いつか
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あの日以降、日曜日の同じ時間に何度かあの場所に訪れてみたが、たかくんらしい人にもう一度出会うことがなかった…
やっぱりあれは見間違い。
もうそろそろ本気で忘れなければいけないと言われているように思えた…
たかくんを無意識に探したり、たかくんと他の男性を比べたり、拗らせた初恋…
初恋は実らないってほんとなんだなぁ
シゲも忙しそうだし相談も最近ない…もしかするとシゲは上手く行ってるのかもしれない…
仕事が終わるとグルグル考えてしまう。
だからか仕事に集中していると何も考えなくて済み、この間のコンペも無事私の案に決定し波に乗ってる。
このまま仕事に生きるのもありだが、やはりどこか1人が寂しい…
とにかく今は仕事に集中!
「□。この間決まったイベントのお前の補佐になったからよろしくな!」
「え、そうなの?シゲと一緒なら安心だ!」
「そらどうも。んで、俺は何から取り掛かればいい?」
シゲに指示を飛ばしイベント成功に向け着々と準備を重ねてきた。
明日は最終打ち合わせ。
そこで今回のイベント主催者の社長に会う事になった。今までは社長が忙しいとの事で、秘書の小山さんとメインに打ち合わせをしてきた。
最終打ち合わせ当日
「□、お前緊張し過ぎ 笑」
「そりゃ緊張するよ。だって社長だよ!」
「社長の名前って"増田"さんだったけ?」
「そうだよ。シゲ、しっかりしてよぉー」
「お前に言われたくねぇわ!」
シゲとあーだこーだ言ってると部屋にノック音が響いた
一気にドキドキ緊張してきた…
だんな方が社長なのだろう…
ここまで来るのに結構無理難題を言われて苦戦を強いられた。
お陰でかなり自分の知識が増えたのは事実だ。
「□さん、加藤さんお待たせして申し訳ございません。」
「いえ。こちらこそ御足労頂きありがとうございます。」
「こちらうちの社長の"増田"です。」
「WHITE 社長の増田貴久です。」
スっと名刺を渡される一連の流れがスローモーションに見えた
「初めまして、○○会社 加藤成亮です。宜しくお願い致します。」
「……」
小さい声でシゲが おい っと肘をつかれ
「っ…同じく○○会社 □○です。宜しくお願い致します。」
「…こちらこそ宜しくお願い致します…」
「では、最終打ち合わせしましょうか」
席に着き当日の進行の確認等を済ませていく
私はそれらを確認しながら頭の片隅に目の前にいるたかくんが気になって仕方なかった…
こんな再開の仕方ってある?
もしかするとたかくんは私って気づいてない可能性も…だって顔色一つ最初の挨拶から変わっていない…そうだよね…あれから何年経ってんだよって話…
「では、そんな感じで当日も宜しくお願い致します」
「はい。成功のため全力を尽くします」
たかくんと小山さんが出ていった後
「お前大丈夫か?所々上の空だったぞ?」
「…大丈夫。今日はフォローありがと。」
「…お前がそう言うならいいけど…なんかあったらすぐ言えよ!」
「いつもありがと。」
「おう。」
今起こっていた事が未だに整理出来ずシゲに彼が"たかくん"だと言えなかった
やっぱりあれは見間違い。
もうそろそろ本気で忘れなければいけないと言われているように思えた…
たかくんを無意識に探したり、たかくんと他の男性を比べたり、拗らせた初恋…
初恋は実らないってほんとなんだなぁ
シゲも忙しそうだし相談も最近ない…もしかするとシゲは上手く行ってるのかもしれない…
仕事が終わるとグルグル考えてしまう。
だからか仕事に集中していると何も考えなくて済み、この間のコンペも無事私の案に決定し波に乗ってる。
このまま仕事に生きるのもありだが、やはりどこか1人が寂しい…
とにかく今は仕事に集中!
「□。この間決まったイベントのお前の補佐になったからよろしくな!」
「え、そうなの?シゲと一緒なら安心だ!」
「そらどうも。んで、俺は何から取り掛かればいい?」
シゲに指示を飛ばしイベント成功に向け着々と準備を重ねてきた。
明日は最終打ち合わせ。
そこで今回のイベント主催者の社長に会う事になった。今までは社長が忙しいとの事で、秘書の小山さんとメインに打ち合わせをしてきた。
最終打ち合わせ当日
「□、お前緊張し過ぎ 笑」
「そりゃ緊張するよ。だって社長だよ!」
「社長の名前って"増田"さんだったけ?」
「そうだよ。シゲ、しっかりしてよぉー」
「お前に言われたくねぇわ!」
シゲとあーだこーだ言ってると部屋にノック音が響いた
一気にドキドキ緊張してきた…
だんな方が社長なのだろう…
ここまで来るのに結構無理難題を言われて苦戦を強いられた。
お陰でかなり自分の知識が増えたのは事実だ。
「□さん、加藤さんお待たせして申し訳ございません。」
「いえ。こちらこそ御足労頂きありがとうございます。」
「こちらうちの社長の"増田"です。」
「WHITE 社長の増田貴久です。」
スっと名刺を渡される一連の流れがスローモーションに見えた
「初めまして、○○会社 加藤成亮です。宜しくお願い致します。」
「……」
小さい声でシゲが おい っと肘をつかれ
「っ…同じく○○会社 □○です。宜しくお願い致します。」
「…こちらこそ宜しくお願い致します…」
「では、最終打ち合わせしましょうか」
席に着き当日の進行の確認等を済ませていく
私はそれらを確認しながら頭の片隅に目の前にいるたかくんが気になって仕方なかった…
こんな再開の仕方ってある?
もしかするとたかくんは私って気づいてない可能性も…だって顔色一つ最初の挨拶から変わっていない…そうだよね…あれから何年経ってんだよって話…
「では、そんな感じで当日も宜しくお願い致します」
「はい。成功のため全力を尽くします」
たかくんと小山さんが出ていった後
「お前大丈夫か?所々上の空だったぞ?」
「…大丈夫。今日はフォローありがと。」
「…お前がそう言うならいいけど…なんかあったらすぐ言えよ!」
「いつもありがと。」
「おう。」
今起こっていた事が未だに整理出来ずシゲに彼が"たかくん"だと言えなかった