変換なしの場合雪奈になります
1話:雪花の都
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千鶴「へぇ…蝦夷地から…此処には観光か何かで来ていたの?」
※蝦夷…北海道のこと。
「…?どうして?」
千鶴「あ、嫌…その。何ていうか今思えば雪奈ちゃんのこと何も知らないしどうして京にいたのかも聞いてなかったし
家族が心配しているんじゃないかって不安になっちゃって…」
なるほど…千鶴姉はそれで声をかけてきたのか…
本当にいい人だな…千鶴姉は…。
この時代に勿体ないくらいの純粋さを持つ。
「あはは…違うよ…。千鶴姉、僕の両親は‘‘此処’’にはいない
それに最近おじいちゃんが死んでしまったから今は一人なんだ‥」
本当はおばあちゃんもいるけど、おばあちゃんは今頃寂しさとショックのあまりに…なんて不吉なことを考えるのはやめよう。
縁起でもない…。でもおばあちゃんには悪いことをしたな‥
千鶴「…え?此処には‥っていうことは蝦夷にいるの?」
「…ううん、違う。此処にはっていうのは、この世にはっていうこと僕の両親は物心ついたときに事故で亡くなってしまったんだよ
あぁ、不安な顔しないで大丈夫…あまりにも小さい時だったからあまり顔とかも覚えてないし、それに…不思議と悲しくはなかったから…さ。僕はもう平気だよ…」
と安心させるように微笑んで見せるが益々悲しそうな顔をしてしまい困った顔をすると千鶴姉が抱き着いてきた。
「うわっ!・・・千鶴姉?」
千鶴「そんな寂しいこと言わないで…本当は辛いんでしょう?
ナノに、不謹慎なことを聞いてしまってごめんなさい…」
「別に…僕はもう…大丈夫だってこれまで何とか一人でやってきたんだし…これからも生きるために頑張るつもりだからさ」
千鶴「…でも…怪我をしているのに…また傷が出来たら…」
「…平気平気!前にも言ったと思うけど僕はそこらへんの不逞浪士たちよりは強いから心配するなって
それよりもこれからは、父さんのことを心配してあげな?
僕も協力するからさ」
千鶴(どうして…そんな風に笑っていられるの?
本当は辛いはずなのに無理して笑っているみたい…
決めた…私はこの子の家族に…「お姉ちゃん」になる!
私には父さまがいたけれどこの子には甘えられる家族もいなかった甘えたい年頃のはずなのに…それを我慢している。それだけ強がっているのに違いない…
私はどんなことをしても雪奈ちゃんを守と心に決めた。私じゃあ力不足かもしれなけど…
少しでも心休まる居場所をあげたいと心から願う)
その後僕たちが縁側で話していることが斎藤さんにばれてしまい
大人しくしていろと怒られてしまった。
まぁせっかく命助かったのに下手な行動してしまえば命を落とすことになる…それの忠告なのだろう…。
今は文久四年らしい…
この時代の年号などあまり詳しくは知らないんだけど
慣れていくしかない…ようだね…
まだ社会科の歴史でも新選組のほうまではやっていなかったような気がするんだけどな…
今は一月中旬の季節らしいどうりで「この間」は雪が降っていたと思っていた…。目が覚め障子を開けると清々しい朝の空気が流れ込んできた。
千鶴「おはよう…雪奈ちゃん…今日は少し肌寒いね…」
「そうだね…」
冷えた空気に首をすくめながら羽織を手に取った。
怪我の治療に専念しろと言われてから一週間が経とうとしている
千鶴「ケガの方はどう?まだ痛む?」
「平気だよ…これくらい、かすり傷だしすぐに治るよ…。
それに僕は生まれた時から何故だか知らないけど治りだけは早いんだ…」
千鶴「えっ!」
何故か千鶴姉は酷く驚いた顔をしていた…。
何か…まずいことを言ってしまったのだろうか?
そういえばおばあちゃんに怪我がすぐに治ることは誰にも言ってはいけないと言われていたのをすっかり忘れてしまっていた…。
「あっ、ごめんね千鶴姉なんでもないよ!イマのは忘れて…汗)」
千鶴「…うん…わかった」
新選組での処遇がきまったあの日の夜再び土方さんたちに呼び出された
千鶴姉と僕は女として屯所に置くわけにもいかねぇということでそのまま男装を続けることとなった。
しかし、僕の場合は剣術が出来るということで入隊試験をさせるというのだ
だが今はあの出会いの元凶の人物たちのおかげで手傷を追ってしまったためにその怪我が治り次第ということになった。
まぁ…そんなに深くない傷だったから…もう殆ど完治しているがあまりにも早く治るところを知られていると後々厄介なことになりかねない…
元々の体質なのだろう…物心ついたときから既にそいう身体だったから気にはしていなかった…。
土方さんは千鶴姉と僕たちに屯所では何もしないで引き籠っていろと言われていた。
沖田≪あれ?オカシイナ・・・この子誰かさんの小姓になるんじゃなかったですか?≫
沖田さんの言葉に土方さんは舌打ちをする。
土方「いいか、総司…テメェは余計な口出しせずに黙ってろ」
と注意していたっけそれでいまに至る。
※蝦夷…北海道のこと。
「…?どうして?」
千鶴「あ、嫌…その。何ていうか今思えば雪奈ちゃんのこと何も知らないしどうして京にいたのかも聞いてなかったし
家族が心配しているんじゃないかって不安になっちゃって…」
なるほど…千鶴姉はそれで声をかけてきたのか…
本当にいい人だな…千鶴姉は…。
この時代に勿体ないくらいの純粋さを持つ。
「あはは…違うよ…。千鶴姉、僕の両親は‘‘此処’’にはいない
それに最近おじいちゃんが死んでしまったから今は一人なんだ‥」
本当はおばあちゃんもいるけど、おばあちゃんは今頃寂しさとショックのあまりに…なんて不吉なことを考えるのはやめよう。
縁起でもない…。でもおばあちゃんには悪いことをしたな‥
千鶴「…え?此処には‥っていうことは蝦夷にいるの?」
「…ううん、違う。此処にはっていうのは、この世にはっていうこと僕の両親は物心ついたときに事故で亡くなってしまったんだよ
あぁ、不安な顔しないで大丈夫…あまりにも小さい時だったからあまり顔とかも覚えてないし、それに…不思議と悲しくはなかったから…さ。僕はもう平気だよ…」
と安心させるように微笑んで見せるが益々悲しそうな顔をしてしまい困った顔をすると千鶴姉が抱き着いてきた。
「うわっ!・・・千鶴姉?」
千鶴「そんな寂しいこと言わないで…本当は辛いんでしょう?
ナノに、不謹慎なことを聞いてしまってごめんなさい…」
「別に…僕はもう…大丈夫だってこれまで何とか一人でやってきたんだし…これからも生きるために頑張るつもりだからさ」
千鶴「…でも…怪我をしているのに…また傷が出来たら…」
「…平気平気!前にも言ったと思うけど僕はそこらへんの不逞浪士たちよりは強いから心配するなって
それよりもこれからは、父さんのことを心配してあげな?
僕も協力するからさ」
千鶴(どうして…そんな風に笑っていられるの?
本当は辛いはずなのに無理して笑っているみたい…
決めた…私はこの子の家族に…「お姉ちゃん」になる!
私には父さまがいたけれどこの子には甘えられる家族もいなかった甘えたい年頃のはずなのに…それを我慢している。それだけ強がっているのに違いない…
私はどんなことをしても雪奈ちゃんを守と心に決めた。私じゃあ力不足かもしれなけど…
少しでも心休まる居場所をあげたいと心から願う)
その後僕たちが縁側で話していることが斎藤さんにばれてしまい
大人しくしていろと怒られてしまった。
まぁせっかく命助かったのに下手な行動してしまえば命を落とすことになる…それの忠告なのだろう…。
今は文久四年らしい…
この時代の年号などあまり詳しくは知らないんだけど
慣れていくしかない…ようだね…
まだ社会科の歴史でも新選組のほうまではやっていなかったような気がするんだけどな…
今は一月中旬の季節らしいどうりで「この間」は雪が降っていたと思っていた…。目が覚め障子を開けると清々しい朝の空気が流れ込んできた。
千鶴「おはよう…雪奈ちゃん…今日は少し肌寒いね…」
「そうだね…」
冷えた空気に首をすくめながら羽織を手に取った。
怪我の治療に専念しろと言われてから一週間が経とうとしている
千鶴「ケガの方はどう?まだ痛む?」
「平気だよ…これくらい、かすり傷だしすぐに治るよ…。
それに僕は生まれた時から何故だか知らないけど治りだけは早いんだ…」
千鶴「えっ!」
何故か千鶴姉は酷く驚いた顔をしていた…。
何か…まずいことを言ってしまったのだろうか?
そういえばおばあちゃんに怪我がすぐに治ることは誰にも言ってはいけないと言われていたのをすっかり忘れてしまっていた…。
「あっ、ごめんね千鶴姉なんでもないよ!イマのは忘れて…汗)」
千鶴「…うん…わかった」
新選組での処遇がきまったあの日の夜再び土方さんたちに呼び出された
千鶴姉と僕は女として屯所に置くわけにもいかねぇということでそのまま男装を続けることとなった。
しかし、僕の場合は剣術が出来るということで入隊試験をさせるというのだ
だが今はあの出会いの元凶の人物たちのおかげで手傷を追ってしまったためにその怪我が治り次第ということになった。
まぁ…そんなに深くない傷だったから…もう殆ど完治しているがあまりにも早く治るところを知られていると後々厄介なことになりかねない…
元々の体質なのだろう…物心ついたときから既にそいう身体だったから気にはしていなかった…。
土方さんは千鶴姉と僕たちに屯所では何もしないで引き籠っていろと言われていた。
沖田≪あれ?オカシイナ・・・この子誰かさんの小姓になるんじゃなかったですか?≫
沖田さんの言葉に土方さんは舌打ちをする。
土方「いいか、総司…テメェは余計な口出しせずに黙ってろ」
と注意していたっけそれでいまに至る。