ご飯を食べさせてもらったとても美味しかった
紅さんとアスマさんとも知りあいに慣れたこととても嬉しかった

他にもこれからいろんな人たちに出会うだろ…

そんなことを思いながら茜色に染まる空を見ながら
カカシさんと歩いているとふと初めて来た場所の公園にたどり着いた

ふいに足を止めて楽しそうに遊ぶ子供たちの姿を見ていた

カカシ「…ん？ユキナ…？どうしたの」

手をつないでいたために足を止めた僕が気になったのかカカシさんが声をかけてくれたが

僕はふと視線であたりを見渡し昨日会った少年「うずまきナルト」君がいないかを探した。

カカシ「‥‥‥‥っ、ユキナ俺はこれから夕飯の買い物があるから

よかったら迎えに来るまで遊んでていいヨ？」

「…え？…ぃ、…ぃいの？」

カカシ「あぁ！同年代の子が気になるんだろう？

遊んできていいヨ？ただし、知らない人にはついていかないこと
必ず迎えに来るからここで待ってるようにね

約束できる？」

「うん！」

笑顔で返事をするといい子と頭を撫でてカカシさんは商店街のほうへ歩いていった。

僕はしばらくカカシさんの背中を見つめた後ナルト君を探した

あたりを見渡していると子供たちがふと僕がいる出入り口の方を見ていた後ろを振り返ると沢山の親御さんたちが迎えに来ていた

あっという間に静かになった公園…

もしかして…来てないのかな？

そんなことを思っているとぎぃぃと小さくブランコが揺れる音が聞こえた。

ブランコの方を見るとナルト君が横向きの椅子にまたがるように座っていて悲しげな表情で俯いていた。

ナルト「……」

何を思っているのだろうか？もしかして僕が来るの遅すぎたかな？
それだといけない慌てて僕はナルト君に声をかけた

「…な、ナルト君？」

ナルト「…ぇ！？」

「遅くなってごめんね？ナルト君ずっと待っててくれたんだね？」

頭を下げて謝るとナルト君がバッと立ち上がり僕に抱き着いてきたのだ

「ふわぁ！！」

ナルト「よかった！本当に来てくれたってばよ！！」

「うん！勿論来るって約束したもん！

こないはずがないじゃん！僕の初めてのお友達だもん！」

ナルト「……ぇ、…ぉ…俺が？友達？」


「…うん？…違うの？僕は昨日約束したその時から友達だと思っていたけど…嫌だった？」

ナルト君は不安げに聞く僕に対して首を横に振った。
そして目をキラキラさせねがら「そんなことないってばよ！」と元気よく答えた。

そしてお互いに笑いあった。