アラジン＜っ！？＞
ウーゴ＜だから、笛に残った本当に最後の力で君たちをここに呼んだんだ‥…君達に大切なものを渡すために‥‥＞

「大切な‥‥もの」

ウーゴ＜御覧＞
ウーゴ君が上をみるとアラジンも僕も上を見るすると

頭上の方で鏡のようなもので映し出される地上の世界の光景と現状

アリババの姿もあった

アラジン＜アリババ君！＞
ウーゴ＜君が選んだ王たちが…このままでは滅びる‥‥

しかしこれは本来の流れではない！暗黒を作り出す運命の逆流


人々が力を尽くしてももはや及ばず…世界が黒く転じる時
この世には闇を切り払し打ち消す力が必要なんだ

それこそが…「マギ」の使命
その使命を果たすため君はある場所へ行かなくてはならない。

世界を…運命を…君自身が知るために‥‥

それが出来れば君は手に入れるよ・・・我が主の「ソロモンの知恵」を‥‥＞

アラジンが光に包まれて大きな八芒星の扉の方まで浮かんでいく

ウーゴ＜さようなら‥‥アラジン・・・もう二度と…君に会えない＞

アラジン友達になってよ！

ウーゴ(マだ君を一人にするのには早いかもしれないけど‥‥いやもう違う

君には出会った沢山の仲間たちがいる‥‥

さぁ…聖宮よ…この子を再び地上へそして…あなたのその知識を・・・この子に！)

ウーゴ＜開け・・・ゴマ！＞

アラジンは…扉の中へと入っていった

‥‥なんか僕のことわすれていないか？汗)

なんて思いながら突っ立っていると‥‥
ウーゴ＜大丈夫忘れてないよ？＞

と微笑まれた‥‥

ウーゴ＜さて次は君の番だね？＞
ウーゴ「君の番だね」

「‥‥僕も？」

ウーゴ「そうだよ…

キミには言っていないこと沢山あるけれどそれは時がくれば知ることになる‥‥

今に必要なのは君の身動きを封じているその鎖の滅却と…
世界の混乱を防ぐこと…

それはわかるね？」

ボくは頷いた。
ウーゴ「君にはもっとこの世界の知識と力が必要だ…

これから起こる異変のために」

僕は彼の言葉が終わるのと同時にアラジンが包まれたような謎の光に包まれ浮遊感を感じた。

ふわぁーと体が宙に浮いた

ウーゴ「そのために君を森羅万象の英知へと導く

それは本来君が管理している
この世界のあらゆる情報だから‥‥

開けゴマ！！さようなら‥‥

雪奈

この世界を…アラジンを頼むよ」


扉が開いたその先は広い広い宇宙だった

そしてその宇宙にあつまる白いルフ達に導かれて一つの星へと近づいていく




≪其方を長い間待ち続けていた‥‥‥




遥か遠方より来られたし


ソロモン王の鍵の持ち主雪奈よ‥‥≫

「君は‥‥だれ？」



≪我は森羅万象の英知の番人でもあり意志でもある‥‥

其方がいない間は我が守っていた‥‥≫



「‥…僕に‥‥君の代わりは出来ないよ‥‥」





≪いや、其方にはその素質がある…だから彼は君を選んだんだ

これからこの世界の歴史と分岐点…悪の異質たちを頭の中にイメージを送りながら知識を与える

そしてこれからすべきことを自分の中で考えるがいい≫



僕はそのまま意識を手放した‥…