シャンクスside

俺は偶然近くにいた秋島フィーリング島に上陸していた
何回かこの島に来たことがあって、この島のバーのマスター
アラタさんとはよくしてもらっている。

数か月前もここに来たが10歳くらいの少女はいなかった…
初め見た時、マスターの隠し子かと思ったけど…
とてもしっかりしている子だと思った

どことなく「あのひと」にそっくりだと思った。

「あの…」

シャンクス「ん？なんだ嬢ちゃん」

「…僕、[#dn=1#]っていいます！あなたたちは世界を回っているんですよね？」

シャンクス「あぁ、そうだな」

「それじゃあ、日本って国知ってますか！？」

俺は飲もうとしていた腕を止めて聞き覚えのある珍しい単語を口にした少女を見つめた。

今…なんていったんだ？この子は…。

シャンクス「…今、なんていった？」

「…ぇ、っと…「日本」っていう国を知っていますか？」

やはり聞き間違いではなかった‥…その言葉を知っているということは‥‥

シャンクス「お嬢ちゃん…その言葉をどこで？」

「…え？僕がいた世界の名前ですけど…

僕がいた世界では海賊がいないし、いつも通りに過ごしていたら突然この島に倒れていて…アラタさんに拾ってもらったんです」

……まさか、あの人と同じ…異世界人が

また俺の目の前に現れるなんて思いもしなかった…。

シャンクス「嬢ちゃん名前なんていったっか？」

「…え？[#dn=1#]です」

シャンクス「違う…ファミリーネームのほうだ」

「……夕薙、‥‥‥‥夕薙 [#dn=1#]です」

夕薙…あの人と同じ苗字…
あの人と同じ青いブルーサファイヤのような瞳。

異世界人は瞳の色で能力が違うという
青色は海水を操る
赤色は火を
黄色は電気・光を
透明は物体

様々なものを悪魔の実なしで操れるという
特殊能力は定かではないために詳しいこと証明されていない
「…ぁの」

異世界人は滅多にいるもんじゃないもし、この子が本当に
異世界人だった場合海軍や政府に知られれば間違いなく捕らえられ
実験台にされるに違いない…。

ましてやあの人の孫か娘だった場合も同じ…。


「あの！」

シャンクス「っ！！なんだ？」
ベン「お頭…大丈夫か？さっきから嬢ちゃんが呼んでたぞ？」

声をかけてきたのはベン・ベックマン俺の船の副船長だ
俺の代わりのまとめやくである

シャンクス「あ、…あぁ何でもねぇ考え事をしてただけだ」