変換なしの場合雪奈になります
探索編
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翌日の朝…
眩しい光に照らされて…思わず目を開ける。
朝日の光…。
約6年間も閉じ込められていた僕には日射病という病が任務前に判明された。
朝日の光を浴びることなく過ごしていた生活が長かったために
皮膚が弱くなっているようだ…。
少しずつ慣れていって日傘が必要にならないような生活を送りたいと心から願っている…。
コンコンとノックがされると沖矢さんが入ってきた。
沖矢「…おはようございます朝ごはんができましたよ?」
「…あ、はいありがとう‥ございます」
沖矢「敬語はいりませんよ…私のことは昴と呼んでください
設定では親戚ということになっているのですから…。
他人行儀だと疑問に思われるでしょう?」
「……はい…わかりました」
沖矢「クスッ)…また敬語になってる…」
「す、…昴お兄ちゃん?////」
慣れない呼び方に思わず顔が熱くなる
目を見開いて驚いたかと思えばまた口角を上げて笑い
僕の頭を撫でた。
沖矢「えぇ…それで構いません…私もユキナと呼ぶので
少しずつ慣れていきましょう…」
今日の朝ごはんはフレンチトーストだった…。
わぁ…おいしそう…。
だけど食べていいのかな?
沖矢「どうしました?」
「…あ、いえ…毎日のご飯になれていなくて…
食べて…いいんですか?」
沖矢「‥‥!えぇ、勿論です
君に食べてほしくて作ったんですから遠慮せずに食べてください」
「「いただきます」」
パクリと口に恐る恐るいれるととてもおいしかった。
今まで食べたことのない味に目を見開く。
「おぃ…しぃです!!こんなおいしいのは生まれて初めて食べました」
目をキラキラさせながら食べる僕に沖矢さんはクスクスと笑った。
沖矢「そうですか、それはよかったです!!」
普段そんなに入らないごはんも甘くておいしいこのごはんはペロリと平らげた…お腹いっぱい…。
沖矢「おや、もういいんですか?」
「…はい、お腹いっぱいです!ごちそうさまでした」
沖矢「お粗末様でした」
食後のお茶会をするということで僕はリンゴジュースをもらい沖矢さんはコーヒーを入れた。
初めて飲むリンゴジュースにとても甘く感じた。
「…甘い」
沖矢「甘いの苦手でした?」
「…そうじゃないです…初めて飲む飲み物だったので慣れてなくて…でもおいしいです!」
沖矢「それはよかったニコッ)」
このヒトは僕の頭を撫でるのが好きなのだろうか?
多いような気がする…。
なんて思いながらのんびりとした一時を過ごしていた。
沖矢「さてと…これから買い物なんてどうですか?」
「買い物…ですか?」
沖矢「えぇ、君の生活用品とか服とか取り揃えないといけないですしいつまでも同じ格好というわけにはいかないでしょう?」
「…でも、」
沖矢「迷惑なんて思っていませんよ?それに家主の有希子さんという人が資金をくれたんです!
ぜひ今度会わせてほしいってね…娘にしたいとも言ってましたから」
「でも…僕会ったことないのに?」
沖矢さんの話によると家主の妻である有希子さんは子供好きで
僕の写真をいつの間にか撮って送ったらしく
気に入ってくれたらしい…。でも僕に能力があることなんて知らないはず…。
能力のことを知られたら…嫌われて追い出されちゃうかも…。
沖矢「そんなことはありませんよ」
「え?」
沖矢「大方、君の能力のことを心配しているんでしょう?
それはもう話しておきましたから…そのうえで娘にしたいと快くOKしてくれたんです」
そんなはずはない…今までノーマルの人々は僕の力を嫌っていた
だから…何も知らないだけだ…。
力を見れば‥…誰だって…。
沖矢「大丈夫…あの人はそんな小さなことをいちいち気にする人じゃありませんから…それじゃ行きましょう?」
会えばわかると付け足して…。
僕たちは米花デパートへ向かった。
in米花デパート
とても広いデパートというところにやってきた
案内地図がありそれに目が釘付けになる。
「‥‥広い…ここが、…デパート?」
沖矢「えぇ、…そうですが…もしかして初めて来ました?」
僕は頷いた。
「助けられてからも治療のために施設に籠ってたからこんな風に自由に動いたのは今日が初めて…」
そいうと沖矢さんは細い目を開かせた…。
綺麗な翡翠の瞳に吸い込まれそうになる。
沖矢「なら、楽しみましょう!僕が色々案内しますし
欲しいものがあれば遠慮なく言っていただければ買いますので」
「……あ、いや別に欲しいものとかは…」
ないですよと言いかけたところで手をつながれてさぁ、行きましょうとグイグイ引っ張る沖矢さんに足がふらつきそうになる。
それにみかねたのか急に浮遊感が来たかと思えば目線がいきなり高くなった。
「うわっ!」
沖矢「どう?よく視えるでしょう?これなら迷子になる心配もないし色んな所が見渡せますよ?」
と楽しそうに笑った。
あ、…いやそれはまぁそうなんですが
降ろしてほしいです…汗)この状況になれていない僕は沖矢さんの頭にしがみつくように捕まった。
僕たちがやってきたのは日常品のものが売っているコーナーだった
歯ブラシとかコップとかドライヤーとかくしとか
色々なものをかった…
沖矢「日常品生活は…取りあえずこんなものですかね…
後は…洋服…ですかね
子供用の服屋に向かいましょうか
あ、一度買ったものを車に置いてくるので‥この近くで待っていてくださいね?
必ずすぐに戻ってきますので…動かないように」
僕はコクンと頷いて…じっと待っていた
10分くらいが経過したころそろそろ戻ってくるかななぁーなんて思っていると…
?「ねぇ…ぼく一人なの?」
背後から聞こえる声にぼくということは…もしかして
僕に話しかけているのかな?
と思い振り返ると…髪の長いおねぇさんが僕の目線に合わせるようにして中腰に声をかけてきていた‥‥
「…僕のこと?」
?「えぇ、そうよ?ずっと此処にいるけど…もしかして…迷子かな?」
「‥…ぁ、いぇ…僕は…?「らーんどうしたの?ってきゃあー可愛い何この子!!」…!」
人を待ってるんですといいかけたところで茶髪のショートヘアのお姉さんに悟られてしまった…。
そして何故か抱きしめられている僕‥‥。
‥‥この人たち…だれ?
蘭「ちょっと園子!!その子びっくりしてるじゃない!」
園子「あはは!ごめんごめん!メガネのがんきちょよりこの子のほうが断然可愛く見えて‥つい…」
と頭をかきながらごめんね?と謝ってきた…
どうやら長い髪の人は蘭さんでショートヘアの茶髪の人は園子さんというらしい…。
二人とも同じ服だけど‥‥。
園子「蘭…この子どうしたの?」
蘭「あ、ううん…何だか迷子みたいで…ずっと同じ場所にいるから気になって声をかけてみたの
あ、そういえば名前を聞いてなかったね
私「毛利 蘭」っていうの!あなたの名前は?」
ニコニコしながら聞いてくる蘭さん
「…ぁ…僕は…「草薙 ユキナ」…です」
タジタジになりながらも何とか答えられた僕は偉いと思う。
初対面の人に話せたのは…初めてだ…。
蘭「ユキナちゃんか‥‥いい名前だね!!」
園子「私は鈴木園子っていうのよ?よろしくね」
「…ぁ…はい、よろしくお願いします?」
よろしくねということはこちらもそう返さねばいけないのだろうかと思い疑問形になりながらもお返しをする。
蘭「それじゃあ…お父さんかお母さん…探しにいこっか?
ユキナちゃんは二人と来たの?」
「…ぁ…ぇっと?「蘭君に園子君じゃないか?どうしたんだ?そんなところで‥‥」‥‥?!」
沖矢さんのことを話そうとするとまた別の男の子…いや女の人?が声をかぶせてきた…なんかさっきもこのくだりがあったな‥
蘭「世良さん!!」
園子「偶然ね!なに?買い物にでもきたの?!」
とキラキラさせていう園子さんに「あぁ!」と答えた。
蘭さんたちと同じ服…しかもスカートだから…
いわゆる制服っていうやつかな?
薫ちゃんたちもそういうの来てたな…。
チルドレンの制服みたいなものだって皆本さんがいってて
似たようなの作ってくれるという話だったけど…
まさか、出来る前に異世界にくることになるなんて
誰も思いはしなかっただろうな…。
世良「ところで君たちは何をしてるんだ?その子は?」
僕に気が付いた世良さん?が視線を向けてきた。
蘭「あぁ、この子は草薙 ユキナちゃんっていうの」
園子「どうやら迷子みたいでずっとこの辺にいたから蘭が気づいて声をかけたみたい…」
世良「…へぇーじゃあ僕も探すのを手伝うよ!」
園子「本当?!」
蘭「いいの?世良さん…」
世良「あぁ、これでも女子高校生探偵だからな!」
と八重歯をみせてウィンクをする世良さん…。
このヒト探偵…だったんだ…。
沖矢さんに聞いたことがあるな…
ホームズっていうのがすごく好きらしくて
新一君の家には其の本の類がいっぱいあるんだって…。
世良「僕は世良 真澄よろしくな!」
「…ぅ、うん…僕はユキナ」
世良「君も僕っこか…いいやすいよな!嬉しいよ近くに僕っこがいてくれてニコッ)」
僕の頭を優しく撫でる世良さんに慣れないながらも撫でられる。
園子「確かに僕っこってうちらが知っている中では世良さんぐらいだからね」
蘭「そういえば声をかけた時も僕っていってたもんね!
初め男の子の服を着てるから男の子かなって思っちゃったんだけど…女の子なんだ!」
園子「でも服がダボダボだし、それってシャツ一枚よね?
どうしてそんな恰好しているのかしら…」
なんて疑問を口にした園子さんの問いに答えるように返ってきた声は僕が待っていた人物の声だった。
沖矢「それは、僕のシャツなんですよ」
蘭・園子「「沖矢さん!!」」
蘭・園子「「沖矢さん!!」」
沖矢「えぇ、偶然ですね蘭さん園子さん…おや、そこの君は…」
園子「あぁ、この子は世良真澄ちゃんっていうのよ!」
蘭「お父さんと同じ探偵なんですよ!!」
沖矢「ホォー…それはそれは沖矢昴です…よろしくお願いします」
世良「…世良真澄…よろしく」
何か考え込んでいる様子の世良さんに気にすることなく蘭さんたちが疑問を問いかけた。
蘭「沖矢さんはユキナちゃんのこと知ってるんですか?!」
園子「もしかして娘さんとか?!」
と何故か目をキラキラさせながら何かに期待しているかのような反応をする園子さんに平然と答える
沖矢「あぁ、ユキナは僕の従妹なんですよ…
訳あって両親が海外に行っていまして…その間僕が面倒を見るように言われたんです」
蘭「じゃあ、ユキナちゃんも新一のうちに?!」
沖矢「…えぇ、そうです。」
蘭「其れじゃあ…コナン君に教えてあげなくちゃ
ユキナちゃんと同い年くらいの子がきたよーって」
沖矢「あぁ、それならボウヤには昨日会いましてね
ユキナのことも話してあるんですよ!」
蘭「え、そうなんですか?!」
何も聞かされていないようだ。
蘭「もぅ、コナン君ってば教えてくれたっていいのに…」
園子「まぁ、いいじゃん!結果としてすぐに会えたんだし」
世良「偶然…だけどな」
園子「沖矢さんたちは買い物ですか?」
沖矢「えぇ、そうなんですユキナの日常品は買えたのですが
まだ服を買っていなくて…あ、そうだ
蘭さんたちが宜しければこの子の服選んでやってくれませんか?!」
蘭「え?いいんですか?」
沖矢「えぇ、男の僕と一緒じゃ選びにくいでしょうし…
蘭さんたちなら相談しやすいでしょうしね」
蘭「私はユキナちゃんさえ良ければ、大歓迎だけど…」
とちらっと僕を見てくる蘭さんに
トテトテと歩いて蘭さんのほうへ向いぺこりと頭を下げた。
沖矢「彼女はOKみたいですねニコッ)」
園子「任せてください!可愛い洋服選んできますから!
ね?世良さん」
世良「え?アぁ…」
世良さんはずっと沖矢さんのほうをみて何かを考えているようだ。僕は蘭さんの手をつないで服屋さんに向かった。
終わったら先ほど知らせた番号で知らせてほしいとのことだった
その後僕と蘭さんたちの三人は子供用の服が売っている服屋にやってきた。
僕はラフな格好が好きなので…。
何でもいいのだが…それをいうまに僕に似合わないような派手な格好を選んできて冷汗をかく
僕は本当に楽な格好でいいんだ。
スカート何て…そんなのはきたくはない。
必死の視線を感じたのか救世主せらさんが口を開いた
世良「僕はこんなのがいいんじゃないかなぁって思うんだけど
どうだい?」
世良さんが選んだのは普通の短パンと可愛い普通の半そでだった。
おぉー僕がまさに望んだもの!!
僕は眼がキラキラさせながらコクコクと頷いた。
蘭さんたちはえぇーと不満そうな声を上げる
園子「女の子なんだからもっと可愛い服着なくちゃだめよ!!」
蘭「まぁ、世良さんと気が合うのかなぁ~でもワンピース一枚は来てほしいよね?」
園子「そうね…派手なのが好きじゃないみたいだから…シンプルなの…これなんかどう?」
園子さんが見せてきたのは白いワンピースに緑のクローバーを青い鳥が加えて飛んでいてその下には綺麗な花柄の長いワンピースだった
おぉー園子さんが選んだものにしてはまともなもの←意外と失礼‥
僕はコクコクと頷いて園子さんの元へ駆け寄った。
蘭「やっぱりシンプルなのが好きなのねー♪」
園子「それじゃあさっそく試着してもらいましょう!!」
僕は試着室とやらに連れてこられて蘭さんが着替えを手伝ってくれた。
蘭「お待たせ―!結構可愛いわよー♪ユキナちゃん出てきていいよ」
シャアとカーテンが開かれると現れた僕の姿に可愛いーやおぉーの声が聞こえてきた。
靴は勿論運動靴だ!
※作者は服の種類とかに疎いのでわかりやすくいうと運動靴です…。誰かヒロインを書いてくださるという方いたらコメント欄にぜひお願いします☆
「…そ、そうですか?////」
園子「それじゃあ値札をとってもらいましょう!
今日は㏠その恰好でいるのよ?」
とくぎを刺された…。
うん、㏠くらいならいいか…ほかにも下着とかパジャマを買って昴兄と合流した。
ちなみにパジャマは園子さんたちが考えて購入したのでわからないです…←帰ったら着て沖矢さんに見せてあげて?ってニコニコしながら言われたので嫌な予感がしつつも頷いた。
眩しい光に照らされて…思わず目を開ける。
朝日の光…。
約6年間も閉じ込められていた僕には日射病という病が任務前に判明された。
朝日の光を浴びることなく過ごしていた生活が長かったために
皮膚が弱くなっているようだ…。
少しずつ慣れていって日傘が必要にならないような生活を送りたいと心から願っている…。
コンコンとノックがされると沖矢さんが入ってきた。
沖矢「…おはようございます朝ごはんができましたよ?」
「…あ、はいありがとう‥ございます」
沖矢「敬語はいりませんよ…私のことは昴と呼んでください
設定では親戚ということになっているのですから…。
他人行儀だと疑問に思われるでしょう?」
「……はい…わかりました」
沖矢「クスッ)…また敬語になってる…」
「す、…昴お兄ちゃん?////」
慣れない呼び方に思わず顔が熱くなる
目を見開いて驚いたかと思えばまた口角を上げて笑い
僕の頭を撫でた。
沖矢「えぇ…それで構いません…私もユキナと呼ぶので
少しずつ慣れていきましょう…」
今日の朝ごはんはフレンチトーストだった…。
わぁ…おいしそう…。
だけど食べていいのかな?
沖矢「どうしました?」
「…あ、いえ…毎日のご飯になれていなくて…
食べて…いいんですか?」
沖矢「‥‥!えぇ、勿論です
君に食べてほしくて作ったんですから遠慮せずに食べてください」
「「いただきます」」
パクリと口に恐る恐るいれるととてもおいしかった。
今まで食べたことのない味に目を見開く。
「おぃ…しぃです!!こんなおいしいのは生まれて初めて食べました」
目をキラキラさせながら食べる僕に沖矢さんはクスクスと笑った。
沖矢「そうですか、それはよかったです!!」
普段そんなに入らないごはんも甘くておいしいこのごはんはペロリと平らげた…お腹いっぱい…。
沖矢「おや、もういいんですか?」
「…はい、お腹いっぱいです!ごちそうさまでした」
沖矢「お粗末様でした」
食後のお茶会をするということで僕はリンゴジュースをもらい沖矢さんはコーヒーを入れた。
初めて飲むリンゴジュースにとても甘く感じた。
「…甘い」
沖矢「甘いの苦手でした?」
「…そうじゃないです…初めて飲む飲み物だったので慣れてなくて…でもおいしいです!」
沖矢「それはよかったニコッ)」
このヒトは僕の頭を撫でるのが好きなのだろうか?
多いような気がする…。
なんて思いながらのんびりとした一時を過ごしていた。
沖矢「さてと…これから買い物なんてどうですか?」
「買い物…ですか?」
沖矢「えぇ、君の生活用品とか服とか取り揃えないといけないですしいつまでも同じ格好というわけにはいかないでしょう?」
「…でも、」
沖矢「迷惑なんて思っていませんよ?それに家主の有希子さんという人が資金をくれたんです!
ぜひ今度会わせてほしいってね…娘にしたいとも言ってましたから」
「でも…僕会ったことないのに?」
沖矢さんの話によると家主の妻である有希子さんは子供好きで
僕の写真をいつの間にか撮って送ったらしく
気に入ってくれたらしい…。でも僕に能力があることなんて知らないはず…。
能力のことを知られたら…嫌われて追い出されちゃうかも…。
沖矢「そんなことはありませんよ」
「え?」
沖矢「大方、君の能力のことを心配しているんでしょう?
それはもう話しておきましたから…そのうえで娘にしたいと快くOKしてくれたんです」
そんなはずはない…今までノーマルの人々は僕の力を嫌っていた
だから…何も知らないだけだ…。
力を見れば‥…誰だって…。
沖矢「大丈夫…あの人はそんな小さなことをいちいち気にする人じゃありませんから…それじゃ行きましょう?」
会えばわかると付け足して…。
僕たちは米花デパートへ向かった。
in米花デパート
とても広いデパートというところにやってきた
案内地図がありそれに目が釘付けになる。
「‥‥広い…ここが、…デパート?」
沖矢「えぇ、…そうですが…もしかして初めて来ました?」
僕は頷いた。
「助けられてからも治療のために施設に籠ってたからこんな風に自由に動いたのは今日が初めて…」
そいうと沖矢さんは細い目を開かせた…。
綺麗な翡翠の瞳に吸い込まれそうになる。
沖矢「なら、楽しみましょう!僕が色々案内しますし
欲しいものがあれば遠慮なく言っていただければ買いますので」
「……あ、いや別に欲しいものとかは…」
ないですよと言いかけたところで手をつながれてさぁ、行きましょうとグイグイ引っ張る沖矢さんに足がふらつきそうになる。
それにみかねたのか急に浮遊感が来たかと思えば目線がいきなり高くなった。
「うわっ!」
沖矢「どう?よく視えるでしょう?これなら迷子になる心配もないし色んな所が見渡せますよ?」
と楽しそうに笑った。
あ、…いやそれはまぁそうなんですが
降ろしてほしいです…汗)この状況になれていない僕は沖矢さんの頭にしがみつくように捕まった。
僕たちがやってきたのは日常品のものが売っているコーナーだった
歯ブラシとかコップとかドライヤーとかくしとか
色々なものをかった…
沖矢「日常品生活は…取りあえずこんなものですかね…
後は…洋服…ですかね
子供用の服屋に向かいましょうか
あ、一度買ったものを車に置いてくるので‥この近くで待っていてくださいね?
必ずすぐに戻ってきますので…動かないように」
僕はコクンと頷いて…じっと待っていた
10分くらいが経過したころそろそろ戻ってくるかななぁーなんて思っていると…
?「ねぇ…ぼく一人なの?」
背後から聞こえる声にぼくということは…もしかして
僕に話しかけているのかな?
と思い振り返ると…髪の長いおねぇさんが僕の目線に合わせるようにして中腰に声をかけてきていた‥‥
「…僕のこと?」
?「えぇ、そうよ?ずっと此処にいるけど…もしかして…迷子かな?」
「‥…ぁ、いぇ…僕は…?「らーんどうしたの?ってきゃあー可愛い何この子!!」…!」
人を待ってるんですといいかけたところで茶髪のショートヘアのお姉さんに悟られてしまった…。
そして何故か抱きしめられている僕‥‥。
‥‥この人たち…だれ?
蘭「ちょっと園子!!その子びっくりしてるじゃない!」
園子「あはは!ごめんごめん!メガネのがんきちょよりこの子のほうが断然可愛く見えて‥つい…」
と頭をかきながらごめんね?と謝ってきた…
どうやら長い髪の人は蘭さんでショートヘアの茶髪の人は園子さんというらしい…。
二人とも同じ服だけど‥‥。
園子「蘭…この子どうしたの?」
蘭「あ、ううん…何だか迷子みたいで…ずっと同じ場所にいるから気になって声をかけてみたの
あ、そういえば名前を聞いてなかったね
私「毛利 蘭」っていうの!あなたの名前は?」
ニコニコしながら聞いてくる蘭さん
「…ぁ…僕は…「草薙 ユキナ」…です」
タジタジになりながらも何とか答えられた僕は偉いと思う。
初対面の人に話せたのは…初めてだ…。
蘭「ユキナちゃんか‥‥いい名前だね!!」
園子「私は鈴木園子っていうのよ?よろしくね」
「…ぁ…はい、よろしくお願いします?」
よろしくねということはこちらもそう返さねばいけないのだろうかと思い疑問形になりながらもお返しをする。
蘭「それじゃあ…お父さんかお母さん…探しにいこっか?
ユキナちゃんは二人と来たの?」
「…ぁ…ぇっと?「蘭君に園子君じゃないか?どうしたんだ?そんなところで‥‥」‥‥?!」
沖矢さんのことを話そうとするとまた別の男の子…いや女の人?が声をかぶせてきた…なんかさっきもこのくだりがあったな‥
蘭「世良さん!!」
園子「偶然ね!なに?買い物にでもきたの?!」
とキラキラさせていう園子さんに「あぁ!」と答えた。
蘭さんたちと同じ服…しかもスカートだから…
いわゆる制服っていうやつかな?
薫ちゃんたちもそういうの来てたな…。
チルドレンの制服みたいなものだって皆本さんがいってて
似たようなの作ってくれるという話だったけど…
まさか、出来る前に異世界にくることになるなんて
誰も思いはしなかっただろうな…。
世良「ところで君たちは何をしてるんだ?その子は?」
僕に気が付いた世良さん?が視線を向けてきた。
蘭「あぁ、この子は草薙 ユキナちゃんっていうの」
園子「どうやら迷子みたいでずっとこの辺にいたから蘭が気づいて声をかけたみたい…」
世良「…へぇーじゃあ僕も探すのを手伝うよ!」
園子「本当?!」
蘭「いいの?世良さん…」
世良「あぁ、これでも女子高校生探偵だからな!」
と八重歯をみせてウィンクをする世良さん…。
このヒト探偵…だったんだ…。
沖矢さんに聞いたことがあるな…
ホームズっていうのがすごく好きらしくて
新一君の家には其の本の類がいっぱいあるんだって…。
世良「僕は世良 真澄よろしくな!」
「…ぅ、うん…僕はユキナ」
世良「君も僕っこか…いいやすいよな!嬉しいよ近くに僕っこがいてくれてニコッ)」
僕の頭を優しく撫でる世良さんに慣れないながらも撫でられる。
園子「確かに僕っこってうちらが知っている中では世良さんぐらいだからね」
蘭「そういえば声をかけた時も僕っていってたもんね!
初め男の子の服を着てるから男の子かなって思っちゃったんだけど…女の子なんだ!」
園子「でも服がダボダボだし、それってシャツ一枚よね?
どうしてそんな恰好しているのかしら…」
なんて疑問を口にした園子さんの問いに答えるように返ってきた声は僕が待っていた人物の声だった。
沖矢「それは、僕のシャツなんですよ」
蘭・園子「「沖矢さん!!」」
蘭・園子「「沖矢さん!!」」
沖矢「えぇ、偶然ですね蘭さん園子さん…おや、そこの君は…」
園子「あぁ、この子は世良真澄ちゃんっていうのよ!」
蘭「お父さんと同じ探偵なんですよ!!」
沖矢「ホォー…それはそれは沖矢昴です…よろしくお願いします」
世良「…世良真澄…よろしく」
何か考え込んでいる様子の世良さんに気にすることなく蘭さんたちが疑問を問いかけた。
蘭「沖矢さんはユキナちゃんのこと知ってるんですか?!」
園子「もしかして娘さんとか?!」
と何故か目をキラキラさせながら何かに期待しているかのような反応をする園子さんに平然と答える
沖矢「あぁ、ユキナは僕の従妹なんですよ…
訳あって両親が海外に行っていまして…その間僕が面倒を見るように言われたんです」
蘭「じゃあ、ユキナちゃんも新一のうちに?!」
沖矢「…えぇ、そうです。」
蘭「其れじゃあ…コナン君に教えてあげなくちゃ
ユキナちゃんと同い年くらいの子がきたよーって」
沖矢「あぁ、それならボウヤには昨日会いましてね
ユキナのことも話してあるんですよ!」
蘭「え、そうなんですか?!」
何も聞かされていないようだ。
蘭「もぅ、コナン君ってば教えてくれたっていいのに…」
園子「まぁ、いいじゃん!結果としてすぐに会えたんだし」
世良「偶然…だけどな」
園子「沖矢さんたちは買い物ですか?」
沖矢「えぇ、そうなんですユキナの日常品は買えたのですが
まだ服を買っていなくて…あ、そうだ
蘭さんたちが宜しければこの子の服選んでやってくれませんか?!」
蘭「え?いいんですか?」
沖矢「えぇ、男の僕と一緒じゃ選びにくいでしょうし…
蘭さんたちなら相談しやすいでしょうしね」
蘭「私はユキナちゃんさえ良ければ、大歓迎だけど…」
とちらっと僕を見てくる蘭さんに
トテトテと歩いて蘭さんのほうへ向いぺこりと頭を下げた。
沖矢「彼女はOKみたいですねニコッ)」
園子「任せてください!可愛い洋服選んできますから!
ね?世良さん」
世良「え?アぁ…」
世良さんはずっと沖矢さんのほうをみて何かを考えているようだ。僕は蘭さんの手をつないで服屋さんに向かった。
終わったら先ほど知らせた番号で知らせてほしいとのことだった
その後僕と蘭さんたちの三人は子供用の服が売っている服屋にやってきた。
僕はラフな格好が好きなので…。
何でもいいのだが…それをいうまに僕に似合わないような派手な格好を選んできて冷汗をかく
僕は本当に楽な格好でいいんだ。
スカート何て…そんなのはきたくはない。
必死の視線を感じたのか救世主せらさんが口を開いた
世良「僕はこんなのがいいんじゃないかなぁって思うんだけど
どうだい?」
世良さんが選んだのは普通の短パンと可愛い普通の半そでだった。
おぉー僕がまさに望んだもの!!
僕は眼がキラキラさせながらコクコクと頷いた。
蘭さんたちはえぇーと不満そうな声を上げる
園子「女の子なんだからもっと可愛い服着なくちゃだめよ!!」
蘭「まぁ、世良さんと気が合うのかなぁ~でもワンピース一枚は来てほしいよね?」
園子「そうね…派手なのが好きじゃないみたいだから…シンプルなの…これなんかどう?」
園子さんが見せてきたのは白いワンピースに緑のクローバーを青い鳥が加えて飛んでいてその下には綺麗な花柄の長いワンピースだった
おぉー園子さんが選んだものにしてはまともなもの←意外と失礼‥
僕はコクコクと頷いて園子さんの元へ駆け寄った。
蘭「やっぱりシンプルなのが好きなのねー♪」
園子「それじゃあさっそく試着してもらいましょう!!」
僕は試着室とやらに連れてこられて蘭さんが着替えを手伝ってくれた。
蘭「お待たせ―!結構可愛いわよー♪ユキナちゃん出てきていいよ」
シャアとカーテンが開かれると現れた僕の姿に可愛いーやおぉーの声が聞こえてきた。
靴は勿論運動靴だ!
※作者は服の種類とかに疎いのでわかりやすくいうと運動靴です…。誰かヒロインを書いてくださるという方いたらコメント欄にぜひお願いします☆
「…そ、そうですか?////」
園子「それじゃあ値札をとってもらいましょう!
今日は㏠その恰好でいるのよ?」
とくぎを刺された…。
うん、㏠くらいならいいか…ほかにも下着とかパジャマを買って昴兄と合流した。
ちなみにパジャマは園子さんたちが考えて購入したのでわからないです…←帰ったら着て沖矢さんに見せてあげて?ってニコニコしながら言われたので嫌な予感がしつつも頷いた。