僕はいつの間にか眠ってしまったようで・・
？「おいおきろよ・・」

聴き慣れない声が僕を起そうとしていた・・。
「んぅ・・・パチッ)だぁれ？」

目を覚ますと赤い目に黒く長い団子のような髪・・
そして何よりおぞましいのは・・この黒いルフたち・・
なんだろう・・頭がくらくらしてくる・・

「ひぃ・・お兄ちゃんは・・だれ？
なんで・・部屋に入れるの？」

そういえば・・僕の部屋の前には見張りがいたはず・・一体どうやって・・汗)

ジュダル「俺の名はジュダル

この煌帝国の神官で・・「マギ」なんだぜ？」

「マギ？・・・アラジンと・・おなじ・・マギ？」

彼も・・マギ・・なのか？
確かに・・このルフの量はただの人間じゃないことは確かだ・・。

でも・・普通じゃない・・。

ジュダル「まぁ・・そのアラジンが誰かはしらねぇが・・

おまえ・・「ソロモン王の鍵の持ち主」だな？」

「ビクッ)・・・・ちっ・・違うよ！」

ジュダル「あぁ？俺に嘘をついたって意味は成さねぇんだよ・・

おまえの虹色のルフと

おまえの首にかけている鍵がなによりも証拠・・・そうだろう？

ソロモン王の鍵さんよぉ・・ニヤリ)」

「・・っ・・」

・・・そうか・・ある特定の者にはみえるんだった・・。

その特定者が特異点と・・マギ・・そして魔法使いの一部
彼も・・その一人・・。


ジュダル「・・ちッ)つまんねぇの・・・あっ・・！」

「？ドサッ)・・なっ！何をする！」

彼がつまらなさそうにしたうちをしたかと思えば、急に僕の手首を押さえてベットへ押し倒された。

「はっ！放せ！」

じたばたと暴れ力をいれたつもりだろうけど、やはり相手は大人・・で男の人・・力の差は歴然であうる・・。

でも諦めずに抵抗を続けているが・・彼には逆効果だったようで・・。

ジュダル「あぁ？それで全力か？

ハッ・・やっぱりガキだな・・
そんなもんはな・・」

「っ・・」

彼は僕の耳元で囁いた

ジュダル「効かねぇんだよニヤリ)
・・抵抗しても無意味だぜ？

・・少し・・遊んでやろうか？ニヤリ)」
ゾクリ・・鳥肌がたった・・

嫌な汗が背中を張りつくばらせる・・
彼の手が僕の服に手を伸ばした・・

なんとなく嫌な予感がした・・。

「・・っ・・！いゃ・・涙)」

ジュダル「気持ちよくさせてやるよ・・」

恐怖で涙が出てきた・・震えが止まらない・・
彼は怪しい笑みを浮かべた。

怖いよぉ・・・誰か・・助けて・・

アラジン・・炎兄ぃ・・
僕が心の中で助けを求めたとのと同時にバァアンと乱暴に扉が開かれた。

？「何もするなと警告したはずだが・・？
ジュダル・・」

炎兄の・・オーラがとても怖かったけど・・助けにきて・・くれた？

ジュダル「俺が本気でやるわけねぇじゃん？・・

「紅炎」・・・仕事は終わったのかよ？」

紅炎「あぁ・・なにやら嫌な予感がしてな・・さっさと退け」

ジュダル「はいはい・・怒るなよ・・紅炎冗談だって・・

こいつの反応があまりにも面白かったからよぉ・・」

ジュダルと呼ばれた彼は手を上げて・・僕の上から退いた・・

ホッとしたら・・涙がポロポロ出てきた。

「・・っ・・涙)はぁ・・はぁ・・炎・・兄ぃ・・」

紅炎「大丈夫か？雪奈」

「コクン)・・怖かったよぉ・・」

炎兄は僕のところへ行きベットに座り頭を撫でた
とても優しい手つきで・・
なんか少し・・安心するような気がする・・。

僕は・・安心からか、そこで意識を手放した。
その後・・・僕は・・

ジュダル「ところでよぉ・・紅炎・・」
紅炎「・・なんだ・・」

ジュダル「そいつの足につけている鎖は・・なんだ？おまえがつけたのか？」

紅炎「・・あぁ・・雪奈は俺のものだからな。

俺のものだという証をつけたのだ、だから誰にも渡しなどしない・・

たとえおまえだろうとな・・」

紅炎の顔はマジな顔をしていた。怖ぇ・・・
まじでその不気味な笑い止めろよ・・

ジュダル「そうかよ・・まぁ・・いけどよ・・。

じゃあおまえが仕事で急がしいときは俺がこいつを散歩させてやるよ・・」

紅炎「・・・」

ジュダル「大丈夫だって・・さっきみてぇにはやらねぇからよ、俺も命は惜しいしな・・」

紅炎「そうか・・それぐらないならよかろう・・。
だが、手綱を忘れるなよ？
逃がしたらおまえには責任をとってもらうからな？」

ジュダル「ニヤリ)あぁ！任せろって！」

僕が眠っている間にこんな会話があったことを知らなかった・・。