うん・・・・ここっは・・どこ？

目が覚めると・・僕は見慣れないところにいた・・・

鼻にツーんとくる薬品の臭い・・ぼやける視界で辺りを見渡すと木でできた天井が見えた。
僕はなんで・・ここにいるんだろう？

そういえば・・なんで眠ってたんだっけ？

身体をゆっくり起こすとズキッと身体が痛む
ふと腕をみると包帯が巻かれていた・・

だれかが手当てをしてくれたのかな？
身体を動かすたびにズキンと痛む傷で・・

気を失うまえの出来事を思い出していた・・。

｛うわぁあああ～！！｝
｛逃げろ～！海賊だぁああ～！｝
｛ユキナおまえだけでも逃げるんだ｝
｛へへへ・・手間かけさせやがって・・やっと捕まえたぞ｝
｛あんまり時間を取らせるなあの方を待たせるわけにはいかない｝

！！・・・そうだ・・・僕・・大人間(海賊)に捕まったんだ・・

でも・・手当て・・どいうことだろう？僕を油断させようとしてるのかな？

混乱しているときに扉がガチャリと開いた・・。
？「おう！目が覚めたのか？よかった・・・気分はどうだ？」

太陽のような笑顔で僕に微笑聞いてくる大人間で長身でそばかすにオレンジ色の帽子の男は近づいてくる
僕は警戒態勢をとるために布団からガバッと起き上がり痛む傷で一瞬表情が歪んだがそれを無視して、いつでも戦える体制をとる。

？「あっ！大丈夫だおまえに酷いことをするつもりはねぇ・・ただおまえを助けたかっただけなんだ・・信じてくれっつても無理か・・苦笑)」

自分で自問自答をして苦笑いをする男・・・
こいつ・・本当はいい奴なのか？
いや油断をしないほうがよさそうだ・・。

「・・・此処は・・どこだ？」

男口調でいつもより低い声で男に聴く僕
？「あっ・・ああ・・此処は俺の船の上で・・・俺は其の船の船長をしている「ポートガス・D・エース」ってんだ・・よろしくな！ニカッ)えっと・・おまえの名前は？」

船？・・・ってことは・・海賊か？
「・・・・ユキナ」

これが運命の出逢いでした・・

これからこの２人を中心に歯車が少しずつ動いていくことをまだ・・

誰も知らない・・。

エース「・・ユキナかいい名前だな？ニカッ)待ってろ今船医呼んでくるからな」

そういってエースという大人間は部屋を出て行った・・。
騒がしい人だ・・。

そしてしばらくするとがちゃりとまた扉が開いた今度はエースではなく違う大人間だった・・。

？「本当だ・・目が覚めたんだな・・良かった譲ちゃん大丈夫か？痛いところはあるか？」
と聞いてきたこの人が手当てをしてくれたのかな？

でも一応警戒心は溶かずに首を横に振った
？「そうか・・」
「・・・あなたは・・だれ？」

？「？！・・ああ失礼自己紹介がまだだったな？
私の名前は「シン」だこの船の船医をしている」
「・・・助けてくれて・・ありがとう・・」

シン「いや・・助けたのは船長のエースさんだ。私は君が傷だらけで運び込まれたもんだから手当てをしただけだ。

これも仕事のうちだからね手当てをするのは当然だ。
今エース船長は航海士に呼ばれていないがすぐ来るといっていた・・・・ところで・・君は見たところ・・能力者か？・・・当たっているか？」

僕は首を横に振った・・。
僕が特殊な小人族ということは悟られないように常に平常心でいようとココロに決めた

シン「それじゃあ・・」
その覚悟も彼の次の一言で一瞬にして崩れてしまった
シン「小人族かなんかか？」

？！！バレタ？！
目を見開いたがそんなことはきにしてらんない

「どうして・・それを？」

シン「いや・・能力者以外にそのサイズ・・って考えたら小人族ぐらいなもんだろう」

・・しまった・・
墓穴をほってしまったようだ・・。

早く逃げなければまた捕まってしまう
それだけは避けたい・・

僕は布団の上から動いた
シン「おっ！おい」

彼の静止のこえも聴こえたが無視傷が動くたびに痛むがそんなこと気にしてらんない

僕はベッドから飛び降りた
ビュウウウン

シン(速い！あの傷で・・)

逃げなきゃ・・・

この言葉が頭の中を支配し身体を動かしている
「はぁ・・はぁ・・・」

あと少しで扉に近づくが男の人が椅子から立ち上がり僕を追いかけてきた
やばい・・

僕は全速力をあげて扉をぶち破り外へ出た・・・
バァアアアン

みんな「「？！！」」」

甲板にいた大人間たちからなんだ？！なんだ？！扉が勝手に開いたぞ？！という声が聞こえるが無視
僕は辺りを見渡し船の手すりに身を乗り出した

「？！」
僕は驚いた。手すりに乗りだし辺りを見渡せばもう島はなく広い海のど真ん中にいたことに・・。


・・・ここは・・・？！

海・・？

もしかして・・僕海のど真ん中にいたり・・する？

唖然としていると後ろから声が聞こえてきた

「おまえ・・こんなところで何してんだ？風でも飛ばされて海に落ちたら大変だぞ？もう動いても平気なのか？」

声がして振り返るとさっきのエースという男が立っていた。

「・・・ここ・・もしかして・・海のど真ん中？」

エース「へ？・・あっ・・ああ！
俺たちはなぁ食料が足りなくなったから近くの海賊船を襲ったんだけどたまたま、捕虜がいてな・・
そいつらは全員助けて今頃別の小船で近くの島までいる。

他にもいないかと探してたらケースに閉じ込められているおまえを見つけてな酷い怪我だったもんだから俺の船で手当てをしてもらったんだ」

そうだったのか・・・

僕・・気絶している間に捕まっていた大人間から助けてもらっていたのか・・。
と納得していると医務室からシンという男が慌てて出てきて僕達のところまできて息を切らしていた

シン「急に出て行くなんて身体まだ痛むんだろう？！無理しちゃダメだ・・・！？エース船長！居たんですねよかった・・」←

慌てていた所為か最初はエースさんに気付かなかったらしいエースさんも苦笑いしている。

エース「おっ・・おう苦笑)」

「・・・とう・・ボソッ)」

少しだけ・・信じてみようかな・・・この人たちを・・
心に偽りがない・・特にエースさんは・・太陽のようにまっすぐで・・
とても暖かい・・・

なんというか・・落ち着くんだ・・

エース・シン「「？？」」
「ありがとう・・助けてくれて・・」

エース・シン「「？！・・・ニィ)ああ！」」

２人は驚いて目を一瞬見開いてお互いを見合ったがすぐに僕のほうをむき笑顔で答えてくれた
そして・・傷が痛むからあんまり動くなといわれて医務室に再び連行された
僕はベッドの枕元に寝かされて小さな布団(ハンカチ)をかけられ横になりながら話した

「僕は・・・誤解していたみたいだ・・。僕の棲んでいた島(森)は海賊に殺された」

２人「「！！」」
「僕の・・家族も・・いたんだ・・。でも殺された「目の前で」僕を庇って・・。あいつ等の狙いは僕だった・・。

僕は小人族の中でも特殊の能力を使えるから海賊も海軍も世界政府にも狙われて・・よく島は狙われるようになってしまった。」