その後言い部屋に案内されたモルジアナとアラジンはホテルの女の人にこの国の状況を伝えられていた。

そして同時刻シンドバットたちはバルバット王宮で現国王アブマドと面会をしていた。

アブマド「し・・シンドバット叔父さん・・
久し振りでしな・・汗)」
傍には副王のサブマドもいる・・

シン「挨拶など不要だ・・
俺の用件は一つだけ・・

シンドリアとの親睦貿易を再開しろ・・俺とおまえたちの親父さんと深めてきた親睦をぶち壊す気か？」

その言葉に冷汗と動揺を隠せない二人にシンは目を細めて冷たく言い放った。

アブマド「わ・・悪いけど貿易再会は今は無理でし・・我が国内の問題で手いっぱいでしよ」
シン「・・あぁ？」

アラジン「霧の団？」
ホテル員「はい・・この町はよく霧がでるのですが・・最近きりにまぎれて盗賊団がでるようになったのです・・」

アブマド「こそ泥のくせに・・二年前に宝物庫を破って・・どんどん膨れ上がって・・

しかも不思議な力も身につけてもう・・国軍では手につけられてない軍になってしまったんでしよ・・」

ホテル員「ただ・・主に襲うのは貴族や国の貿易船で・・

そこで奪った金品を分け与えてくれるので英雄視するものもいます・・」

モルジアナ「義賊・・というやつですか？」
アブマド「なにが義賊でし！
国家を傷つければ税金が増えるだけなのに・・国民は馬鹿でしね・・」

シン「・・・おまえら・・評判が悪いぞ」
アブマド「仕方ないでし！最近は厄介なやつが霧の団のトップになるし！」

ホテル員「その人がトップになって以来激しい反乱が起きているんです」

アラジン「新しい・・トップ・・」
ホテル員「はい・・名前は「アリババ」」

アラジン「っ？！」
ホテル員「「怪傑アリババ」と呼ばれています」