マルコ兄たちが任務にでてから数日が経った今日・・

エース兄は今昼寝中である・・
白ひげに呼ばれて僕は大大人間いや・・白ひげの部屋にいた
白ひげは僕が小さくノックすると「入れ」と聴こえたので専用に作ってもらった出入り口から入ると白ひげは酒瓶を片手にぐびぐびと飲みながら僕に視線を向けた

「・・・珍しいね・・僕を呼ぶなんて・・」

と少し皮肉たっぷりにいってみると白ひげはグラララと笑った
今思えば白ひげと一対一で対面するのは初めてかもしれない・・
白ひげ「グラララ・・元気そうで何よりだ・・ユキナ。どうだ・・ここの人間たちには慣れたのか？」
「・・・コクン)・・みんな優しい人たちばかりだ・・今まで僕があってきた人間たちとは違う」

白ひげ「そうか・・それはよかった・・」
「・・っ白ひげとはここで逢うのは初めてだよね・・僕を仲間にいれてくれて・・エース兄たちを受け入れてくれて・・ありがとう・・」
白ひげ「俺のことは・・親父と呼べ！馬鹿娘！」
グラララと大きな声で突然笑い出した僕はわからずに首をかしげた

「？」
白ひげ「子が親に向かって二つ名で呼ぶなんておかしいだろう？家族なんだ・・俺のことは・・「親父」と呼べ！」

「っ？！・・・ぉ・・・おとう・・さん・・？」
白ひげ「グラララ)お父さんか・・そう呼ばれるのも悪くはねぇな・・」

「そのことをいうためにわざわざぼくをよんだの？」
白ひげ「それもあるが・・もう一つ・・あるこれを渡そうと思ってな・・」

大きな手のひらにはとっても小さな小型電電虫があった！
僕のポケットにでも入れるくらいのサイズだった・・
「っ？！・・これ・・」

白ひげ「そいつは超小型電電虫だ・・特注品でな・・小人用に作らせたんだ・・」
「・・！」
白ひげ「お前は何かと狙われているからな・・もしエースや他のクルーたちがいないときに何かあったらそれで連絡しろ・・俺の部屋か他の隊長たちにもいくようになっているからな・・」

「・・わかった！ありがとう・・」
白ひげ「グララララ)いいってことよ・・」

この品がまさかこんなにも早く必要になる日がくるとはこのときの僕はまだ・・
思ってもいなかった・・
お父さんの部屋から出て
僕はというと甲板にでて潮風に当たりながらマルコ兄の部屋のところをなんとなく通ってみた
いつもなら僕が部屋を通ると

ボソボソッと小さな声が聞こえた

？「・・・っ・・す」

「ん？」

マルコ兄の部屋には・・今はだれもいないはずなんだけどな