沢山の乗客が乗る中で二人組のスキーの恰好をした男たちが乗り込んできた。

元太「おい見ろよあいつらこんなところからスキーの格好してるぜ！」

光彦「せっかちですねぇー」
コナン（おいおい…いくら何でも…ゴーグルまでつけることは‥‥）

と思いかけた時だった男がスキー板から拳銃を取り出して僕たち乗客に向けて銃口を向けた

男「騒ぐな！騒ぐとぶっ殺すぞ！！」

「「「「！！！！」」」」」

ーば、バスジャック‥‥

誰しもがそう思った。


男「聞こえねぇ―のか！」

バスの乗客たちが悲鳴を上げたために脅迫として銃声をならす。
男「回送にして都内を適当に走れ
信号で引っかかったらてめぇのバス会社に電話するんだ」

とバスの運転手に怒鳴り散らす。

運転手が怯えながら「はい」と返事をした。
しばらくして乗客たちがシーンとした


まさかこの事件に巻き込まれるとは…
思いもしなかった‥‥。

そんなことを思っていると
男「おい、そこの餓鬼さっさと携帯をだせ！」

「…ぼ、僕は持っていないよ！」

男「ッチ）‥おいそこの風邪を引いた男早く出せ」

風邪を引いた男「あ、すみません‥‥

携帯持っていないんですよ…」

次々と携帯を回収しようと動く。

ガムを噛んでいる女のほうへ話しかけるが肝が据わっているのか犯人にケンカを売るような口調をする
男「おいそこくちゃくちゃとうるせぇぞ」

美晴「当たり前でしょう…ガムを噛んでたんだから…
それにこんなことをしてもどーせあんた達捕まっちゃうんだから早いとこ諦めて逃げた方が身のため…」

と忠告すると銃声が聞こえた
女の顔の横に銃弾が当たったのだ…。

男が運転席の方へ戻ろうとするとジョディ先生が足を引っかける

顔面を豪打し怒りがあらわになる
男「こ、この外人女」

ジョディ先生が英語をしゃべりだす

ジョディ「[ruby=＃ごめんなさい_Oh~
sorry!!#]」

とぺらぺらと話すために舌打ちをして大人しく座っているようにいった
大人しくジョディ先生が座ると後ろに座るコナン君に小声と笑顔で話しかける

ジョディ「わくわくしちゃうね（Its very very exciting）」

コナン（おいおい大丈夫かよ…この先生…

兎に角奴らが向こうに行ってる隙にこのイヤリング型携帯で‥このバスの中の状況を目暮警部に…）

ダイヤルを押していると男が目の前にいることに気づかなかった‥‥

コナン「…え？」

コナン君が男の一人に床にたたきつけられる。
男「何してんだこの餓鬼！今度下手まねしやがったら殺すのはお前からだ！」

コナン（くそっ携帯取られた…）

「…っコナン君…」

風邪を引いた男「駄目だ…ゴホッ…下手に動くと危険だ‥‥」

風邪を引いた男の人が僕を引き留める。

コナン（しかし変だな奴はまっすぐ俺のところへ来た

椅子の陰で見えなかったはずなのにってことは…

いるんだ仲間が…俺の行動が見える位置にいた
あの三人の中にでもどーやってやつに伝えたんだ？！

不審な行動をとる俺の位置を誰にも気づかずに
一体どうやって‥‥…

…ん？待てよ‥…確か後部座席には雪奈がいたはず…でもどうやって確かめる？）

そのころバスを監視して報告しあっているのは
高木刑事を含めた警視庁の人間が数名だった。

報告を聞いた警部たちは…犯人の要求を呑むことにしたそうだ…。



警部たちから連絡が来た犯人たちはバスの真ん中の通路に縦上の板を二枚置いた。

コナン君がその板を確認しようとしたところでまた犯人が拳銃の銃口を向けてコナンに言う

犯人「早く殺してほしいんなら望み通りにしてやるぜ」

光彦「こ、コナン君！！」

ジョディ先生と一緒にいた新出先生がコナン君を庇うように前にしゃがみでる

新出「やめてくださいただの子供の悪戯じゃないですか！！それにあなた方の要求は通ったはずですここで乗客を一人でも殺すと計画通りにいかないんじゃないですか！？」

と強くいうと犯人は新出先生に銃口を向ける

犯人「なんだとこの青二才！」

もう一人の男がやめろ訂正する
弾がそれに当たったらどうするんだと小声で制すると

もう一人が落ち着きを取り戻し元に戻るようにいう

コナン君も僕も中身を察した

この中身は…

コナン・雪奈（（爆弾））

哀ちゃんはというとかなりの緊張感になっているようだ

組織独特のプレッシャーを感じているに違いない

早く事件を解決して離れさせてあげないと…

でも僕にできることなんてあるのだろうか？





‥…少し飛ばします

犯人たちは赤井さんと新出先生を前に来るように指示を出して犯人が着ていた服を着るように命じた


コナン君はこの事件を解決するためにある方法を思いついたようだ

ちらりと後部座席の後ろを見ると赤いRX-７が追跡しているのが目に入った

運転している女性が無線で何かを話していた。

警察の佐藤刑事だ。

探偵団バッチをトントンと叩き
耳に当てるように指示をする

僕は赤井さんにばれないように外を眺めるふりをしながらそっと耳に当てる

ーいいかおめぇら…これから俺の言う通りに動いてくれ

それからというものかなり早かった。



ジョディ先生に口紅を借りたコナン君はすきを見て爆弾と思われる板に何やら書き始めた

今現在トンネルの中を走っている最中である

人質を取るのにガムをずっと噛んでいる女性を選んだ
彼女が共犯だ
彼女に拳銃を突き付けてスピードを上げるように指示を出した。


犯人「下手な真似をするなよ…

俺たちの言うとおりにやってりゃあ助かるん…

コナン「よく言うよ…どーせ殺しちゃうくせに」‥‥なっ！？」

犯人の言葉をさえぎって
コナン君が声を出す

コナン「だって皆に顔を見せたってことはさぁ

そいうことでしょう？

何とかしないとみんなが殺されちゃうよこの爆弾で」

といって博士と一緒に爆弾の板を持ち上げる

板には口紅で書かれた逆文字のアルファベット

「STOP」が書かれていただが逆文字のために犯人がわからないようだ

犯人「こ、この餓鬼黙らせてやる！」

と拳銃を向ける
人質を取っている男がもう一人の男を慌てて制止させようとしている

コナン「早く！！」

鏡をみた運転手が急ブレーキをかける
バランスを崩し犯人たちも倒れこむ

歩美ちゃんが耳の悪いおじいちゃんを
光彦君と元太君がもう一つの爆弾を必死に抑える

僕は何もできないでいる

急ブレーキにより止まった衝撃で犯人二人が頭を強く豪打する。

もう一人の男がコナンに拳銃を向けようとするがコナンはそれを麻酔銃で眠らせ新出先生に女の人を押さえるように指示を出す

コナン「その人がつけているのは爆弾の起爆装置だ」

よろよろと立ち上がりながら怒った犯人が拳銃をコナン君に向ける

それを華麗な体術でジョディ先生が制覇する

ジョディ「ohーごめんなさーい

急ブレーキでバランスが…」

といいながらも馬乗りになるジョディ先生に犯人が拳銃を向けて引き金を引こうとするがカチカチと音を鳴らすだけで発砲されない

ジョディ先生が小声で犯人に言う

ジョディ「バカねぇトカレフは撃鉄（ハンマー）を軽く起こして中間で止めると安全装置（セーフティ）がかかるのよ？

これくらいジャックする前に勉強しておきなさい」

とウィンクしながらいう

犯人「な、なんなんだお前は！？」

ジョディ「Shhhhh-,It's a big secret I'm sorry. I can't tell you…（シー、秘密よ秘密残念だけど教えてあげられないわ）

A secret makes makes a woman woman（女は秘密を着飾って美しくなるんだから…）

Oh－降参ですねぇー」

と唖然としている犯人の手から拳銃を取り上げるジョディさん

女の人が震える声で言う

女性「あぁ、逃げなきゃ」
新出「え？」

女性「い、今の急ブレーキで時計をぶつけて起爆装置が動き出しちゃったのよ！

爆発まであと30秒もないわよ！！」

と声を上げる博士も驚きの声を上げる

佐藤刑事が扉の前で突入するかの連絡を取っていると乗客たちが慌てて逃げ出してきたことに驚いた
視界の中にコナンを見つけた佐藤は声をかける

佐藤「どうしたの！？」
コナン「爆弾が、あと20秒弱で爆発するんだ」

千葉「えぇ！！」

佐藤「私はトンネル側の車を止めるから千葉君は反対側の車線を後の人は乗客をバスから遠ざけて」

と指示をだす

歩美「あ、あれ？灰原さんと雪奈ちゃんは！？」

コナン（ま、まさかあいつら！）

歩美の手を引きながら逃げるコナンは二人がいないことに気づいた

そのころバスの中では