「・・・ぅん？・・・ここ・・は・・？」

見知らぬ天井がぼやけた視界に入った・・見たことのない天井なので・・

どうやらここは煌帝国じゃあないようだ・・よかった・・

無断で出てきちゃったし・・紅炎さんたちに見つかったら絶対に連れ戻されるだろうな・・
ジャラリ足を動かしたときに鎖の音が聞こえた・・
ふと目線を足のほうへやると・・まだ鎖は消えてはいなかった・・

そうだよね・・鎖をとるには鍵が必要だもんね・・

鍵・・か・・どうしたもんかな・・動くには不便だし・・

そんなことを思っていると

「・・・んなのが・・・？！」

ところどころ聞こえなかったが・・何やら外が騒がしいようだ・・
兎に角ここがどこか把握するために行ってみるとしよう・・

そう思い重たい足取りで騒ぎがするほうで向かった・・
そのときに感じたのは・・煌帝国で感じたあの嫌な気配だった・・

・・・まさかね・・そうでないことを願い僕はドアを開けて外を飛び出した・・