああ、こりゃ癖になるのも分かるのぅ」
カンタロウ「美味しいでありまぁあああああああああああああああああああああああす！！！！！」
モエギ「分かったから声量を下げてくれ」
半田「む、そういえば牛乳の賞味期限が近い事を伝えてやらんとな。そうすればホットケーキも食べられるぞ！」
ヒヨシ「半田、相手がロナルドとドラルクじゃから許されているという事を忘れるなよ」
カンタロウ「美味しかったのでもう一枚こっそり食べるであります」（←ちょっと小さい声）
サギョウ「はぁ？そんな事して副隊長に怒られても知らないですよ」
カンタロウ「これだけ沢山あるから一枚くらいバレないであります」（←ちょっと小さい声）
ヒヨシ「カンタロウ、クッキーモンスターの目を侮るんじゃにゃぁ。絶っっっっっ対に気付くぞ。賭けてもいい」
カンタロウ「美味しいであります」（←ちょっと小さい声）
サギョウ「って聞いてないし・・・」
カンタロウ「サクサクサク」
ヒヨシ「・・・ワシももう一枚」
サギョウ「ちょぉ隊長！！？」
ヒヨシ「安心せい、ワシが上手く言うておくわ」
サギョウ「それだったら僕だって」
モエギ「じゃあ俺も」
半田「む・・・摘み食いは良くないとお母さんも言っていたが・・・俺も食べたい」
サクサクサクサクサク・・・
ルリ「あの、皆さん？」
ヒヨシ「なんじゃ？ルリも食べるか？」
ルリ「あ、いえ、そうじゃなくて・・・」
サギョウ「隊長が全部罪を被ってくれるから大丈夫ですよ」
カンタロウ「ありがとうございまぁあああああああああああああす！！！！」
モエギ「流石隊長」
半田「恩に着ます」
ヒヨシ「誰が罪を全部被る言うた。全力で宥めるがお前らもちゃんと全力で謝れ」
サギョウ「ですってよ」
ルリ「だって、ヒナイチちゃん」
男5人「え？」
ヒナイチ「みんな、私のクッキーに何をしているんだ？」（←めっちゃ殺気のオーラ出てる）
サギョウ「い、いいえ、これはその―――」
半田「すまなかった、副隊長。ルリを除いた全員で摘み食いをした」
サギョウ「何で全部バラしてんだよアンタ！！？」
半田「黙れ！悪い事をしたらちゃんと正直に謝りなさいとお母さんも言っていたわ！」
サギョウ「命がかかってる状況で馬鹿正直に言う奴があるか！！」
ヒナイチ「全員そこに直れ。介錯をしてやろう」
ヒヨシ「お、落ち着けヒナイチ！な？本当に悪かった！お前さんが夢中になるのも分かるくらい美味くてのぅ！」
サギョウ「そうそう！食べながら仕事してしまうのもしょうがないですよね！！」
モエギ「副隊長が報告書にクッキーが美味かったって一筆書くのも頷ける」
カンタロウ「なのでどうか怒りを鎮めて欲しいでありまぁああああああああああす！！」
ヒナイチ「半田、一番最初に摘まみ食いを実行したのは誰だ？」
半田「カンタロウだ」
カンタロウ「せんぱぁああああああああああああああああああああああああああああああい！！！！！！！！」
半田「隠し事はダメだとお母さんが言っていたからな・・・」
サギョウ「だからって仲間の首を差し出すなよ！！」
ヒナイチ「ではカンタロウ、まずは貴様からだ。それから摘み食いを実行した順に天誅を下す」
ヒヨシ「おお落ち着けヒナイチ！マジで全力で謝るから！な！？」
ヒナイチ「覚悟しろカンタロウ。一番最初の実行犯の罪は重い」
ヒヨシ「あっかーん！全く耳に入っとらん！今のヒナイチにはクッキー以外の言葉が耳に入らんようじゃ！」
ヒナイチ「クッキー」（頷く）
ヒヨシ「本当に入っとらん！！」
モエギ「だ、誰かクッキー言語を話せる奴はいないか！？」
サギョウ「いる訳ないでしょ！！何だよクッキー言語って！！」
カンタロウ「自分が試してみるでありまぁあああああああああああす！！！副隊長、クッキー！（ごめんなさいでありまぁああああああああす！！）」
（実際の訳：クッキー美味しかったでありまぁあああああああす！！）
ヒナイチ「クッキー？（何だと？）」
カンタロウ「クッキーーーーーーーーーー！！！（許して欲しいでありまぁああああああああああああああああああああああす！！！！）」
（実際の訳：副隊長の分まで食べちゃってすまんなぁあああああああああああああああでありますｗｗｗｗｗｗｗｗ）
ヒナイチ「クッキー（許さん）」
チャキッ（二本の刀に手をかける）
サギョウ「駄目じゃん！！交渉失敗してるよ！！！」
半田「一体何を言ったんだカンタロウ！！」
カンタロウ「自分は誠心誠意謝ったつもりでありまああああああす！！！」
モエギ「実際は別の言葉で通じていたのかもしれんな・・・」
ヒナイチ「クッキー・・・（まず一人・・・）」
ルリ「お、落ち着いてヒナイチちゃん！！」
カンタロウ「隊長ぉおおおおおおおお！！助けて欲しいでありまぁああああああああああああす！！！」
ヒヨシ「しゃーない、こうなりゃ―――」
デンワワワワワ
ドラルク『はいはい、もしもしも？』
ヒヨシ「ドラルクか？ワシなんじゃが」
ドラルク『隊長さんの方から連絡するなんて珍しいじゃないですか。一体何が―――』
ロナルド『あに―――隊長さん！？どうした！？ドラ公なんかより俺に連絡してくれりゃぁいいのに！！』
ヒヨシ「あーすまん、今はちょっとドラルクに用があるんじゃ。一旦代わってくれんかのぅ？」
ロナルド『・・・』
ドラルク『全く、ひったくりゴリラが。あーもしもし？こちらの方でもしっかり躾ておきますけど隊長さんの方からも今度厳しく言ってくれませんかね？電話中の人間のスマホを勝手に奪うんじゃありませんって』
ヒヨシ「す、すまん。ちなみにアイツはどうした？」
ドラルク『自分に用がなかったのがよっぽどショックだったのか部屋の隅で体育座りしてマリアナ海溝並みに深く沈んどりますよ』
ヒヨシ「相変わらず大袈裟じゃな・・・」
ドラルク『それで？私に何用ですかな？右腕に封印した邪神解放の瞬間を見せていただけるのですかな？』
ヒヨシ「ちっげーよ！！お前さんがヒナイチに持たせたクッキーをワシらが摘み食いしたもんでヒナイチの奴がカンカンに怒ってるんじゃ！！」
ドラルク『あーあ、クッキーモンスターのクッキーに手を付けちゃうから』
ヒヨシ「それで悪いんじゃが今すぐ新しいクッキーを大量に作ってくれんか？材料費は後で―――」
バッ（クッキーモンスター（ヒナイチ）にスマホを奪われる）
ヒヨシ「あっ！？ヒナイチ！！」
ヒナイチ「クッキー・・・」
ドラルク『ほらほら、ヒナイチくんも人のスマホを勝手に取っちゃ駄目でしょ』
ヒナイチ「クッキー・・・」
ドラルク『返事がない、ただのクッキーモンスターのようだ』
ヒヨシ「ふざけとる場合か！！」
ドラルク『はいはい。落ち着いてヒナイチくん。新しいクッキーを作って持って行くから鎮まりたまへ』
ヒナイチ「本当かクッキー？」
ヒヨシ「おお、人語を喋り始めたぞ！」
カンタロウ「助かったでありまぁあああああああああああああああああああす！！！！」
ドラルク『ついでにドーナツボールを作って持って行くからみんなで仲良く分けて食べなさい』
ヒナイチ「本当か！？待っているからな！！」
ドラルク『よしよし、良い子だね。最後に隊長さんに代わってくれる？』
ヒナイチ「分かった！隊長！」
ヒヨシ「おう、何じゃ？」
ドラルク『お宅のゴリラがキノコ生える勢いでジメジメしてるので一言』
ヒヨシ「まだショックを受けとったんかアイツは・・・あー、今回はすまんかったな。でもドラルクと一緒にクッキーを届けに来てくれたら嬉しいぞ」
ロナルド『任せろよあにっ隊長さん！！』
ドラルク『こちらのゴリラは部屋から一番離れた所から隊長さんのセリフを聞きました』
プツッ・・・ツーツーツー・・・
ヒヨシ「・・・何だか色々疲れたのぅ」
そして・・・
ヒナイチ「美味しい！美味しい！」
ルリ「良かったわね、ヒナイチちゃん」
ヒナイチ「ちん！」
サギョウ「おお、副隊長の機嫌が戻った」
カンタロウ「ご協力感謝するでありまぁあああああああああああああああああああああああ」
スナァ
ドラルク「それはそうと皆さんで食べる用のドーナツボールも作って来たのでどうぞお召し上がり下さい。ヒナイチくん、これはちゃんと仲良く分けて食べるんだよ？」
ヒナイチ「ちん！」
カンタロウ「嬉しいでありまぁああああああああああああああああああああああああ」
スナァ
モエギ「お前の爆音で死んじゃってるからドーナツボール食べて消音モードになってろ」
半田「フッ、これも俺がドラルクに牛乳の賞味期限を教えたからこそだな」
サギョウ「ええっ！？いつ連絡したんですか！？」
半田「牛乳の賞味期限が近い事を伝えてやらんといかんと言ったあの時だ」
サギョウ「早っ！！即実行かよ！！」
半田「思い立ったら吉日だわ！バカめ！」
ドラルク「あ、半田君のリクエスト通り明日はホットケーキを作ってあげるよ」
半田「感謝する！！」
サギョウ「さりげなくリクエストもしてたのかよアンタ！！」
ロナルド「あにっじゃねーや隊長さん、そのぉこれ・・・俺とジョンで型抜きしたクッキーなんだけどさ・・・」
ジョン「ヌー！」
ヒヨシ「おお、お前達が作ってくれたんか。ありがとうな！」
ロナルド「へへ、それほどでもないぜ！」
ジョン「ヌヘヘ！」
デンワワワワワ
ルリ「はい、こちら吸血鬼対策課のルリです・・・え？この建物の屋上に吸血セロリの巨大な巣が音速で出来た？」
ロナルド「んっパヨォーーーーーーーーー！！！！」
ルリ「しかも爆速で吸血セロリの幼虫が孵化してるんですか？」
ロナルド「ヴァーーーーーーーーーーーー！！！ヴァーーーーーーーーーーーーーーー！！！！」
ドッスンドッスンゴロゴロ（飛んだり跳ねたりしてる）
ドラルク「彼、やっぱり置いてくれば良かったですかね？」
ヒヨシ「なんだか悪い事をしたのぅ」
END
サギョウ「副隊長、今日もそれ、ドラルクさんが作ったクッキーですか？」
ヒナイチ「そうだサクサク」
サギョウ「毎日毎日飽きないですね～」
ヒナイチ「とっても美味しいからな！それにリクエストすればドーナツやマフィンだって作ってくれるんだ！」
モエギ「だからって仕事中にまで食べるのはどうかと・・・」
ヒナイチ「集中する為だ。甘い物を食べて脳に栄養を与えて仕事の効率を高めている」
サギョウ「半田先輩並みに言い訳が達者になりましたね」
半田「なんだサギョウ、俺がいつ仕事関連で言い訳をした？」
サギョウ「ロナルド絡みでいつもしてんでしょーが！！」
ルリ「まぁまぁ。でもドラルクさんって本当にお菓子作りも上手ですね。いつも変わらず美味しそうなクッキーの匂いがしてるし」
ヒナイチ「ルリさんも食べるか？」
ルリ「いいの？」
ヒナイチ「ああ！」
ルリ「ありがとう、ヒナイチちゃん。いただきます！・・・う～ん、美味しいです！」
ヒナイチ「そうだろうそうだろう！」
カンタロウ「自分も欲しいでありまぁあああああああああああああああああああああす！！！！！」
ヒナイチ「分かったから大声を出すな。他のみんなも食べるか？一枚だけあげるぞ！」
モエギ「一枚だけって・・・」
ヒヨシ「クッキーモンスターによる最大限の妥協点じゃからマシな方じゃろ。一枚の半分と言われてもおかしかにゃぁ」
ヒナイチ「ハッ！？その手があったか！！？」
ヒヨシ「お前はどんだけそのクッキーにとり憑かれとんのじゃ」
コンコンコン
ガチャ
モブ職員「失礼します。ヒナイチ副隊長、少々宜しいでしょうか？」
ヒナイチ「ああ、何だ？」
バタン（ヒナイチログアウト）
サギョウ「サクサク・・・副隊長じゃないですけどクッキーかなり美味しいですね」
ヒヨシ「ああ、こりゃ癖になるのも分かるのぅ」
カンタロウ「美味しいでありまぁあああああああああああああああああああああああす！！！！！」
モエギ「分かったから声量を下げてくれ」
半田「む、そういえば牛乳の賞味期限が近い事を伝えてやらんとな。そうすればホットケーキも食べられるぞ！」
ヒヨシ「半田、相手がロナルドとドラルクじゃから許されているという事を忘れるなよ」
カンタロウ「美味しかったのでもう一枚こっそり食べるであります」（←ちょっと小さい声）
サギョウ「はぁ？そんな事して副隊長に怒られても知らないですよ」
カンタロウ「これだけ沢山あるから一枚くらいバレないであります」（←ちょっと小さい声）
ヒヨシ「カンタロウ、クッキーモンスターの目を侮るんじゃにゃぁ。絶っっっっっ対に気付くぞ。賭けてもいい」
カンタロウ「美味しいであります」（←ちょっと小さい声）
サギョウ「って聞いてないし・・・」
カンタロウ「サクサクサク」
ヒヨシ「・・・ワシももう一枚」
サギョウ「ちょぉ隊長！！？」
ヒヨシ「安心せい、ワシが上手く言うておくわ」
サギョウ「それだったら僕だって」
モエギ「じゃあ俺も」
半田「む・・・摘み食いは良くないとお母さんも言っていたが・・・俺も食べたい」
サクサクサクサクサク・・・
ルリ「あの、皆さん？」
ヒヨシ「なんじゃ？ルリも食べるか？」
ルリ「あ、いえ、そうじゃなくて・・・」
サギョウ「隊長が全部罪を被ってくれるから大丈夫ですよ」
カンタロウ「ありがとうございまぁあああああああああああああす！！！！」
モエギ「流石隊長」
半田「恩に着ます」
ヒヨシ「誰が罪を全部被る言うた。全力で宥めるがお前らもちゃんと全力で謝れ」
サギョウ「ですってよ」
ルリ「だって、ヒナイチちゃん」
男5人「え？」
ヒナイチ「みんな、私のクッキーに何をしているんだ？」（←めっちゃ殺気のオーラ出てる）
サギョウ「い、いいえ、これはその―――」
半田「すまなかった、副隊長。ルリを除いた全員で摘み食いをした」
サギョウ「何で全部バラしてんだよアンタ！！？」
半田「黙れ！悪い事をしたらちゃんと正直に謝りなさいとお母さんも言っていたわ！」
サギョウ「命がかかってる状況で馬鹿正直に言う奴があるか！！」
ヒナイチ「全員そこに直れ。介錯をしてやろう」
ヒヨシ「お、落ち着けヒナイチ！な？本当に悪かった！お前さんが夢中になるのも分かるくらい美味くてのぅ！」
サギョウ「そうそう！食べながら仕事してしまうのもしょうがないですよね！！」
モエギ「副隊長が報告書にクッキーが美味かったって一筆書くのも頷ける」
カンタロウ「なのでどうか怒りを鎮めて欲しいでありまぁああああああああああす！！」
ヒナイチ「半田、一番最初に摘まみ食いを実行したのは誰だ？」
半田「カンタロウだ」
カンタロウ「せんぱぁああああああああああああああああああああああああああああああい！！！！！！！！」
半田「隠し事はダメだとお母さんが言っていたからな・・・」
サギョウ「だからって仲間の首を差し出すなよ！！」
ヒナイチ「ではカンタロウ、まずは貴様からだ。それから摘み食いを実行した順に天誅を下す」
ヒヨシ「おお落ち着けヒナイチ！マジで全力で謝るから！な！？」
ヒナイチ「覚悟しろカンタロウ。一番最初の実行犯の罪は重い」
ヒヨシ「あっかーん！全く耳に入っとらん！今のヒナイチにはクッキー以外の言葉が耳に入らんようじゃ！」
ヒナイチ「クッキー」（頷く）
ヒヨシ「本当に入っとらん！！」
モエギ「だ、誰かクッキー言語を話せる奴はいないか！？」
サギョウ「いる訳ないでしょ！！何だよクッキー言語って！！」
カンタロウ「自分が試してみるでありまぁあああああああああああす！！！副隊長、クッキー！（ごめんなさいでありまぁああああああああす！！）」
（実際の訳：クッキー美味しかったでありまぁあああああああす！！）
ヒナイチ「クッキー？（何だと？）」
カンタロウ「クッキーーーーーーーーーー！！！（許して欲しいでありまぁああああああああああああああああああああああす！！！！）」
（実際の訳：副隊長の分まで食べちゃってすまんなぁあああああああああああああああでありますｗｗｗｗｗｗｗｗ）
ヒナイチ「クッキー（許さん）」
チャキッ（二本の刀に手をかける）
サギョウ「駄目じゃん！！交渉失敗してるよ！！！」
半田「一体何を言ったんだカンタロウ！！」
カンタロウ「自分は誠心誠意謝ったつもりでありまああああああす！！！」
モエギ「実際は別の言葉で通じていたのかもしれんな・・・」
ヒナイチ「クッキー・・・（まず一人・・・）」
ルリ「お、落ち着いてヒナイチちゃん！！」
カンタロウ「隊長ぉおおおおおおおお！！助けて欲しいでありまぁああああああああああああす！！！」
ヒヨシ「しゃーない、こうなりゃ―――」
デンワワワワワ
ドラルク『はいはい、もしもしも？』
ヒヨシ「ドラルクか？ワシなんじゃが」
ドラルク『隊長さんの方から連絡するなんて珍しいじゃないですか。一体何が―――』
ロナルド『あに―――隊長さん！？どうした！？ドラ公なんかより俺に連絡してくれりゃぁいいのに！！』
ヒヨシ「あーすまん、今はちょっとドラルクに用があるんじゃ。一旦代わってくれんかのぅ？」
ロナルド『・・・』
ドラルク『全く、ひったくりゴリラが。あーもしもし？こちらの方でもしっかり躾ておきますけど隊長さんの方からも今度厳しく言ってくれませんかね？電話中の人間のスマホを勝手に奪うんじゃありませんって』
ヒヨシ「す、すまん。ちなみにアイツはどうした？」
ドラルク『自分に用がなかったのがよっぽどショックだったのか部屋の隅で体育座りしてマリアナ海溝並みに深く沈んどりますよ』
ヒヨシ「相変わらず大袈裟じゃな・・・」
ドラルク『それで？私に何用ですかな？右腕に封印した邪神解放の瞬間を見せていただけるのですかな？』
ヒヨシ「ちっげーよ！！お前さんがヒナイチに持たせたクッキーをワシらが摘み食いしたもんでヒナイチの奴がカンカンに怒ってるんじゃ！！」
ドラルク『あーあ、クッキーモンスターのクッキーに手を付けちゃうから』
ヒヨシ「それで悪いんじゃが今すぐ新しいクッキーを大量に作ってくれんか？材料費は後で―――」
バッ（クッキーモンスター（ヒナイチ）にスマホを奪われる）
ヒヨシ「あっ！？ヒナイチ！！」
ヒナイチ「クッキー・・・」
ドラルク『ほらほら、ヒナイチくんも人のスマホを勝手に取っちゃ駄目でしょ』
ヒナイチ「クッキー・・・」
ドラルク『返事がない、ただのクッキーモンスターのようだ』
ヒヨシ「ふざけとる場合か！！」
ドラルク『はいはい。落ち着いてヒナイチくん。新しいクッキーを作って持って行くから鎮まりたまへ』
ヒナイチ「本当かクッキー？」
ヒヨシ「おお、人語を喋り始めたぞ！」
カンタロウ「助かったでありまぁあああああああああああああああああああす！！！！」
ドラルク『ついでにドーナツボールを作って持って行くからみんなで仲良く分けて食べなさい』
ヒナイチ「本当か！？待っているからな！！」
ドラルク『よしよし、良い子だね。最後に隊長さんに代わってくれる？』
ヒナイチ「分かった！隊長！」
ヒヨシ「おう、何じゃ？」
ドラルク『お宅のゴリラがキノコ生える勢いでジメジメしてるので一言』
ヒヨシ「まだショックを受けとったんかアイツは・・・あー、今回はすまんかったな。でもドラルクと一緒にクッキーを届けに来てくれたら嬉しいぞ」
ロナルド『任せろよあにっ隊長さん！！』
ドラルク『こちらのゴリラは部屋から一番離れた所から隊長さんのセリフを聞きました』
プツッ・・・ツーツーツー・・・
ヒヨシ「・・・何だか色々疲れたのぅ」
そして・・・
ヒナイチ「美味しい！美味しい！」
ルリ「良かったわね、ヒナイチちゃん」
ヒナイチ「ちん！」
サギョウ「おお、副隊長の機嫌が戻った」
カンタロウ「ご協力感謝するでありまぁあああああああああああああああああああああああ」
スナァ
ドラルク「それはそうと皆さんで食べる用のドーナツボールも作って来たのでどうぞお召し上がり下さい。ヒナイチくん、これはちゃんと仲良く分けて食べるんだよ？」
ヒナイチ「ちん！」
カンタロウ「嬉しいでありまぁああああああああああああああああああああああああ」
スナァ
モエギ「お前の爆音で死んじゃってるからドーナツボール食べて消音モードになってろ」
半田「フッ、これも俺がドラルクに牛乳の賞味期限を教えたからこそだな」
サギョウ「ええっ！？いつ連絡したんですか！？」
半田「牛乳の賞味期限が近い事を伝えてやらんといかんと言ったあの時だ」
サギョウ「早っ！！即実行かよ！！」
半田「思い立ったら吉日だわ！バカめ！」
ドラルク「あ、半田君のリクエスト通り明日はホットケーキを作ってあげるよ」
半田「感謝する！！」
サギョウ「さりげなくリクエストもしてたのかよアンタ！！」
ロナルド「あにっじゃねーや隊長さん、そのぉこれ・・・俺とジョンで型抜きしたクッキーなんだけどさ・・・」
ジョン「ヌー！」
ヒヨシ「おお、お前達が作ってくれたんか。ありがとうな！」
ロナルド「へへ、それほどでもないぜ！」
ジョン「ヌヘヘ！」
デンワワワワワ
ルリ「はい、こちら吸血鬼対策課のルリです・・・え？この建物の屋上に吸血セロリの巨大な巣が音速で出来た？」
ロナルド「んっパヨォーーーーーーーーー！！！！」
ルリ「しかも爆速で吸血セロリの幼虫が孵化してるんですか？」
ロナルド「ヴァーーーーーーーーーーーー！！！ヴァーーーーーーーーーーーーーーー！！！！」
ドッスンドッスンゴロゴロ（飛んだり跳ねたりしてる）
ドラルク「彼、やっぱり置いてくれば良かったですかね？」
ヒヨシ「なんだか悪い事をしたのぅ」
END
