夜になって少し心を開けたような気がした僕はエース兄の帽子の上に乗っかり食堂へ向かった。
エース「お～い！目が覚めたぞ！これから仲間になるユキナだ！みんな仲良くな！」

パァアアン

ビクッ
突然のクラッカーの音にびっくりしてしまった僕は肩が少し動いてしまった。
「「「ようこそ！！スペード海賊団へ！！」」」

パチパチと拍手喝采が流れる
あまりにも意外な反応に僕はポカーンとしてしまった

「ふぇ？！・・・エース兄ぃ？どいうこと？」

エース「なにって・・・ユキナの歓迎会だよニカッ)ほらみんな歓迎してるだろう？」
「・・・うん！」
アルヴィス「・・・いい雰囲気になってるところ悪いが・・自己紹介・・」

エース「あっ・・悪りぃ・・悪りぃ！！」
「あっ・・すみません汗)・・僕の名前はユキナです！よろしく御願いしま・・しゅ！・・・///」

大事なところで噛んでしまった恥ずかしい///
「おお！ついにこの船にも花やかになるなぁ～」
「小さいなぁ～小人族か？珍しいな」
「よろしくなぁ～！」

などと声がかかってきた・・

そしてその後みんなと自己紹介をしたエース兄のサポート役の副船長「アルヴィス」さんと
航海士のユウトさん船医のシンさんコックのナルロさん他にも何人かいる・・

アルヴィスさんは厳しそうな顔をしていたけど、「困ったことがあればいつでも相談しろ」と頭を撫でてくれた・・怖い人かと思ったけど意外と優しそうでよかった。

とりあえずは・・みんな優しい人みたぃ・・・
エース兄以外の人間にも普通にできたら・・どんなにいいんだろう・・

でも・・・それだと海賊に殺された皆はどう思うだろう・・
仲良くなってもいいのか・・

複雑な気持ちだ・・・
過去は変えられない・・だけど・・

いつまでも・・後ろばかり見ていられないよね・・？
前をみなきゃ・・・

僕を庇ってくれたみんなのタメにも・・しっかりと・・

｛生きて｝
｛生きるんだ｝

・・・・・ごめんね？みんな・・・

僕は・・・海賊になります・・・。

もし許してくれるなら・・僕は・・もう一度大人間を信じてみたい・・
大人間の一部には勿論悪い奴もいる僕等の一族を全滅に追い込んだから・・
必ず仲間を助け出してみせるから
どうか暖かい目で見守っていてください


そして・・これからの未来への道導と僕を導いてください

このあと飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎだった。
エース兄は１番よく食べていた、その後二日酔いになって倒れていたのは言うまでもない