みっぴきだいありー

巨乳の可愛い女の子とバーでイチャイチャ出来る『ラビットガーデン』というゲーム。

テレビの大画面で堂々とやりたいけど同居人達がいる手前、恥ずかしくて出来ないロナルド。

クソゲーから始まり、あらゆるジャンルのゲーム(ただしリングフィットは除く)に手を出すドラルクがプレイするのを待つ。

ドラルクの後にプレイすればドラルクにからかわれても殺すか最悪「うるせー!」で済ませられる。

併せてヒナイチの反応によってはもっと堂々とプレイ出来る(反応が芳しくなければヒナイチがいない時にプレイする予定)

ロナルド、さりげなくゲームの購買意欲を煽る。

「最近の流行はウサギさんだ!!みっぴきお揃いのウサギさんパジャマ買ったしウサギさんグッズ沢山買ったぞゴラァ!!」

「何このゴリラキモイ」

「ヌー・・・(憂いを帯びた目)」

「ロナルド、大丈夫か?医者に行くか?」

「オメーもウサギさん好きだよなヒナイチ!?ユーラブラビット!!」

「別に嫌いじゃないが私は鳥が好きだ」

「まともに相手しなくていいよ、ヒナイチくん。ゴリラがウサギごっこでハッスルしてるだけだから」

「見ろ、ウサ耳カチューシャだ!これでみんな可愛いウサギさんだぜ!」

「ゴリラがウサ耳カチューシャ付けたところでゴリラはゴリラだぞ」

「ウサギはウサギさんだけのものじゃねぇ!みんなのものだ!!」

「ウサギはウサギだけのものであってそれ以上でもそれ以下でもないだろ」

「なぁドラルク、ロナルドは一体どうしたんだ?原稿の締切でまた頭がおかしくなったのか?」

「常に頭はおかしいよ(スナッ)」

「ヌー!!」

「ウサギさんに栄光あれー!!」



ロナルドの奇行が功を奏した後日。



「ドラルクー、監視の時間だぞー」

「いらっしゃい、ヒナイチくん。おやつのクッキーが丁度出来上がった所だよ」

「クッキー!」

「実はこれからゲームをやる予定だったんだけどヒナイチくんにはちょっと刺激が強いからやめておこうかな」

「どんなゲームだ?ホラーやスプラッター系なら耐性はあるぞ」

「それとは真逆のやや大人向けのゲームだよ。成人指定されてる訳でもないんだけど」


ピクッ(興味ないフリをして聞き耳を立てていたロナルドが反応する)


「お、大人向けのゲーム・・・!?」

「ウサギの格好をした大人が出て来るゲームなんだけどやっぱりヒナイチくんにはまだ早いかなー?」

「ば、バカにするな!私だってもうすぐ成人するし何より吸対だ!監視員としてお前が良からぬものに手を出そうとしていないか調査させてもらう!」

「その話に俺も混ぜてもらうぜ!」

「ロナルド?」

「退治人として吸血鬼の動向を見張っておかねーといけねーからな!」

「昨日私がクソゲーを探しに街に繰り出しても野放しにした癖に?」

「それとこれとは話が別だ!とにかく俺も見張らせてもらうぜ!」

「あっそ。まぁいいや。ジョン、スイッチを入れてくれる?」

「ヌンッ!」


ピッ


「さぁさぁ新作ゲームの鑑賞会といこうじゃないか!」

「ヌー!」

「ちなみにタイトルは何だ?」


(ラビットガーデン!ラビットガーデン!)


「『スーパーラビットマン』だ!」

「思ってたんと全然違う!!!」



後日、ドラルクはラビットガーデンを購入してロナルドとヒナイチの前でプレイしてくれた。






END
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