とある高速道路にて‥‥

一台の車が坂を下っているところでブレーキをかけようとした時ブレーキが利かずになんども行うが聞かないことに舌打ちをした

「くそっ、どうなってるんだ！！…！！」

ブレーキが効かないことに焦りを覚えながらふと視線をあげるとカーブがあったためハンドルを思いっきりきった
坂の勢いで車がどんどん加速していく

「止まれ！止まれ！！くそっ～！！！」

目の前には有給道路がありブレーキが利かずに車が烈しい音を立てながらぶつかり横転した。
そして運転手が頭から血を流して車から放り出される。

「…うぅ」

警備員の人が二人声をかけに行く。

「おい！大丈夫か！あんた！！‥おい救急車だ！！」

男の人が呻き声をあげる

「うぅ…た…たなばた…きょう」

警備員「え？！」

もう一度男の方へ振り返ると力が尽きたのか意識を手放した

警備員「しっかりしろ！今すぐに救急車が来るからな！！おい！」



そして、男の近くには…一つの麻雀パイが置かれていた。

翌日…

警視庁で僕とコナン君と蘭お姉さんと一緒に警視庁にやってきていた
何故僕がいるのかって…？
コナン君に呼び出されて一緒にいこうということだ。

蘭ちゃんたちに誤魔化すのが大変だった…。

小五郎「いいか？特別に連れてきてやったんだから大人しく待ってるんだぞ…」

蘭「あ、お父さんネクタイ曲がってる…」
小五郎「‥あ、あぁ」

蘭さんがネクタイを直しているときにコナン君が盗聴器をおじさんのポケットに入れた。

その時僕と目が合い苦笑いする。

すると会議室なのかわからないけどそこから佐藤刑事と高木刑事がでてきた。

高木「あ、毛利さん…朝早くからご苦労様です」
佐藤「おはよう、蘭ちゃん…コナン君、ユキナちゃん」

「「「おはようございます！！」」」

小五郎「連続殺人‥だそうですな」

高木「はい一昨日小田原市の有料道路で起きた殺害事件の現場で麻雀パイが発見されたんですが…」

佐藤「同様の麻雀パイが他にも東京、神奈川、静岡、長野の各県で都合5件起きていたことがわかったんです」

小五郎「なるほど…」
高木「兎に角、詳しいことは会議で…どうぞ…」

そこには沢山の刑事たちが集まっていた。

参悟「おぉ～毛利さんじゃあないですかお久しぶりです」

小五郎の姿を見た横溝警部が嬉しそうに声をかける中小五郎は片耳に指を突っ込みながらうるさそうな表情をしながら言う。

小五郎「相変わらずでけぇ～声だな‥横溝…」
参悟「参悟です！こっちは弟の重悟…」

横溝兄弟は警部であり
兄の参悟は静岡県警の警部弟の重悟は神奈川県警の警部である。

小五郎「知ってるよ…何度もあってる」
高木「プっ…さ、…３X15？…」

小声で隣の佐藤刑事に笑いかけると苦笑いしながら「しっ」と答える‥それと同時に弟の重悟が反応した
やばいと思ったのか高木刑事が苦笑いした。

高木「あはは」
小五郎「ところで…そちらの女性は？」
二人の間に立っている美人な警部がいたので反応した

参悟「あぁ、失礼しました…彼女は埼玉県警の荻野警部」
荻野「荻野彩未です…お噂はかねがね…」

荻野彩未埼玉県警の警部…。

小五郎「いやぁ…埼玉県警にこんな美人の警部さんがいるとは…」
参悟「私が埼玉に勤務していた時の後輩なんです」
小五郎「ん？埼玉県警…？」
荻野「東京で殺害された被害者の自宅が所沢だったために今回の会議に呼ばれたんです…」

参悟「毛利さんはどうしてここに？！」

佐藤「今回特別講師として松本管理官の要請で来ていただいたんです」

重悟「フン、探偵に助けを求めるなんざ情けねぇ話だな…」
「同感だな…」

後ろの方からまた別の刑事が話に参加してきた。
その人物とは…

小五郎「あんた確か…長野県警の大和勘助警部！それと…群馬県警のへっぽこ刑事！！」

といったところで山村刑事がずっこけた…。
山村「やだなぁ～毛利さんちゃんと山村ミサオっていう名前があるじゃないですか…ほら」


と胸ポケットにある警察手帳を見せる。

小五郎「にしても事件があったのは長野県だろう？
なんで群馬県警が？」

大和「犯行現場が長野と群馬の県境に跨ってたんだ…それで」
山村「遺棄された遺体の膝から下が群馬県にはいっちゃったんですよね～」

と嬉しそうにいいながら警察手帳を何度も指さす
小五郎「は～ん…っていうか名前はもうわかったから…ん？」

警察手帳をよく視ると警部と書かれていたことに小五郎が驚きの声を上げる

小五郎「け、警部～！！お前…警部になったのか？」

山村「あ、気づいちゃいました？おかげ様で見事警部に昇進しちゃいました～！」

小五郎は「うぅ！」という引いた顔をしたそして深いため息を吐いてつぶやいた。
小五郎「はぁ～…お前が警部ね…」

コナン(あはは…大丈夫か？群馬県警…)

盗聴器で聞いていたのを僕とコナン君が片方ずつのイヤホンで盗聴して苦笑いした。

参悟「処で今日はあのメガネの少年と小さな女の子は来てないんですか？」

小五郎「…ん？メガネの少年…？小さな女の子？

…あぁ～コナンのことか？…小さな女の子って…？」
佐藤「ほら、最近よく一緒にいるユキナちゃんっていう子ですよ」

小五郎「あぁ～ユキナちゃんのことね」
「なに？！あいつも来ているのか？！」

小五郎「ん？あんたは…？」

佐藤「あぁ、失礼しました…この人は「松田 陣平」捜査一課の一人なんです」

小五郎「…みねぇ顔だけど新入りか？」
高木「いえ、実は爆弾処理班にいたんですが、分け合ってこっちに移動してきたんです」

小五郎「ほぉ～」

参悟「江戸川コナン君と草薙 ユキナちゃん彼らがいると何故か事件が解決しちゃうんですよね」

重悟「そういや俺の時もそうだったな…」

山村「僕の時もそうです、でもそのユキナちゃんって子にはまだあってないんですけどね…」どんな子なんですか？
高木「あぁ、皆さんもそうなんですか？」

佐藤「実は私たちもそうなんです‥‥ユキナちゃんは一年ほど前に米花に引っ越してきた小学生の女の子ですから会ってないのも無理はないですよ…」

松田「で、どうなんだ！今日は来てるのか？」

松田は小五郎にぐいぐいと詰め寄るそれも真剣な表情且つ言わねぇと殺すぞみたいな視線で…
それにタジタジになりながらも答えようとした時

目暮「オッホン…」

咳払いをして会議を始めたいんだが？と強めに言うと松田は小さく舌打ちをして席に戻る。目暮警部の後ろには松本警視も立っていた
小五郎も席につこうと当たりを見渡していた時山村が小声で小五郎に声をかける

山村「毛利さん、毛利さん」
小五郎「ん？」

山村「誰ですか？あのめちゃくちゃ人相の悪い人は‥」
と怪しむ視線を送るが小五郎は小声で注意した

小五郎「ばかっ！管理官の松本清長警視だ！」
山村「えっ！？あの顔で！！」

小五郎「んなことを言ってるとぶん殴られっぞ」

と注意して席に着くのを苦笑いしながら山村も席に着いた