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1話:雪花の都
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今日一日がとても長く感じた。
昼間にこの世界にやってきて、江戸時代であることが分かり肝が冷えた。何が起きているのか自分でもわからないほど…。
友達や家族は心配していないだろうか?
家族といってもいるのは…おばあちゃんとおじいちゃんくらいだけど…おじいちゃんは寿命が来たのか眠るようにして最近亡くなったのだ…。
とても寂しい気持ちが押し寄せてくる…
初めて真剣で戦った…相手は本物の狂強者(きょうじゃ)だった
武器を手に取ったときに感じた重み、人斬ったときの命の重み
それぞれの重みが手にずっしりと、べっとりと重くのしかかった
初めて…人を殺した…
元の世界に戻ったところで、人を殺したことの事実は変わらない
この心の曇天も変わらない…。
殺人者になってしまったのが…心残りだ。
命を守る正当防衛だった…と言ってしまえばそれまでで、心が軽くなるのだが…楽になるのだが、それだけじゃ逃げているのと一緒で‥駄目だと思うから…。
僕は…人の命に手をかけてしまった今日この日から
自分の罪を背負っていこうと思う。
例え他者が何を強いてきても己の心はまっすぐ曲げない。
僕の友達はこの世界で出会った「千鶴姉」だけだから…。
千鶴姉はどう思っているのだろう…?
友達と思っているのは僕だけかもしれない、それでもいい。
今日も満月の月夜にめがけて小さく歌う
舞い落ちる花びら頬を伝う雫
あの日二人で見上げてた景色に今ただ一人
ずっと守りたいと願った
例え傷ついていても誰よりも近くで見つめていた
ずっと離れないと誓って髪を撫でてくれた
なのになぜ?となりに貴方はいない
忘れない幾つもの季節を重ねてもあなたをおもってる
歌を歌っているととても心洗われる感じがした。
癒された気がした同時に切なさも感じた
誰もこの世に自分の生まれた存在を全く知らない世界で
取り残されたこの孤独感…
別に被害妄想をしているわけでもないし、自分がヒロイン症候群になっているわけでもない。
ただ……何となく…空しいだけの毎日が心にぽっかりと穴をあけているようでならない…。
明日もこれから死と隣り合わせの危険な世界で生きていく…
おじいちゃんは、人の命を奪うようなことをしてはならないときつくいつも言っていたね…ごめんね。
護れなくて、でもただ人の命を奪うわけじゃない
誰かを護るために、僕は刀を手に取る。
その人の命の重みも罪の重みも一緒に背っていく覚悟がある
だから見守っていてほしい。
昼間にこの世界にやってきて、江戸時代であることが分かり肝が冷えた。何が起きているのか自分でもわからないほど…。
友達や家族は心配していないだろうか?
家族といってもいるのは…おばあちゃんとおじいちゃんくらいだけど…おじいちゃんは寿命が来たのか眠るようにして最近亡くなったのだ…。
とても寂しい気持ちが押し寄せてくる…
初めて真剣で戦った…相手は本物の狂強者(きょうじゃ)だった
武器を手に取ったときに感じた重み、人斬ったときの命の重み
それぞれの重みが手にずっしりと、べっとりと重くのしかかった
初めて…人を殺した…
元の世界に戻ったところで、人を殺したことの事実は変わらない
この心の曇天も変わらない…。
殺人者になってしまったのが…心残りだ。
命を守る正当防衛だった…と言ってしまえばそれまでで、心が軽くなるのだが…楽になるのだが、それだけじゃ逃げているのと一緒で‥駄目だと思うから…。
僕は…人の命に手をかけてしまった今日この日から
自分の罪を背負っていこうと思う。
例え他者が何を強いてきても己の心はまっすぐ曲げない。
僕の友達はこの世界で出会った「千鶴姉」だけだから…。
千鶴姉はどう思っているのだろう…?
友達と思っているのは僕だけかもしれない、それでもいい。
今日も満月の月夜にめがけて小さく歌う
舞い落ちる花びら頬を伝う雫
あの日二人で見上げてた景色に今ただ一人
ずっと守りたいと願った
例え傷ついていても誰よりも近くで見つめていた
ずっと離れないと誓って髪を撫でてくれた
なのになぜ?となりに貴方はいない
忘れない幾つもの季節を重ねてもあなたをおもってる
歌を歌っているととても心洗われる感じがした。
癒された気がした同時に切なさも感じた
誰もこの世に自分の生まれた存在を全く知らない世界で
取り残されたこの孤独感…
別に被害妄想をしているわけでもないし、自分がヒロイン症候群になっているわけでもない。
ただ……何となく…空しいだけの毎日が心にぽっかりと穴をあけているようでならない…。
明日もこれから死と隣り合わせの危険な世界で生きていく…
おじいちゃんは、人の命を奪うようなことをしてはならないときつくいつも言っていたね…ごめんね。
護れなくて、でもただ人の命を奪うわけじゃない
誰かを護るために、僕は刀を手に取る。
その人の命の重みも罪の重みも一緒に背っていく覚悟がある
だから見守っていてほしい。