俺は「緑川　宏光」公安に所属しとある組織に潜入スパイをしている者だ。
組織に潜入するために偽名の方緋色　光の方を名乗っている。

※スコッチの名は変更しました
俺は順調に任務をこなし信頼を得て
コードネームをもらえる位置までたどり着いた

コードネームは「スコッチ」
任務の失敗もしたことないし、ミスもしたことはないはずだが俺の情報がどこからか漏れていたらしく

俺がNOCだと奴らにバレてしまった

NOCを始末するのは当たり前
いずれ俺も奴らに殺される‥その前にあの世に自分から逝くその方がいい…


俺は降谷にメールを送った。
あいつも同じ組織に潜入しバーボンとして
頑張っている。

あいつまでばれてしまう前にすべての情報である
この携帯のDATAと共に消えてしまえばいいと思った

【悪い‥降谷…俺がNOCだと奴らにバレた

俺の逃げ場はもう「あの世」しかないようだ

…じゃあな…零】

誰もいないはずのマンションの屋上に逃げ込んだ。
追いかけてきたのはライだった。
ライの拳銃を奪いあの世へ行こうとした瞬間
ライに自殺をするのを止められてしまった

聞けば‥彼もまたNOC「FBI」だという
俺を逃がしてくれると話し唖然とする中で

また誰かの駆け上がってくる足音が聞こえた。
俺は咄嗟に緩めた指にまた力を籠める。

トリガーを引こうとした瞬間
「駄目ーーーっ！！」

小さな女の子の声が聞こえた瞬間腕にずっしりと
重みがのしかかる。

「君は！？」
やはり小さな女の子だった。
気配がしなかった・・一体どこから現れたのだろうか？！

ライ「！？」
ライのほうをちらりと見れば目を見開いていた。
彼もまたこの子の気配に気づかなかったのだろう。
それにしてもこの子誰かに似ているな…。

スコッチ「離してくれ！！俺は「…引いちゃダメ！！

今来るのは「本当の味方」だから！！」っ？！」

本当の味方…どいう意味なのだろうか？
この子にとっての味方なのだろうか？
そもそもこの子は何者なんだ？

必死の叫びと力が時間稼ぎになったのか
彼が引き金を引く力を緩めた瞬間
三人目が駆け上がってきた…

ザッ…
「スコッチ！！…ライ！貴様…何故ここに！？」

ライ「…そいうお前こそ…何故ここに‥」

やってきたのは‥同じ公安警察の降谷だった。
…そうか‥味方というのは俺の本当の味方のことをさしていたのか？

でもなぜこの子は降谷が来ることを知っていたのだろう？

考えれば考えるほど疑問が増えていく。

「…はぁ…はぁ‥」
少女は俺を必死に抑えるのに疲れたのか息をきらしていた

降谷「これは…どいう‥状況ですか？」

スコッチ「落ち着け‥「バーボン」彼は俺達と同じだ…」

ライ「俺は「FBI」お前たちと同じ奴らにかみつこうとしてる犬だよ…名を「赤井　秀一」‥」

降谷はものすごく嫌そうな目つきで
ライを睨んでいる…元々FBI嫌いだし

相性が悪かったしな…苦笑）

すると女の子は俺たちが話に夢中になっている間に
再び気配を消してその場から去ろうとするのを
ライが腕を掴んで止める。

ライ「…それで君は一体何者なのかな？」

「‥‥」


ライはあくまでも冷静に彼女の正体の追及にかかる。
少女は何故か正座をさせられていた。

命を救ってくれているのに‥
何故だ‥という顔をしている。

俺も助けてあげたいが‥俺も気になるんだよな‥
俺達が気づかなかったほど気配を完全に消していたし

あの素早い動き…唯者ではないな…

それに降谷をちらりと見ると(　ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝという表情をしている。

降谷の幼少期の写真を以前みせてもらったことが
会ったが‥確かによく似ている。
違うのは性別と肌の色の違いぐらいか・・？

生き別れの兄妹とかそんなんじゃねぇのかな？

と思いながらも彼女が話してくれるのを待つ。