カカシ「ごめんね迎えに来るの遅くなって…」
「…ぅぅん、僕も友達とあえて嬉しかったから」

カカシ「…友達って…さっきの子？」

「……うん！知ってる子？」
カカシ「…ま、まぁね」

ナルト君になにかあるのかな？
…あぁ、そういえば原作でも…たしか九尾…だっけ？
封印されているからか…

この世界に来て曖昧になり始めている記憶
カカシさんがナルト君のことをみて一瞬だけど眉をひそめたあの表情…。

「…ナルト君はとてもいい子だよ？初めて会ったのもあの子だし」

カカシ「っ！そうなんだ…明日火影様のところへ行こう」

「…火影様のところへ？」

首をかしげる僕にカカシさんがごはんを用意しおえて向かいあって座る

カカシ「…うん、火影様が話があるみたいだからさ…」

「…はい！」

翌日の早朝火影様のところへ着いた僕たちは火影様と対面した

火影「突然じゃがユキナよ…アカデミーに入ってみないか？」

「…え？アカデミー…ですか？」

火影「うむ、恐らく君にも忍びの素質がある…

同い年くらいの子たちが沢山いてな勉強しているどうじゃ？」

「‥‥‥‥行きたいです！」

火影「なら…明日編入できるようにしよう

今日はその準備をするといいカカシに手伝ってもらいなさい」

「ありがとうございます」

カカシ「わかりました‥‥」

そんなこんなで僕はアカデミーに行くことになりました
でも…異世界から来た僕がチャクラ何て…あるのかな？
少し不安に思いながらもアカデミーの準備を始めた。

早くも翌日アカデミーに行くことになった僕は早朝カカシさんに見送られてアカデミーについた

カカシ「じゃあ俺は任務に行くから…」
「あ、はぃ…気を付けてここまでありがとうございます」

ぺこりと頭を下げると頭を撫でられて瞬神のように消えた。
歩いていると職員室が見えてコンコンとノックをすると先生が沢山いた。

「失礼します…転校してきた奏楽 ユキナですが…」

と震える声で恐る恐る尋ねると一人の優しそうな青年？の先生がやってきた

先生「キミが転校生か！礼儀正しいじゃないか…

俺は海野イルカという君の担任のクラスの先生だ！よろしくな」

ニコッと微笑んだ先生に慌てて頭をさげて
「よ、よろしくお願いします奏楽 ユキナです」

イルカ「そんなに緊張しなくてもいいさ俺のクラスは…何というかやんちゃな奴らばかりだけど良い奴らも多いからな！」

「はい」

イルカ先生に案内されて教室の前までやってきた
ホームルームのチャイムが鳴り先生が「入ってきていいといったら入ってくれ」言われたため外で待つことにした

転校なんて初めてだからとても緊張する
深呼吸して息を整える…

イルカ「入ってくれー」

「…し、失礼します」

ガラリと扉を開けると当然の如くに視線がこちらに向けられる
がやがやと騒がしかった声がシーンと静まり返る

ぅぅ…緊張する…

イルカ先生の隣に立つとみんなに紹介する
イルカ先生は僕の名前を黒板に書く。

イルカ「今日からみんなの仲間に入る奏楽 ユキナだ
ユキナはお前たちより年下だが、かなり優秀な生徒だ
みんな仲良くするように！

えっと…ユキナの席は…っと…」

ふと窓際の席に空白の席があった
イルカ「…ん？ナルトはどうした？」

先生の質問に女の子が答える
女の子「先生―！まだナルトは来ていません」

イルカ「……あいつはまた、遅刻か？」
と頭をかきながらため息を吐いた

「…？」

イルカ先生は首をかしげている僕にそうだったと思い出したかのように声をかける

イルカ「それじゃあ、ユキナはあの空いている窓際の席に座ってくれ」

「はい」

イルカ「それじゃあ、…この時間は質問タイムにするか…」

といいかけたところで外から「ぎゃーはっはっ」と声が聞こえた
この声どこかで聞いた覚えがあるな…

イルカ「…ま、まさか」
他の人たちがその声の主に「なんと罰当たりな」とか「やめなさい」という制止の声が聞こえる

イルカ「すまん、急遽やることができた今の時間は質問タイムだ」

それじゃといって慌てて教室を出ていった。

イルカ先生が出ていったあとわぁっと集まってきた

女子生徒が何人か集まった

女子1「ねぇね、ユキナちゃんは何歳なの？」

「…っ！えっと…7歳です！」

女子2「可愛いね！妹みたい！」

女子3「ユキナちゃんはどこからきたの？」

「…？……んぅ、と‥‥遠いところから来たの！」

迷った挙句にそう曖昧に答えた。

わいわいと騒いでいる女子たちを見てあくびをしながらつまらなさそうにしている人やお菓子を食べている人もいた。

シカマル君とチョウジ君だった。


シカマル「ふわぁ～めんどくせぇな…」
チョウジ「うまい」