沖矢「ありがとうございます…ご面倒をおかけしてすみません」
蘭「いいえ、私たちも楽しかったですからねぇ？園子！世良さん」
世良「‥あぁ」
園子「えぇ、沖矢さんどうですか？この子のワンピース私たちが選んだんですよ！！」

沖矢「えぇとても可愛いです！ユキナニコッ)」

微笑みながら何故か僕の頭を撫でる昴お兄ちゃんに照れながら「そうですか？」と答える。すると「えぇ」という返事が返ってくる

沖矢「お礼にお昼ごちそうしますが…お時間は大丈夫ですか？」
蘭「あ、いけない！私お父さんのごはん作らなくちゃ！」
園子「ごめん私も今日この後用事があるのよぉ～」
世良「僕も用事があるからなぁ～」

沖矢「そうですか…では、また今度お礼をしたいので
その時はぜひ」

とにこやかにいうとはいと笑顔で答える蘭さんと園子さん
園子「あぁ～私が用事がなければイケメンとお食事ができるのになぁ～」
とぼやく園子さんに蘭さんが「ちょっと園子」と注意する。

世良「それじゃあ僕はもういくなぁ～ユキナ君また会おうな？

蘭君たちもまた明日学校でな！」

と去っていくとそれに続くように蘭さんたちが慌てだす。
蘭「私も買い物して帰らないと！それじゃあ沖矢さんまた！
ユキナちゃんもこれからよろしくね？」

「うん」
園子「私もいかないと！じゃあね沖矢さんユキナちゃん！」

荒らしのように去っていった女子高生たちを唖然として見送る僕たち…。

昴兄とお互いに見合いクスッ)と笑いあった。
買い物袋は昴兄がもっている。
片方は手をつないで昴兄が「いきましょうか？」というのでうなずいた。

僕たちはごはんを初めてのレストランで食べた。
イタリアン料理というらしくパスタというものを注文した
名前はミートスパゲティ？っていうらしい…。

初めて食べた味だがとてもおしかった。
夜お風呂を昴兄と一緒に入った。←
その後寝間着を出してみると…うさぎの寝間着だった。
昴兄が出てくると僕の寝間着姿に一時停止した。

沖矢「…っ！‥‥ユキナその恰好は…？」

「…寝間着？…蘭さんたちが買ってたからわからない。

園子さんが後で着て昴兄に見せてあげてっていってたからそうしたんだけど…変ですか？」

と首をかしげると。
突然の浮遊感と温もりに驚いて顔を上げると昴兄が抱き上げて抱きしめてきたのだった。

沖矢「とても愛らしいですよ？ユキナ

これを選んでくれた園子さんたちに感謝ですね」

と最後の部分は聞こえなかった。

沖矢邸で暮らすようになってから数日が経った。
隣のうちは阿笠博士と灰原哀ちゃんが暮らしているらしい。
哀ちゃんはあの黒ずくめの組織の一員で幹部の一人だったらしいが
姉が殺されたことにより組織へ反抗し薬で身体が縮んでしまい
工藤君に助けを求めようと命からがら脱走に成功。

お互いの事情が酷似していることから協力し合おうということになっているようだ…

この情報は勿論サイコメトリーで読み取ったものだ。
初めは僕のことを組織の一員として怯えていたけど。
コナン君から能力のことを説明したら納得したらしい。

でもまだ警戒は完全に解かれていないようだけど
少しずつ心を開いてくれているようでよかった。

僕はサイコキノがあるから弾丸も当たらない‥哀ちゃんを守ってあげるねというと何かおかしかったのかクスッ)と微笑み僕の頭を愛おしそうに撫でた…。

僕が今どこに住んでいるのか聞かれて隣の工藤邸と答えると
哀ちゃんの顔が真っ青になりコナン君のところへ行きもう反対したそうな‥‥

その理由は不明だ。
コナン君は苦笑いしながらホームズファンに悪い人はいないということで渋々引いてくれた…
時々は無事な姿を見せるにと言い聞かせられた…。

無事って…？と聞くと沖矢さんから嫌な感じがするために危険だという…。油断はしないでとのこと…。

なるほどな…。
そんなことを思っていると博士から「小学校へ行かないか？」と聞かれた…。

「小学校？」

博士「そうじゃ、いくら引っ越してきたばかりとはいえ
小学生の君が平日の時間に家にいると周りから不審がられるからのぉ…昴君も了承済みじゃが…」

「…小学校って…なんですか？」

と首をかしげると…哀ちゃんと博士はえっ！？と驚いた。
事情を知るコナン君は悲し気な表情をしていた。

「僕小学校というところには行ったことがなくて…どいうところなんですか？」

と首をかしげる
哀「…小学校は今の私たちの年齢の子供たちが行くところで勉強したりするところなのよ…」

「…へぇ僕ぐらいの子たちが他にも沢山集まるんですね！！」

興味津々の僕に博士たちは複雑そうな顔をしながら頷いた。
コナン君が哀ちゃんと博士を集めた。
こそこそと話しているということは僕の過去を話しているのだろう。

もう…慣れたからいいんだけどね
僕に気を使わなくてもいいのに…。

哀「心配ないわ‥私がちゃんと守ってあげるから一緒にいってみない？結構楽しいところよ」

「行ってみたいです！」

コナン君が哀ちゃんと博士を集めた。
こそこそと話しているということは僕の過去を話しているのだろう。

もう…慣れたからいいんだけどね
僕に気を使わなくてもいいのに…。

哀「心配ないわ‥私がちゃんと守ってあげるから一緒にいってみない？結構楽しいところよ」

「行ってみたいです！」

博士が手続きをしてくれるそうだ…
昴兄さんに話してみるとそいうだろうと思ってとランドセルという鞄を出してきてくれた…。

この間買ってきたらしい…いつの間に…。
※蘭ちゃんたちと服を選んでいる時です。

入学は明後日からということになった…。
初めての学校…どんなところなんだろう？
勉強ってなにするのかな？

でも…僕の能力は話さない方がいいよね…
じゃないと‥‥過去のことを考えるだけど身震いがする。
必死に考えないようにしてその日は休んだ。


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学校入学当日！！

今日は快晴！風も気持ちい五月。
初登校日和という奴かな‥‥

知らない子たちで不安が無いと言えば嘘になるが
哀ちゃんもコナン君もそこはフォローしてくれるらしい。
頑張ろう…。

帝丹小学校までコナン君たちが迎えに来てくれた
へぇ…ここが学校っていうところなのか…
おっきいなー

職員室を哀ちゃんに案内してもらい別れる。
緊張してきた・…

バクバクする鼓動を落ち着かせるように深呼吸する
扉をがらりとあげると
大人が沢山机に座っていた。
「…あ、あの…」

男の人「ん？君は…見ない顔だね…あ、もしかして今日から転校してきた子？」

僕は頷いた…
すると男の先生は「小林先生―」と呼んだ…。
はーいと返事するメガネをかけた女性が慌てた様子でやってきた
「…あ、あの…」
小林「貴方が転校生？」

「はい…草薙 ユキナです…よ、よろしくお願いします」
とぺこりと頭を下げると
しっかりしているのねー偉い偉いと頭を撫でてくれた…。

みんな何で頭を撫でるんだろう？
何て思いながら教室を案内された…付いた先は１－Bという教室だ…。

入ってきてといったら入ってくれる？というのでうなずくと先生は先にクラスに入っていった。