目を覚ますとエース兄がいた・・
僕はゆっくりと身体を起こした
エース「良かった・・おきてくれて・・大丈夫か？うなされてたぞ？」

魘されていた？・・ふと身体を見ると凄い汗がシーツをぬらしていたのが分かった
僕は夢のことを思い出した・・。

ユキナ「・・・怖い・・夢をみた・・目の前で家族や同属が・・死んでいった・・。僕のせい・・だ・・僕が生まれてきたから・・僕がいたから・・みんな殺されたんだ・・」

｛ユキナ・・・おまえだけでも・・逃げるんだ！・・おまは・・「＿＿＿＿＿」から！生きろ｝
ユキナ「・・・・涙)」

涙がポロリと流れた・・。そんな時、何か暖かい温もりを感じた・・。
ユキナ「えっ・・・」

エース「おまえは・・生きていていいんだ・・生まれてきてよかったんだ・・」
ユキナ「でも・・僕の力のせいで・・海賊にねらわれて・・ひっく・・死んだんだよ？」

エース「悪いのは海賊たちだ！俺も海賊だが・・あいつらとは違う！おまえのせいじゃねぇ・・だから・・生まれてきたことに悔やまないでくれ・・」

嬉しかった・・その言葉が・・・
僕の心が・・・・和らいだ気がした・・。

ユキナ「・・エース兄ぃ・・エース兄は僕が生まれて此処にいてもいいと思ってるの？」
エース「何言ってんだ！・・・当たり前だろうユキナはもう俺の家族の一人だ！」

ユキナ「家族・・・ありがとぅ・・ニコッ)・・」

「ねぇ・・」

エース「ん？」
「どうして・・あんなこと言ってくれたの？」

エース｛おまえは・・生きていていいんだ・・生まれてきてよかったんだ・・｝
｛でも・・僕の力のせいで・・海賊にねらわれて・・ひっく・・死んだんだよ？｝

エース｛悪いのは海賊たちだ！俺も海賊だが・・あいつらとは違う！おまえのせいじゃねぇ・・だから・・生まれてきたことに悔やまないでくれ・・｝

｛・・エース兄ぃ・・エース兄は僕が生まれて此処にいてもいいと思ってるの？｝

エース｛何言ってんだ！・・・当たり前だろうユキナはもう俺の家族の一人だ！｝

エース「・・・」
僕は１番聞きかかったことエース兄も同じ気持ちなのがわかる・・。
エース兄の気持ち・・知りたい・・

エース兄のこともっと知りたいと思った

「・・エース兄ぃ？」


エース「・・から・・」

「えっ？」

エース「似ていたからだ・・俺のガキのころに・・俺も・・生まれてきてよかったのか・・其のことばかりを考えていた・・。だけど今は仲間たちがいるし「義兄弟」もいる俺は一人じゃなくなった・・だから・・・放っておけなかったんだ・・」


ユキナ「そう・・だったんだ・・僕もエース兄に逢えてよかった・・初めて人間を信頼できそうだよ・・生まれてきてくれて・・ありがとう・・」

僕は本当の気持ちを伝えた・・。
そう・・人間という種族は、凶暴で僕達小人族を奴 隷商人に売られたりと同士は過去にも何人か売られてしまい・・今は消息不明となっている・・。
もし・・僕に本当に特別な力があるのなら・・

エース「そうだ・・もう夜だな！食堂に来いよ！飯喰いに行こうぜ！！ニカッ)」

僕は・・この暖かい太陽のような笑顔を護りたいと思った・・。
かけがえのない人を・・僕は・・護りたい・・。
人を信じるという気持ちを・・

人を・・愛するという気持ちを・・父さん・・母さん・・僕はこの人に・・


賭けてもいいですか？

僕は振り返りきっと泣いているであろうエース兄に・・そっと微笑んだ

そして・・

「うん！！」

元気のいい返事と一緒に最高の笑顔を見せた・・
本当にみていなくても・・きっと・・・伝わっているだろうから・・
エース「////」

僕はエース兄が何故か顔を赤くして手を差し伸べた僕はその手のひらに乗った
エース兄は風邪をひいたのだろうか・・大丈夫かな？←