アリババがすべてを収めてひと段落したところで

これからのことを語っていた
そして衛兵から民衆があふれかえり抑えることができないということでアリババもすぐに行くと答える

王宮の下にはたくさんの国民が集まって歓声をあげていた

アリババはテラスにて大声で叫ぶ



「みんな聞いてくれ！今日この日を持って、アブマド国王は退位した！」

それを聞いてみんなが歓声をあげる




その言葉を聞き、民主の声は一層強くなる。




アリババ「だが次の王はいない。なぜなら、バルバッドは王政に終止符を打ち、

共和制を取ることにしたからだ！バルバッド王国はバルバッド共和国へと生まれ変わる！」


「共和制？」
「王がいない国…なのか？」
「何だそれ？」


アリババは共和制について国民達に説明し、それを聞いた国民達は新しい未来に希望を見出す。

それを王宮の一角で見ていた銀行屋が呟く

銀行屋「これも歴史の流れ‥

仕方ないのかもしれませんね…」


と黒いルフ達を大量に繰り出す

「我々が動けば…向こうも対抗してくるだろうがな…



しかしあのソロモン王の鍵の持ち主が気にかかる…



やはり厄介にならぬうちにこちら側に引き入れて手に入れるべきであろうな…」


とモルジアナが抱えている一人の少女を見下ろしていた

大きなルフ鳥が羽ばたきジャーファルたちがアラジンの様子を見ていた

声をかけるも息をしていないことに気づいて嫌な予感が過る

それはモルジアナのところでも同じこと…

モルジアナは端っこでアリババの王政の説明を聞きながら

雪奈の異変に気付いた

モルジアナ「雪奈さん？…っ！雪奈さん！そんな…駄目です！

しっかりしてください！」

と必死に声をかけるモルジアナ
「来たか…さぁ、運命よ大いに逆転するがいい…」

大きな黒ルフ達が導くのは…
眷属器を片手に構えたカシム達が王宮目指して姿を現した‥‥