僕たちは広場で休憩していた
黒鋼さんたちが興味津々でたこ焼きを見つめていた

店員「お客さんたこ焼きは初めてかい？」

黒鋼「たこ焼きっつうのかこれ？」
モコナ「たこ焼き♪たこ焼き♪」

黒鋼「どうやってくうんだ？」
と店員さんに聞いたので店員さんは素直に答えた

店員「口の中にいれてぱくっと」
黒鋼「なめてんのか！？」

と何故か逆切れの黒鋼さんに思わずフォローいれる

「店員さんの言うとうりですよ黒鋼さん・・・汗）

それは小さなつまようじで刺して口の中にそのまま運んで食べるんです汗）」

黒鋼「お、おぅ…なんだおめぇしってんのか？」

「まぁ‥‥」

何だかんだでたこ焼きを買うことになり三人分買ってもらった

ファイ「前から聞こうと思っていたんだけど‥‥聞いていいかな…？」

小狼「‥‥なんですか？」

ファイ「あの子‥‥桜ちゃんってどんな子なんだい？」

小狼「サクラとは幼馴染で俺の居た国の王族の…ファイ「そうじゃなくて…」‥‥はい？」

ファイ「知りたいのは‥‥あの子の本質だよ」

小狼「本質？」

ファイさんが話しているのは侑子さんが話していた
自分の居た国の人が別の世界では別の人生を送っているという

話を考えているらしい

その人のものの考えや周りの人に影響する行動とか
その本質は変わらないような気がすると彼は言っていた。

そのころ黒鋼さんが食べようとしていたたこ焼きを横からモコナが吸引力で吸い取るように食べてしまいそれを追いかけていた

黒鋼さんに自分のをあげるといって手渡すと
何故か顔を赤くして「お、おうありがとうな…」
と照れくさそうに答える


何故顔が赤いのかは不明だ。
その時だった嵐さんが慌てた様子でこちらに走ってきた

嵐「ここにいたのね”ごめんなさい、私が付いていながらサクラさんが！」

小狼「サクラが！？」
嵐「ちょっと目を離した隙に‥‥」

モコナ「サクラ…起きたんだ！」

と嬉しそうな顔をするモコナ
直ぐに探しに行こうとする小狼を冷静に止めたのはファイだった

ファイ「いくって…どこにだい?」

確かになんの情報もないのに探し当てることなど不可能に近い。

ましてやこの拾い阪神共和国は特にだ‥‥