カカシside

任務が終わり俺は、火影様のところへ報告に行った。
そこで見慣れない少女が火影様と話していた。

その子は見慣れない服装をしていた。

何かわけありの子であろうとは思っていたが…

火影「おぉ、カカシか…」
カカシ「はぃ、…畑カカシ只今任務より帰省しました」

報告書ですといって火影様に報告書を渡す
そしてちらりと少女の視線を感じて視線をむけると何故か少し目を見開いたように思えた。

「…！」

カカシ「…あの…この子は？見かけない子供ですが」

火影「…うむご苦労だった。そしてちょうどいいところに来たな、カカシよ…」

カカシ「…はぃ？」

火影「この子は少々訳ありでな、暫くの間この子の面倒を見てやってはくれぬかのぉ？」

カカシ「…は？」

二度目の間抜けな返事が出た‥‥
どうやら俺はまた最悪なタイミングに来てしまったらしい…。

「……？」

少女の方を見ると首をかしげる小さな子供。

火影「…やってくれるな？カカシよ…

その代わり任務がしばらく減ると思ってもよい」

はぁ…この状況はどうも断れないねぇ…どうも…。

俺は頭を書きながら渋々了承した。

カカシ「はぁ…分かりました…」

火影「この子の名前は奏楽 ユキナ君と言ってな…

見た目は子供だが、しっかりしておるから心配することもないじゃろう…しばらくはカカシお前の家に過ごさせてやれ…。

お金はこちらで明日用意するからのぉ…では話は以上じゃ」

満足そうに頷きながら語る火影様に苦笑いする。


あれよこれよというまに俺は火影様の部屋を出された。
それも右手に女の子と手をつないだまま…。

唖然としながらポツンと立つ俺たちはお互いを見合う瞬間が同時だった。

カカシ「…ぇっと…」

「……僕は風吹 ユキナといいますよろしくお願いします」

ぺこりとお辞儀する
確かに礼儀正しくしっかりとしているようだ‥‥
見たところ7，8歳ぐらいだと思うんだが…
大人びている…

育った環境なのだろうか…
と深く考えることはやめてもう今日は遅いもうじき日付が変わる時間帯だしこの子も疲れているだろうし…

俺は自己紹介をして家に帰った。

‥‥これが彼女との出会いだった。
火影様の命令で身元不明の少女を保護することになった俺は家について彼女を家に招いた。

カカシ「…どうぞ」

「…ぉ、おじゃまします」

遠慮気味に恐る恐る入る少女
無邪気な年ごろなはずなのに大人びてみえる