シャンクスさんが来てからというもの早くも四日が過ぎようとしていた…どうやらそろそろ別の拠点に行くためにお別れらしい…

アラタ「…[#dn=1#]お前も寂しくなるんじゃないのか？」

「…え？」

アラタ「赤髪んところの海賊がいなくなってよぉ…」

「…まぁ、毎日のように賑やかだったもので急にいなくなると思うと少し、寂しい気持ちにはなりますが…」

アラタ「本当は一緒にいきたかったんじゃないのか？」

僕は丘の上で出港するシャンクスさんたちの船を見送った。

「…いいえ、僕はまだこの世界のことを知りません。
それに彼らは四皇と呼ばれた海賊ですよ？

僕みたいなお子様が乗っていい船じゃありません…
僕はこれから修行してもっと強くなります

いつか…大海原を出て、そしてまたシャンクスさんたちに会いに行きます」

僕の決意満ちた目で覚悟を悟ったのか…「そうか」とため息交じりに零した。

アラタ「まっ、俺としてはありがてぇけどよ
まぁ、ここは白髭の海賊の縄張り…そうそう海賊の奇襲なんてきやしねぇよ」

気長に頑張んなといってバーに戻っていった

そしてその日から僕はポケモンの姿になり
何が仕えるのかどんな風なのかを研究してきた‥‥。

自然と数キロ離れた場所でも人の気配を察知できたり攻撃を読み取る見聞色の覇気というものを身につけた。

見えない鎧を纏った感覚に近い覇気で、より強力な鎧は攻撃力にも転じる。 武装色の覇気…これもまた自然に身についていった。

アラタさんの話によれば…

覇気使いといえば基本的にこの覇気を使える者をさすことが多い。
武装色の覇気の使い手同士が激突した場合、より強力な覇気の使い手のほうの攻撃が通る。

また、更に熟練した使い手になると身体や手に持った武器を黒光りする鋼鉄のような姿に強化し、相手に強烈な攻撃を加える事ができる。これを武装硬化と呼び、新世界で名を挙げる大物達は当たり前のように体得している。

残るは覇王色の覇気と呼ばれるもの…
覇気の中でも特殊な種類の覇気。数百万人に1人しか素質を持たないが、世界で名を上げる大物はおおよそこの資質を備えているという。
“王の資質”を持つとされ、敵を威圧し場合によっては気絶させる事も出来る。

さすがにこれは自分にも素質があるのかはわからない…
でもここまでくればそこらへんの雑魚ぐらいは倒せるようになっているはずだと思った。

この修業が約二週間続いた…

そして運命の出会いが…また幕を開ける。