ー雨月町ー

屋敷を出て勉強道具を買って散歩していると
喉が渇いて飲み物をかった

その時ふと気配を感じてあたりを見渡していると
アヤカシとナナシ連中の数体がこの世にやってきた

「…っ！」

まずいみんなを避難させないと…

下手にモジカラを使ってこちらの力が相手側に知られたらまずい…。

相手の出方を様子見て一般人を避難させる作戦にでた

そのころ屋敷ではなんとか和解した家臣たちは屋敷に戻ってくるとカランカランと先ほどいた場所でなっていることに気が付きその場へ行くと

受と書かれた鈴がカランカランと音を立てていた
そしておみくじをいれるような筒がゆらゆらと揺れている

千明「なんだ？」
彦馬「…大事なことを言い忘れた

これは隙間センサーといって外道衆が隙間を通るとこのように反応する‥‥」

ことと一本の細いくじの棒が現れて彦馬はそれを手に取り番号を読み上げる
すぐそばには地図を用意した黒子が待機していた

彦馬「563番…雨月町だ」
丈瑠も遅れて現れてジャケットを羽織りながら場所を確認するそして出ようとした時にふと足を止めて彦馬に問う

丈瑠「‥‥そういえば…あいつはどうした？」
彦馬「姫なら先ほど稽古を終えて気分転換に街に…

‥‥っ！！そういえば雨月町にいくと言っていましたが！！」

丈瑠「なにっ！？」
未子「外道衆が現れた場所に！？」
龍之介「姫が危ない！！」

彦馬「すみません、私がやはり護衛をつけていれば…」

丈瑠「悔やむな俺達が必ず助ける…いくぞ」

駆け出していく丈瑠に背中を見つめる家臣たちにかつをいれる

彦馬「ぼーっとするな殿に続かんか！！

くれぐれも姫を頼んだぞ」
「「「はい！！」」」
千明「はいよ」

シンケンジャーが出陣した


そのころ現地では街の人たちを襲うオオツムジというアヤカシとナナシ連中だった。

人々が逃げまどっている僕は黒子さんたちと共に避難を急がせた。

僕はナナシ連中が一般人を襲っているのを見て
ショドウフォンを取り出した

防　という文字と雷という文字を繰り出した

防御する文字は人々を守り雷はナナシ連中を襲った

ナナシ連中「なぁあー！！」

ドォオオん

オオツムジ「何奴！？」

「これ以上好き勝手はさせない！外道衆！！」

オオツムジ「なんだ！貴様は！シンケンジャーか！？」

「‥‥」

オオツムジ「やれ、ナナシ連中！！」

僕はショドウフォンを構える

暴風という文字を書いて周りを吹き飛ばす

「今のうちに！！」

人「は、はい！」

襲われていた人たちを逃がすことに成功した
オオツムジ「このクソガキが！なめやがって！」

攻撃を仕掛けてくるアヤカシに獅子折神が飛んできて弾き飛ばすそして主の元へと戻った方向を見ると
丈瑠が現れた

丈瑠「そこまでだ、外道衆！」

「丈瑠！」

丈瑠「まったく、無茶をするな！」

「ご、ごめんなさい」

龍之介「姫！ご無事で何よりです」

ことは「あとはうちらに任せてください」

「はい、僕も背後から援護をします」


後からきた家臣たちも加わり二回目の出陣となった

ドンドンと太古の音が聞こえて背後には家紋が立てられる
そして道着に着替えた丈瑠たちがショドウフォンを構えた。


丈瑠「ショドウフォン」

「「「「「一筆奏上！！」」」」」

丈瑠「シンケンレッド！志葉　丈瑠」
龍之介「同じくブルー！池波　龍之介！」
未子「同じくピンク！白石　未子！」
千明「同じくグリーン！谷　千明」
ことは「同じくイエロー！花織　ことは！」

丈瑠「天下御免の侍戦隊！」

五人「「「「「シンケンジャー、参る！！」」」」」

オオツムジ「やれ！」

ナナシ連中の大群が丈瑠たちを襲う
龍之介、未子、千明、丈瑠、ことはの順でそれぞれの武器をシンケンディスクをセットして戦う

僕は敵に見つからないように背後から逃げ遅れた一般人がいないかを探る。