私はけが人の手当を終えた後シンにお酒を「少し」だけ提供した‥‥

何故少しを強調したかというとシンは酒癖が悪いので
こういった公の場や民主たちの前では飲ませないようにしているんです。

‥…話がそれてしまいました‥‥

シンにあの子の話を聞きたいというので探そうとしたところ
何故か空間に光が道は触れ出し敵の攻撃かと思い警戒しながらも光が収まるのを待った‥…

何が起きているのでしょう‥…
私の周りのいたるところにいたけが人たちが

「治ったー！」
と喜んでいる‥‥それも骨折とか大けがを負った人たちも治ったと喜んでいた‥‥‥

ジャーファル「‥‥これは一体‥‥」

骨折をしたけが人に近づき声をかける

ジャーファル「あの‥‥貴方は骨折をされた方ですよね？
‥‥治ったというのは‥‥本当ですか？」

国民「あぁ！見てくれ！」
と包帯で固定していた腕をぐんぐんと嬉しそうに振り回す
普通ならあげるだけでも痛くて無理なはずなのに
目の前の人は痛がるそぶりを見せない‥‥

もしろ健康だーというように笑っている

ジャーファル「本当に痛くないのですか？無理してません？」

国民「信じてないな？‥‥それもそうか、でも何でだろうな‥‥あの光を浴びてからは不思議なほどに痛みが消えたしどこも痛くないむしろ前より元気になった気がするよ」

と感嘆の声を上げる。

そんなバカな話が‥…これは…もしや回復魔法なのか？
先ほどの力は…ジンの金属器の力？

でも一体誰が‥…

辺りを見渡しあの子を探しながらその相手も探す

すると目の前に目当ての子供がいた。
「はぁ‥‥はぁ‥‥良かった‥‥

皆が‥‥嬉し‥‥そう‥‥で」

息を激しく切らし辺りを見渡して微笑んでいた‥‥
それをみて状況を察した
あの子が‥‥スラムの人たちのケガや体力を回復させたのだと‥‥

オルフェウス＜主よ‥‥また無茶をなさいましたな…＞

とジンの金属器が倒れこんだ少女を抱え込んだ
ジャーファル「雪奈さん！！大丈夫ですか？！」

オルフェウス＜心配するな‥‥主は魔力封じの鎖を付けて居ながら国民のために力を使いすぎてしまっただけだ‥‥

後に気が付くであろう‥‥＞

ジャーファル「貴方は‥‥ジンの金属器‥‥」

オルフェウス＜左様‥‥我が名は「オルフェウス」自然と知識の精霊…。主のジンでもある。

そろそろ魔力が尽きる‥‥主を頼んだぞ‥‥＞

そういってオルフェウスは鍵に戻った。

ジャーファル「雪奈さん！雪奈さん！」

声をかけるが眠っているようだ‥‥
「すぅーすぅー」

本当にこの国では寝ている姿しか見ていない。
それほどまでに無茶をしているんだろう‥…
こんな年端もない子供が…大人より無茶をして倒れている。
‥‥私は雪奈さんを抱えシンたちの居る場所を目指した

アラジンと同じようにジンを実態させるほどの力を持ち
ジンの金属器を使用できる‥‥

この子は本当に一体…何者なんだろうか？

そして同時にアラジンが魔力の与えすぎで力を使い果たして倒れてしまった。

動揺する中で私たちはただ回復し目覚めるのを待つしかなかった。