カカシさんに家に案内してもらいごはんを食べる時…
久しぶりだなぁと思っていた‥‥
そして寝る時に布団一枚しかないために僕がソファーで寝る寝ないの口論が続いた…

僕が提案したのは一緒に寝ようということだった
子供の姿を利用して僕はカカシさんに任務で疲れているのに
ソファーで寝かせるわけにもいかないために
半ば強引に布団に入ってもらった…

昔子供のころにお父さんに怖くて寝てもらったことがあったから
そのことを思い出した…

「……ふふ」

カカシ「…ん？」

つい、声を出して思い出し笑いをしてしまった…

「…こうしてみると…お父さん…みたいだ」

カカシ「…君のお父さん…？」

「………ぁ、…ぅん僕…お父さんの顔も…お母さんの顔も

覚えてないんだ…」

カカシさんは何とも言えない表情をしていた。

僕の両親は事故で死んでしまっていた…
当時、三年前のことだ…

でも今は中身が18さいだから死んだのは15歳くらいの時…

もう三年という月日が経っているものの
一気に大切な人が二人も消えてしまったことでまだ心の中がぽっかりと穴が空いているようだ…。

「僕が…3歳の時に事故で死んじゃったんだ…。

だからお父さんとかお母さんの顔とか…思い出せない…」

カカシ「…っ、」

「…ぁ、でも大丈夫！覚えてないから…寂しいとかそいうんじゃないの…なんだか、…懐かしい感じがしたから…ごめんなさい」

本当は覚えているけど本当のことを言えない…
中身が18歳だということも…
子供の容姿で三年前というと4歳になるからあんまり覚えていないということにした‥‥


色んな意味を込めてごめんなさいと謝る。


カカシ「いや、俺は…別に大丈夫だけど…」
「…？」

首をかしげる僕にカカシさんは頭を撫でる

カカシ「辛い時、寂しい時は無理して笑わなくていいよ」

ポンポンと頭を撫でると僕は心地よいリズムにうるうると涙を流し始める
カカシさんの服を無意識に掴んで顔を埋める。

…あれ、なんで涙が出るんだろう…？
もう死んでからかなりの時間が経っているのに…

そういえば、僕は両親が死んでから今まで涙を流していなかった…

我慢していた…それが一つのぬくもりとやさしさで
気が緩んでしまった…

僕はカカシさんの胸の中で泣いた…。