灰原side

そう…これが最善策この場は助かっても事情聴取の時に否が応でもあの人と鉢合わせになる

このまま私が着えたら彼らがみた組織とみんなの接点は消滅する

わかってたのに…

組織を抜けた時から私の居場所何てどこにもないことは…わかってたのに…

バカだよね…わたし、‥‥バカだよね…

お姉ちゃん

「…ぅん本当にバカだよ…哀ちゃんは」

灰原「…え？」

誰もいるはずがないのに背後から声が聞こえた

それは…異世界から来たというあの子の声だった

「…いてて…」

灰原「あ、貴方…どうしてここに！？」

「僕はバランスを崩して頭を打って気絶しちゃってた…あはは、…でもそんなことより」

といって私の手を取って落ちていた拳銃を手にすると
バァアアンと窓ガラスを割った

コナン君がそれと同時にやってきた

コナン「灰原！雪奈！」

「コナン君何で戻ってきたの！

まぁ、そんなことはいいから早く来て！」

コナン「へ？」

雪奈は私と江戸川君の身体を抱えて割れた窓に飛び込んだ

バッと窓の外から出た瞬間に爆弾が爆発した
私と江戸川君を守るように雪奈は地面にたたきつけられる


近くに高木刑事と博士たちがやってきた

「この子怪我をしているんだ！博士とみんなと一緒に病院に連れて行ってあげて！！

事情聴取は僕がうけるから！お願い」

彼女の必死さが伝わったのか高木刑事が私を抱き上げる

コナン「勿論僕も受けるから

‥‥逃げるなよ…灰原……自分の運命から…

逃げるんじゃねぇーぞ」

江戸川君が付け足すように真剣なまなざしでいった
そして早くと催促して私は病院に連れていかれた

となりで子供たちが心配の声を上げる
光彦「い、痛くないんですか？灰原さん汗）」
歩美「足からいっぱい血がでてるよ！汗）」

灰原「大丈夫よ…これ私の血じゃないから…」

そうこれは私をあの場から遠ざけた
あの子がつけた血…

あの子…また無茶をしたわね……
貸しが一つできちゃったわね…

灰原side end