ー志葉家ー

丈瑠が畳の上に座り僕はその斜め横に座る

家臣の四人は床で正座して向き合うようにして座る

「あ、それじゃあ自己紹介しましょうよ！丈瑠から」

丈瑠「…俺は18代目当主「志葉　丈瑠」だ」

と不愛想に一言いう。
もぅと苦笑いしながら自分の番がきた。

「初めまして‥‥僕は「夜神　雪奈」と言います

皆さん知っているかもしれませんが僕は異世界からこの時代へやってきました

何かわからないこともたくさんあると思いますが皆さんと仲良くできると嬉しいなと思います

これからよろしくお願いします」と頭を下げると龍之介さん？が慌てて止める

龍之介「いえ！姫に頭をさげられるなど恐れおおい、失礼しました

私は「池波　龍之介」水の文字を受け継いだ侍です
こちらこそよろしくお願いします」

と深々と頭を下げた
「こちらこそご丁寧にありがとうございます、それと頭を下げるのはやめてください

僕は皆さんの中では最年少何ですから‥‥」

未子「次は私の番ね私は「白石　未子」天の文字を受け継いだ侍よ…よろしくね」

千明「俺は「谷　千明」受け継いだ文字は「木」だ
よろしくな」

龍之介「こら千明！姫と殿前でなんて口の利き方！！」

千明「いいじゃねぇか！姫さんだって敬語はやめてくれっていってたじゃねぇか！」
とケンカを始めた


ことは「うち、「花織　ことは」っていいます。受け継いだ文字は土です

こちらこそよろしゅうお願いします」

と微笑みをかけてくれたので
この人たちはいい人たちみたいだということに安心するとふぅっと力が抜ける

丈瑠が崩れそうになった僕を支えてくれた
「？」

丈瑠「自己紹介が終わったな…お前はもう休め」

「えっ！まだ大丈夫だよ！？」

丈瑠「モジカラを使ったんだ…

負担が大きいんだろう？」

未だって倒れそうだったじゃないかと指摘されて押し黙る

彦馬「そうですぞ姫…ご無理をなさってはいけません

ささ、床の準備ができています故…参りましょう

と彦馬さんにほぼ無理やり連れていかれた

未子「…あの子、具合でも悪いの？」

丈瑠「‥‥そうだな、お前たちには説明しておく必要があるな‥‥」