クリスタルラジオ
ティーダ「らららラ~ジ~オ~♪」
ジタン「クリスタルラ~ジ~オ~♪」
エース「始まりだ」
ティーダ「最初のコーナー行ってみよー!『妄想するだけならタダ!俺達の明日はどんな明日?』」
ドンドンパフパフ!!
スコール「・・・」
クラウド「開幕スコールが死んでるんだが」
ティーダ「セフィロスオーナー護衛任務が熾烈だったんじゃないッスか?」
スコール「熾烈なんてものじゃない・・・地獄だ・・・」
エース「そんなに酷かったのか?」
スコール「挑戦者たる暗殺者たちは大した事なかった。問題はその後だ・・・」
ティーダ「分かった!セフィロスオーナーが暇潰しつって一騎打ち申し込んできたんだろ?」
スコール「そうだ・・・」
ティーダ「俺達セフィロスオーナーに関しちゃ嫌っていう程詳しいからな!」
ジタン「トラウマレベルで詳しいよな!」
クラウド「悲しいな・・・」
スコール「暗殺者たちの暗殺術が飛び交う中での一騎打ちはまさに地獄絵図と呼ぶに相応しい・・・」
エース「大変だったな。銃弾やら機械やらモンスターが飛び交う戦場に比べたらかなり過酷だな」
クラウド「エースのそれも十分比べられないくらい過酷だぞ」
スコール「もう沢山だ・・・明日は石の家の花畑でリノアと二人で寝てくる」
ジタン「ついでに膝枕もしてもらったらどうだ?」
スコール「そうだな・・・それもいいな・・・」
エース「(でも明日ってリノア確かシフト入ってなかったか?)」
ティーダ「(しっ!エース、それは言っちゃ駄目ッス!それすらも忘れる為の妄想ッス!)」
クラウド「(涙が込みあげてきて堪らないんだが)」
ジタン「晩飯はどーする?ピザか?それともラーメンか?」
スコール「そば」
ジタン「じゃ、そば屋に行こうな。あの電気屋の近くにあるそば屋だ」
エース「電気屋の近く?あそこのそば屋は三日前に潰―――」
ティーダ「わーわーわー!!そば屋楽しみッスね!他にもそば屋ないかサーチしとくッス!!」
スコール「ついでに雑誌も買いたいな・・・月刊武器特別号の・・・」
エース「だったらコヨコヨブックスなんてのはどうだ?」
ジタン「あり?でもあそこって月刊武器の取り扱いはもう―――」
ティーダ「わーわーわー!!そば屋の帰りにどっか適当な本屋に寄って買うッス!そうするッス!!」
クラウド「なんかもうアレだ、次のコーナー行け」
ティーダ「さっすがクラウド!!」
ジタン「そんな訳で次のコーナー『今日のクリスタル横丁』!」
ドンドンパフパフ!!
ジタン「最近町内の提案で夜の横丁見回り隊が発足されたけどみんなどんな感じだ?」
ティーダ「別に悪かないけどいつまでやるンスかね?ずっと?」
スコール「まずは一ヶ月実施してその後は効果があれば定期的にやるらしいぞ」
ティーダ「ふーん。まぁ町が平和になるならそれに越した事はないッスけどせめて女の子は外してやろうぜ〜」
エース「だがやると言い出したのは女子のみんなだ」
ティーダ「でもだからって夜の遅い時間に連れ回すのは気が引けるしちょっと危ないな〜って」
ジタン「その為に俺たちが一緒に組むんだろ。町の人も女の子も全力で守ってやろうじゃねーか」
エース「それに例えば痴漢に遭った女性がいたとして、声を掛ける時は同性がいた方が良くないか?異性だと余計に混乱して痴漢の仲間認定されると思うし」
ティーダ「あ〜それもあるか〜。でもクラウド辺りはチョコボ認定されて大丈夫な感じがするよな!」
クラウド「飛び蹴りしてやるから今すぐそこに立て」
スコール「そういえば見回りをしてる時にトンベリを見かけたな」
エース「トンベリを?」
ティーダ「なんでまた町中でゴフッ(吐血)」(←飛び蹴り食らった)」
スコール「俺も気になって後を尾けた。もしも町に紛れ込んだモンスターだったら駆除しなければならないからな。だが、追いかけた先で俺が見たのはトンベリの集会だった」
ジタン「は?集会?」
スコール「猫の集会みたいなものだ。夜な夜な集まっては情報交換をしてるらしい」
クラウド「猫の集会て・・・」
エース「見つかって串刺しにされなかったか?」
スコール「串刺しにはされなかったがなるべくなら秘密にしてくれと懇願された。『人に害を与えないモンスター許可証』を持ってるとはいえ、人に集まられたらゆっくり落ち着いて集会も出来ないそうだ」
クラウド「『人に害を与えないモンスター許可証』って何だ!?」
ティーダ「あれ?クラウド知らねーの?厳正なる審査を重ねて認められたモンスターだけ町に出入り出来る許可証の事ッスよ」
クラウド「いつからそんなシステムが・・・」
スコール「そんな訳でリスナーのみんなは夜にトンベリを見掛けても何も見なかったフリをして温かく見守ってやっててくれ」
ジタン「スコールお兄さんとの約束だぞ!」
クラウド「子供向け番組風に付け足さなくて宜しい」
エース「そろそろ時間だ。ハガキのコーナーにいこう」
ティーダ「今日はスコールが引くッス」
ゴソゴソ
スコール「ラジオネーム・トランプの王様さんだ」
クラウド(キングだな)
スコール「『初めての投稿だ。ゲストを呼ぶコーナーを創設したら是非とも俺を一番最初に呼んでくれ。頼んだぞ。』だそうだ」
クラウド「ハガキ投稿で何要望出してんだよ!!」
ティーダ「またまた前代未聞ッスねw」
クラウド「絶対に一番最初には呼んでやらねーから!お前は最後で十分だ!!」
スコール「まて、続きがあるぞ。『一番最初に呼んでくれなかった場合→何番目でもいいから妥協する。一度も呼ばなかった場合→ロックンロォォォル』だそうだ」
クラウド「リスナーのくせに脅し入れてんじゃねーよ!!」
ティーダ「ロックンロォォォルって何が起こるンスかね」
ジタン「一緒にロックバンドやろうぜ的なアレになるんじゃねーの?」
エース「死のロックバンドになると思うんだが」
クラウド「これ以上話すだけ無駄だ!次行け次!」
ゴソゴソ
スコール「ラジオネーム・ロックンロォォォルの王様さんだ」
クラウド「さっきのトランプの王様と同じ奴だろ!!パスだパス!他の奴にしろ!!」
ジタン「ダメだクラウド、箱の中のハガキ全部『王様』ってラジオネーム付いてるぞ」
クラウド「どんだけ暇なんだよ!!」
エース(家で僕以外の男勢が集まってせっせと何かやってたがこれだったのか・・・)
ティーダ「あ、一枚だけ王様が付いてないのがあったッス!」
クラウド「それだ!それを読め!」
スコール「ラジオネーム・純白のエンペラーさんだ」
クラウド「チクショォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
ティーダ「お、落ち着くッスクラウド!」
スコール「とりあえず読み上げるぞ。『初投稿だ。美味そうな麺類の写真を撮ろうと思うのだがオススメの麺類があるなら聞きたい』だそうだ」
クラウド「ググレカス!!」
ティーダ「どうどうどうどう!」
エース「ていうか何で麺類なんだ?」
ジタン「あれじゃーねか?麺スタグラム始めたんじゃね?」
エース「ああ、あのひたすら麺類だけを投稿する謎のSNSか。キングやジャックがかなりハマってやってるぞ。帝王も麺スタやるんだな」
スコール(麺スタ映えに挑戦する帝王・・・)
ティーダ「まぁ一番は自作する事じゃないッスかね?盛り付けとか自分流でアレンジ出来る訳だし」
ジタン「作ってる過程を撮るでもいいよな。湯切りしてる時に跳ねて宙を舞う麺を撮るとか」
ティーダ「麺にスープが注がれてる瞬間とか」
エース「出来立てのラーメンを箸で掬った瞬間なんかもいいらしいぞ」
スコール「ネギと絡まっていれば尚受けがいいらしいぞ。ただしあからさまな絡め方はダメだ。ちゃんと自然に絡めないと逆に受けが悪いから気を付けろ」
クラウド「お前ら何で麺スタにそんなに詳しいんだよ。つか麺スタに命かけすぎだろ」
ティーダ「それが麺スタの楽しい所っスよ~」
エース「クラウドもやってみたらどうだ?案外ハマるかもしれないぞ?」
クラウド「熨斗付けて丁重にお断るするわ」
スコール「それよりそろそろ時間だな」
ティーダ「今日はここまで!」
ジタン「トランプの王様さんと純白のエンペラーさんには『膝を抱えるモーグリ』をプレゼントするぜ!」
エース「来週もまたこの番組で会おう」
END
収録後
クラウド「麺スタ、興味本位で少し覗いてみたら狂気の世界が広がっていたんだが」
ティーダ「あー、腹減ってる時とか夜に見ると飯テロだもんな~」
クラウド「飯テロ通り越して洗脳ならぬ麺脳されそうで恐怖を覚えたぞ」
ティーダ「そうッスか?殆どの人はそんな事ないンスけどね」
クラウド(俺がおかしいのか・・・?)
END
ジタン「クリスタルラ~ジ~オ~♪」
エース「始まりだ」
ティーダ「最初のコーナー行ってみよー!『妄想するだけならタダ!俺達の明日はどんな明日?』」
ドンドンパフパフ!!
スコール「・・・」
クラウド「開幕スコールが死んでるんだが」
ティーダ「セフィロスオーナー護衛任務が熾烈だったんじゃないッスか?」
スコール「熾烈なんてものじゃない・・・地獄だ・・・」
エース「そんなに酷かったのか?」
スコール「挑戦者たる暗殺者たちは大した事なかった。問題はその後だ・・・」
ティーダ「分かった!セフィロスオーナーが暇潰しつって一騎打ち申し込んできたんだろ?」
スコール「そうだ・・・」
ティーダ「俺達セフィロスオーナーに関しちゃ嫌っていう程詳しいからな!」
ジタン「トラウマレベルで詳しいよな!」
クラウド「悲しいな・・・」
スコール「暗殺者たちの暗殺術が飛び交う中での一騎打ちはまさに地獄絵図と呼ぶに相応しい・・・」
エース「大変だったな。銃弾やら機械やらモンスターが飛び交う戦場に比べたらかなり過酷だな」
クラウド「エースのそれも十分比べられないくらい過酷だぞ」
スコール「もう沢山だ・・・明日は石の家の花畑でリノアと二人で寝てくる」
ジタン「ついでに膝枕もしてもらったらどうだ?」
スコール「そうだな・・・それもいいな・・・」
エース「(でも明日ってリノア確かシフト入ってなかったか?)」
ティーダ「(しっ!エース、それは言っちゃ駄目ッス!それすらも忘れる為の妄想ッス!)」
クラウド「(涙が込みあげてきて堪らないんだが)」
ジタン「晩飯はどーする?ピザか?それともラーメンか?」
スコール「そば」
ジタン「じゃ、そば屋に行こうな。あの電気屋の近くにあるそば屋だ」
エース「電気屋の近く?あそこのそば屋は三日前に潰―――」
ティーダ「わーわーわー!!そば屋楽しみッスね!他にもそば屋ないかサーチしとくッス!!」
スコール「ついでに雑誌も買いたいな・・・月刊武器特別号の・・・」
エース「だったらコヨコヨブックスなんてのはどうだ?」
ジタン「あり?でもあそこって月刊武器の取り扱いはもう―――」
ティーダ「わーわーわー!!そば屋の帰りにどっか適当な本屋に寄って買うッス!そうするッス!!」
クラウド「なんかもうアレだ、次のコーナー行け」
ティーダ「さっすがクラウド!!」
ジタン「そんな訳で次のコーナー『今日のクリスタル横丁』!」
ドンドンパフパフ!!
ジタン「最近町内の提案で夜の横丁見回り隊が発足されたけどみんなどんな感じだ?」
ティーダ「別に悪かないけどいつまでやるンスかね?ずっと?」
スコール「まずは一ヶ月実施してその後は効果があれば定期的にやるらしいぞ」
ティーダ「ふーん。まぁ町が平和になるならそれに越した事はないッスけどせめて女の子は外してやろうぜ〜」
エース「だがやると言い出したのは女子のみんなだ」
ティーダ「でもだからって夜の遅い時間に連れ回すのは気が引けるしちょっと危ないな〜って」
ジタン「その為に俺たちが一緒に組むんだろ。町の人も女の子も全力で守ってやろうじゃねーか」
エース「それに例えば痴漢に遭った女性がいたとして、声を掛ける時は同性がいた方が良くないか?異性だと余計に混乱して痴漢の仲間認定されると思うし」
ティーダ「あ〜それもあるか〜。でもクラウド辺りはチョコボ認定されて大丈夫な感じがするよな!」
クラウド「飛び蹴りしてやるから今すぐそこに立て」
スコール「そういえば見回りをしてる時にトンベリを見かけたな」
エース「トンベリを?」
ティーダ「なんでまた町中でゴフッ(吐血)」(←飛び蹴り食らった)」
スコール「俺も気になって後を尾けた。もしも町に紛れ込んだモンスターだったら駆除しなければならないからな。だが、追いかけた先で俺が見たのはトンベリの集会だった」
ジタン「は?集会?」
スコール「猫の集会みたいなものだ。夜な夜な集まっては情報交換をしてるらしい」
クラウド「猫の集会て・・・」
エース「見つかって串刺しにされなかったか?」
スコール「串刺しにはされなかったがなるべくなら秘密にしてくれと懇願された。『人に害を与えないモンスター許可証』を持ってるとはいえ、人に集まられたらゆっくり落ち着いて集会も出来ないそうだ」
クラウド「『人に害を与えないモンスター許可証』って何だ!?」
ティーダ「あれ?クラウド知らねーの?厳正なる審査を重ねて認められたモンスターだけ町に出入り出来る許可証の事ッスよ」
クラウド「いつからそんなシステムが・・・」
スコール「そんな訳でリスナーのみんなは夜にトンベリを見掛けても何も見なかったフリをして温かく見守ってやっててくれ」
ジタン「スコールお兄さんとの約束だぞ!」
クラウド「子供向け番組風に付け足さなくて宜しい」
エース「そろそろ時間だ。ハガキのコーナーにいこう」
ティーダ「今日はスコールが引くッス」
ゴソゴソ
スコール「ラジオネーム・トランプの王様さんだ」
クラウド(キングだな)
スコール「『初めての投稿だ。ゲストを呼ぶコーナーを創設したら是非とも俺を一番最初に呼んでくれ。頼んだぞ。』だそうだ」
クラウド「ハガキ投稿で何要望出してんだよ!!」
ティーダ「またまた前代未聞ッスねw」
クラウド「絶対に一番最初には呼んでやらねーから!お前は最後で十分だ!!」
スコール「まて、続きがあるぞ。『一番最初に呼んでくれなかった場合→何番目でもいいから妥協する。一度も呼ばなかった場合→ロックンロォォォル』だそうだ」
クラウド「リスナーのくせに脅し入れてんじゃねーよ!!」
ティーダ「ロックンロォォォルって何が起こるンスかね」
ジタン「一緒にロックバンドやろうぜ的なアレになるんじゃねーの?」
エース「死のロックバンドになると思うんだが」
クラウド「これ以上話すだけ無駄だ!次行け次!」
ゴソゴソ
スコール「ラジオネーム・ロックンロォォォルの王様さんだ」
クラウド「さっきのトランプの王様と同じ奴だろ!!パスだパス!他の奴にしろ!!」
ジタン「ダメだクラウド、箱の中のハガキ全部『王様』ってラジオネーム付いてるぞ」
クラウド「どんだけ暇なんだよ!!」
エース(家で僕以外の男勢が集まってせっせと何かやってたがこれだったのか・・・)
ティーダ「あ、一枚だけ王様が付いてないのがあったッス!」
クラウド「それだ!それを読め!」
スコール「ラジオネーム・純白のエンペラーさんだ」
クラウド「チクショォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
ティーダ「お、落ち着くッスクラウド!」
スコール「とりあえず読み上げるぞ。『初投稿だ。美味そうな麺類の写真を撮ろうと思うのだがオススメの麺類があるなら聞きたい』だそうだ」
クラウド「ググレカス!!」
ティーダ「どうどうどうどう!」
エース「ていうか何で麺類なんだ?」
ジタン「あれじゃーねか?麺スタグラム始めたんじゃね?」
エース「ああ、あのひたすら麺類だけを投稿する謎のSNSか。キングやジャックがかなりハマってやってるぞ。帝王も麺スタやるんだな」
スコール(麺スタ映えに挑戦する帝王・・・)
ティーダ「まぁ一番は自作する事じゃないッスかね?盛り付けとか自分流でアレンジ出来る訳だし」
ジタン「作ってる過程を撮るでもいいよな。湯切りしてる時に跳ねて宙を舞う麺を撮るとか」
ティーダ「麺にスープが注がれてる瞬間とか」
エース「出来立てのラーメンを箸で掬った瞬間なんかもいいらしいぞ」
スコール「ネギと絡まっていれば尚受けがいいらしいぞ。ただしあからさまな絡め方はダメだ。ちゃんと自然に絡めないと逆に受けが悪いから気を付けろ」
クラウド「お前ら何で麺スタにそんなに詳しいんだよ。つか麺スタに命かけすぎだろ」
ティーダ「それが麺スタの楽しい所っスよ~」
エース「クラウドもやってみたらどうだ?案外ハマるかもしれないぞ?」
クラウド「熨斗付けて丁重にお断るするわ」
スコール「それよりそろそろ時間だな」
ティーダ「今日はここまで!」
ジタン「トランプの王様さんと純白のエンペラーさんには『膝を抱えるモーグリ』をプレゼントするぜ!」
エース「来週もまたこの番組で会おう」
END
収録後
クラウド「麺スタ、興味本位で少し覗いてみたら狂気の世界が広がっていたんだが」
ティーダ「あー、腹減ってる時とか夜に見ると飯テロだもんな~」
クラウド「飯テロ通り越して洗脳ならぬ麺脳されそうで恐怖を覚えたぞ」
ティーダ「そうッスか?殆どの人はそんな事ないンスけどね」
クラウド(俺がおかしいのか・・・?)
END
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