みっぴきだいありー

予備室


ロナルド「おいドラ公、おやつ―――」

御真祖様「ハロー」

ロナルド「わぁーーーーーーーーーーーーー!!!!!???」

ドラルク「煩いぞ五歳児。黙って雑草でも食べてろ」

ロナルド「驚くに決まってんだろ!!お前のじーさんいつの間にいたんだよ!!?」

ドラルク「キミがトイレに行っている間に来た」

ロナルド「何しに!!?」

ドラルク「クソゲーの対戦をする為に」

ロナルド「クソゲー対戦!?何だよその不毛な戦いは!!じじいと孫揃ってどんな趣味だよ!!」

ドラルク「至高にして純然たる趣味だ。ゴリラには分からんだろうがな」

ロナルド「何回転生したって分かりたくないわ!!」

御真祖様「ポール君もする?ペットボトル立てバイトシミュレーター」

ロナルド「いいです結構です」

ヒナイチ「ドラルク、監視を―――うわっ!?ど、ドラルクのお祖父さん!?」

御真祖様「ハロー。一緒にこれやる?」

ヒナイチ「い、いえ・・・職務中なので・・・」

ロナルド「職務中でもお菓子食べたり一緒にボードゲームしたりしてるだろ」

ヒナイチ「監視の一環だ」

ロナルド「物は言いようってのはこの事を言うんだろうな」

ジョン「ヌ~・・・」

ドラルク「ごめんよ、ジョン。もう少ししたらホットケーキ作るからね」

ロナルド「にしてもまぁよくこんな虚無ゲー出来るな」

ヒナイチ「いつ遊ぶ約束をしたんだ?」

ドラルク「この間お祖父様とシンヨコ全体を巻き込んだ鬼ごっこをしたでしょ?あの後に一緒にやるって約束をしたのだよ」

ヒナイチ「そうだったのか・・・」

ロナルド「よりにもよってクソゲーで対戦すんなよな。せめてシンブラとかヴァリカーにしろよ」

ドラルク「やめんかバカ造!!」

御真祖様「じゃあ今からみんなでやろうか。前半戦はシンブラ、後半戦はヴァリカー、延長戦はこれで」

ロナルド「いやいやいやいやいやいやいやいや結構です!!!」

御真祖様「じゃ、ドラルク。中断セーブしようか」

ロナルド「中断セーブ出来るの!?クソゲーなのに!!?」

ドラルク「ただし次始めた時に両プレイヤーの得点はゼロになって最初からになる」

ロナルド「中断の意味ねーじゃん!!マジでクソゲーだな!!」

ドラルク「まごう事無きクソゲーだ。それをどこかのゴリラの所為で対戦ゲームオールナイトに切り替わる訳だが」

ロナルド「そうだったしまった!!」

ヒナイチ「ロナルド!お前が余計な事を言うから!!」

ジョン「ヌァ~!!」

御真祖様「最下位だった人が交代しようか。ハンデ有りもOK。最初は誰から外れる?」

ロナルド「うわーん!!手遅れだー!!」

ドラルク「お祖父様、私はこれからジョン達のおやつを作ってこなければいけないので最初は私が外れます!!」

ロナルド「おい待てクソ砂!!自分だけ逃げようとするんじゃねぇ!!」

御真祖様「ステージはどこにする?」

ヒナイチ「あ、えっと・・・ギミックの少ない所で・・・」

ロナルド「エーーーン!!地獄のゲーム大会が始まっちゃったよーーー!!」

ジョン「ヌ~~~~!!!」



そして・・・



ドラルク「ゲーム疲れとおやつを食べた事で寝落ちしたジョン達に毛布をかけて・・・さてと、お待たせ致しましたお祖父様。延長戦という名のペットボトル立てバイトシミュレーターの続きをしましょうか」

御真祖様「OK牧場」


ピコピコピコブーピコピコ

ピコピコブーブーピコピコ


御真祖様「ねぇ、ドラルク」

ドラルク「何ですか?お祖父様」

御真祖様「ポール君達と遊ぶの楽しいね」

ドラルク「―――ええ、とても楽しいです」

御真祖様「また遊びに来ていい?」

ドラルク「勘弁して下さい」






END
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