火影「…さて、どこから話をしようかのぉ…」

「…ぁ、…ぁの」

火影様はまずは座りなさいと目の前の座布団を指さした。
大人しく座り火影様を見つめた。

「…僕は日本というところからきました」

火影「日本…？聞いたことが無いのぉ…」

「…僕はこの世界の歴史、…この世界の未来を知ってます」

火影「…！…それはどいうことかのぉ？」

真剣なまなざしでこちらを見つめる火影様に言葉を勇気を出して紡ぐ。

この世界の人間ではないこと
もとは18歳の高校生であること
この世界は漫画という読み物でこれから起きることを知っている
登場人物など…

真実を語った。

火影様は僕の言葉を聞いた後顎に手を当てて考える。

火影「…うーん」

「‥‥信じるか信じないかは貴方次第です

なんなら山中さんに頭の中をのぞいてもらっても結構ですよ」

と伝えると火影様はいやと首を横に振った。
火影「…お主がそこまで言っておいて嘘とも考えにくい
お主の目には偽りはなさそうじゃ」

お主の話を信じようと付け足すように口を開ける。

「…ほ、火影様…」

まさか、本当に信じてくれるとは…思いもしなかったけど…
これはこれで良しとしよう。

火影「…ということは、お主は衣食住が何もない状態にあるんじゃな？」

「…は、…はぃ」

その時だった、コンコンとノックの音が聞こえた
火影様が「入れ」というと「失礼します」という声が聞こえた。

この声…聴いたことがある。…確か、

入ってきたのは顔にマスクをしている銀髪の男性だった

火影「おぉ、カカシか…」
カカシ「はぃ、…畑カカシ只今任務より帰省しました」

報告書ですといって火影に報告書を渡すとその報告書を読み上げる火影様…ちらりとこちらに視線を向けたカカシさん

「…！」

カカシ「…あの…この子は？見かけない子供ですが」

火影「…うむご苦労だった。そしてちょうどいいところに来たな、カカシよ…」

カカシ「…はぃ？」