変換なしの場合雪奈になります
6章:バルバッド編
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くそっ‥‥俺は何も出来ねぇ
皆の不安を取り除くことさえも‥‥
あの二人が倒れるくらい頑張っているってのに‥‥
俺は何してんだよ…
と自分の何もできない無力さに歯を食いしばっていると
サブマド兄さんとカルカークがやってきた
俺に大事な話をしに勇気を出して敵陣であり大勢人がいるところへやってきたのだという。
シンドバットさんもやってきて
兄さんから話を聞く
霧の団に情報をリークしていたのはどうやら兄さんだったらしい。
サブマド「アリババがいたからだ‥‥アリババならなんとかしてくれると思ったから…。」
どいうことだ?アブマドを止めてほしいとのことだった
アブマドが今やろうとしていることが一番怖いんだと兄さんはいう。
カルカークがすべてを語った
ー異変は先王が病に伏したことから始まった。
王宮にやってきた銀行屋は経済アドバイザーを名乗る男でした
当時、パルテビアとの貿易がとどこおり、経済状況が下降の一途を辿っていたバルバッドは『銀行屋』と名乗る者の提案に乗った。
しかし、そのためにバルバッド経済は崩れていった。
他国の財政を立て直したことがあるという彼の案に乗りました
煌帝国が価値を示しているファンという紙切れのお金は
そのお金一枚で金品、工芸品、徴税品、特産物に変わりました
ファンは銀行やがいくらでもかしてくれました
気が付けばバルバットは完全にファンに依存するようになった。
そこにあった落とし穴に気づかなかった
ファンを借りるには利子がかかります、その価値は細かく変動していった
昨日まで一ファンで変えたものが突然二ファンになる。
そのために我が国は大きな損害を受けました。
シンドバット「銀貨には銀そのものに価値がある
だが、紙幣は違うそもそもそれはただの紙切れ
それを作った国が、価値を保証しているに過ぎない
それに経済基準を乗せるなんて」
ジャーファル「わが国でも銀貨と交換できる手形はありますが
一時的なもの…国外で使うことはありません…」
と説明してくれた。
バルバットの借り入れ金は膨大な額に膨れ上がっていた
借金を返すために借金を重ねる
銀行屋もただでは貸してはくれなかった。
海洋権、国土の利権など様々なものが担保として抑えられました
アリババ「そんな!」
そのおかげで国民たちは苦しんでいました
上がり続ける税金に、不足する物資怨嗟の声を糊塗するように
王はスラムを封鎖しそこに住む民を切り捨てました
「!?」
ここも昔は随分と栄えていた港町でしたよ‥‥
俺は思い出していた
カシムたちから話を聞いたときのことを‥‥
しかし、王族や貴族たちには
危機感はなかった。
自分たちの生活は潤っていましたからね
アブマドは国民の人権を担保に入れると言い出したのだという。
国民の人権を担保に入れるだと!?‥‥そんなことをしたら
モルジアナたちが奴 隷で過ごしていた時のことが思い出される
そして今雪奈が付けさせられている足の鎖‥‥
サブマド兄いさんはアブマドが国民を売ろうとしているということを話してくれた
立て直すために国王の考えた策はバルバッドを奴 隷産出国にすることだった。
そして五日後にその調印式があるという。
これは‥‥本当に取り返しのつかないことになってるぞ!!
モルジアナが突然声を上げる
モルジアナ「副王様はそれを私たちに止めてほしくてここにきたんですか?!」
サブマド「っ‥‥!そうだよ」
と頷き俺の元へやってきた
その目は戦う意思の瞳だった
モルジアナ「やりましょう!!私たちでそのふざけた計画を止めるです!!」
そんな!
皆が俺に声をかけてくる
止めてくれ‥‥
俺はそんな立派な奴じゃない!
サブマド「頼むよアリババ
急がないと調印式が来てしまう」
シンドバット「調印式だと!」
サブマド「五日後‥‥煌帝国の王女と兄さんとの結婚式がある
その時国民を担保に入れる調印式も行われるんだ」
アリババ「五日後‥‥」
サブマドはアリババの肩を掴み泣きついた
自分は何もできないと
その様子をじっと黙って見つめていたシンドバットはこえをあげる
シンドバット「話はわかった
俺に任せてくれないか?
シンドリアの同盟国とバルバットへ抗議してみよう。
国民を奴 隷として輸出するなんて馬鹿げた計画だけはとめて見せる
アリババや他の国民たちも安どのため息を吐いた
でもとサブマドはアリババを見るがアリババはまだ決心がつかないのか
目をそらしてしまう
カルカークがそろそろ戻らないととサブマドと共に馬車に乗り込む
カルカーク「若…頼みましたよ」
ともう一度促すと曖昧に答えるアリババ
カルカークたちは去っていった
アラジンと雪奈が眠る部屋に訪れてアリババは昨日会ったことを話す
アリババ「俺にこの国を救ってほしいって‥‥
誰かが何とかしなくちゃいけないのはわかってる
でもそれって俺がすることなのかな?
国に戻ってから俺なりに頑張ったつもりだけど
やっぱり‥‥駄目だった
お前たちは俺に期待してくれたけど‥‥
やっぱり違うと思うわ‥‥
世の中にはさやっぱりいるんだよ‥‥
本物の英雄が‥‥たとえばシンドバットさん…とか。
度胸も人望も桁外れだ
‥‥‥ほんと叶わねぇよな‥‥」
皆の不安を取り除くことさえも‥‥
あの二人が倒れるくらい頑張っているってのに‥‥
俺は何してんだよ…
と自分の何もできない無力さに歯を食いしばっていると
サブマド兄さんとカルカークがやってきた
俺に大事な話をしに勇気を出して敵陣であり大勢人がいるところへやってきたのだという。
シンドバットさんもやってきて
兄さんから話を聞く
霧の団に情報をリークしていたのはどうやら兄さんだったらしい。
サブマド「アリババがいたからだ‥‥アリババならなんとかしてくれると思ったから…。」
どいうことだ?アブマドを止めてほしいとのことだった
アブマドが今やろうとしていることが一番怖いんだと兄さんはいう。
カルカークがすべてを語った
ー異変は先王が病に伏したことから始まった。
王宮にやってきた銀行屋は経済アドバイザーを名乗る男でした
当時、パルテビアとの貿易がとどこおり、経済状況が下降の一途を辿っていたバルバッドは『銀行屋』と名乗る者の提案に乗った。
しかし、そのためにバルバッド経済は崩れていった。
他国の財政を立て直したことがあるという彼の案に乗りました
煌帝国が価値を示しているファンという紙切れのお金は
そのお金一枚で金品、工芸品、徴税品、特産物に変わりました
ファンは銀行やがいくらでもかしてくれました
気が付けばバルバットは完全にファンに依存するようになった。
そこにあった落とし穴に気づかなかった
ファンを借りるには利子がかかります、その価値は細かく変動していった
昨日まで一ファンで変えたものが突然二ファンになる。
そのために我が国は大きな損害を受けました。
シンドバット「銀貨には銀そのものに価値がある
だが、紙幣は違うそもそもそれはただの紙切れ
それを作った国が、価値を保証しているに過ぎない
それに経済基準を乗せるなんて」
ジャーファル「わが国でも銀貨と交換できる手形はありますが
一時的なもの…国外で使うことはありません…」
と説明してくれた。
バルバットの借り入れ金は膨大な額に膨れ上がっていた
借金を返すために借金を重ねる
銀行屋もただでは貸してはくれなかった。
海洋権、国土の利権など様々なものが担保として抑えられました
アリババ「そんな!」
そのおかげで国民たちは苦しんでいました
上がり続ける税金に、不足する物資怨嗟の声を糊塗するように
王はスラムを封鎖しそこに住む民を切り捨てました
「!?」
ここも昔は随分と栄えていた港町でしたよ‥‥
俺は思い出していた
カシムたちから話を聞いたときのことを‥‥
しかし、王族や貴族たちには
危機感はなかった。
自分たちの生活は潤っていましたからね
アブマドは国民の人権を担保に入れると言い出したのだという。
国民の人権を担保に入れるだと!?‥‥そんなことをしたら
モルジアナたちが奴 隷で過ごしていた時のことが思い出される
そして今雪奈が付けさせられている足の鎖‥‥
サブマド兄いさんはアブマドが国民を売ろうとしているということを話してくれた
立て直すために国王の考えた策はバルバッドを奴 隷産出国にすることだった。
そして五日後にその調印式があるという。
これは‥‥本当に取り返しのつかないことになってるぞ!!
モルジアナが突然声を上げる
モルジアナ「副王様はそれを私たちに止めてほしくてここにきたんですか?!」
サブマド「っ‥‥!そうだよ」
と頷き俺の元へやってきた
その目は戦う意思の瞳だった
モルジアナ「やりましょう!!私たちでそのふざけた計画を止めるです!!」
そんな!
皆が俺に声をかけてくる
止めてくれ‥‥
俺はそんな立派な奴じゃない!
サブマド「頼むよアリババ
急がないと調印式が来てしまう」
シンドバット「調印式だと!」
サブマド「五日後‥‥煌帝国の王女と兄さんとの結婚式がある
その時国民を担保に入れる調印式も行われるんだ」
アリババ「五日後‥‥」
サブマドはアリババの肩を掴み泣きついた
自分は何もできないと
その様子をじっと黙って見つめていたシンドバットはこえをあげる
シンドバット「話はわかった
俺に任せてくれないか?
シンドリアの同盟国とバルバットへ抗議してみよう。
国民を奴 隷として輸出するなんて馬鹿げた計画だけはとめて見せる
アリババや他の国民たちも安どのため息を吐いた
でもとサブマドはアリババを見るがアリババはまだ決心がつかないのか
目をそらしてしまう
カルカークがそろそろ戻らないととサブマドと共に馬車に乗り込む
カルカーク「若…頼みましたよ」
ともう一度促すと曖昧に答えるアリババ
カルカークたちは去っていった
アラジンと雪奈が眠る部屋に訪れてアリババは昨日会ったことを話す
アリババ「俺にこの国を救ってほしいって‥‥
誰かが何とかしなくちゃいけないのはわかってる
でもそれって俺がすることなのかな?
国に戻ってから俺なりに頑張ったつもりだけど
やっぱり‥‥駄目だった
お前たちは俺に期待してくれたけど‥‥
やっぱり違うと思うわ‥‥
世の中にはさやっぱりいるんだよ‥‥
本物の英雄が‥‥たとえばシンドバットさん…とか。
度胸も人望も桁外れだ
‥‥‥ほんと叶わねぇよな‥‥」