紅炎「・・では単刀直入に聞こう・・
おまえはソロモン王の鍵の持ち主・・だな？」

ドックン

心臓が跳ね上がったように鼓動が聞こえた。
ヒア汗が止まらない・・
どうして・・そのことを知っているのだろうか・・

僕は応えるのに戸惑った・・

ねぇ・・オルフェウス・・この状況・・どうすればいい？
彼は・・もう確信をついている目をしているよ・・
何故・・彼はソロモン王の鍵のことを知っているの？

心の中でソロモン王の鍵に宿るオルフェウスに問う

オルフェウス｛主・・落ち着いてください

あやつが何故鍵を見れるのかはわかりませんが・・
彼もまたソロモンが選らんだ特殊な人間なのでしょう・・

彼は主が気絶している際に服の中にある鍵を見つめてました。

それで確信がついて王手をかけているのでしょう・・｝

えっ！？/////服のなかって・・僕の下着も見たってこと？！////
急に顔が熱くなった

「////」

紅炎「どうした？それも応えないのか？」
威圧感が半端ない・・汗)

オルフェウス｛とりあえず・・

もう彼に言い逃れは難しい鍵の持ち主であることは頷いてもいいです。

しかし、別の世界での話はしないでください｝

別の世界って・・？僕のいた世界のこと？

オルフェウス｛いえ・・それとはまた別の世界のことです、

それをお教えすることは今はできませんが・・いつかはお話いたします。
さすれば貴方様の記憶も蘇ることでしょう｝

記憶って？
僕と何か関係があるの？

オルフェウス｛はぃ・・それもまた後日話すべきときが来たらそれもお話いたします

故今はこの場はなんとか切り上げてください｝

紅炎「・・おい・・いつまで黙っているつもりだ・・答えろ」

「・・・・っ・・そうです・・」

紅炎「ニヤリ)・・やはりな・・何故あそこにいた？」

紅炎さんは不気味な笑みを浮かべた。背中がぞくりと来た。
あそこ？

「あそこって・・どこですか？」

紅明「王宮の中庭ですよ」

今まで空気化していた紅明さんが答えた。
中庭？

あぁ・・そういえば言っていたような・・

「あぁ・・そういえば紅明さんが言っていましたね」

僕はアモン攻略したことを言ってもいいのか・・考えた・・

「・・僕は・・友達と一緒にチーシャンにある迷宮攻略に挑みました」

迷宮攻略という言葉にピクリと反応する紅炎さん・・
ますます眉間に皺が増えて・・怖い←


僕は今までのことを話した。
勿論オルフェウスのことなどは伏せてね・・

僕が金属器使い＆魔法使いということが知られたら更に厄介なことになりそうだから。

「・・・というわけで今に至ります・・」
紅炎「・・・ほぅ・・これは・・面白い・・フフッ)」

紅明「兄王様？」
紅炎「・・おい・・おまえ此処に住まないか？」
紅明・雪奈「「えっ？！」」

僕と紅明さんが同時にアホな声を上げてしまった。
なん・・だって？

ここに・・？棲む？
「なんで・・また・・」

紅炎「俺はおまえが気に入った・・おまえを食客としてむかいいれよう」

「・・でも・・僕は・・紅炎「おまえの言う別の世界のこともいろいろ知りたいしな

・・ちなみにおまえの拒否権はないおまえにすべての真実を話してもらうまで・・

俺はおまえをこの国からダスつもりはない」・・うぅ・・」

紅明「あっ・・兄王様・・いくらなんでもそれは・・汗)」

「・・・・僕は・・約束をしたんです・・だからずっと此処にいるつもりはないです！！」

紅炎「なら・・話せ」
「・・・嫌です・・」

紅炎「何故だ・・」

「・・ある人との・・・「約束」だからです・・」

紅炎「その人物はだれだ？・・・言え」

「言えません・・言ってどうするんですか？」

紅炎「そいつを・・「殺す」」

「なっ？！・・」

紅炎「・・いやだろう？なら・・話せ」

殺すって・・ウーゴクンや・・オルフェウスを？

「嫌です・・」

紅炎「なら・・そいつを殺すしかないな・・「話したところでその人は殺せません」・・どいうことだ？」

「・・・」
しまった・・余計に興味をしめさせてしまった。

「・・・そういった大切な人は・・「ジン」だからです・・」

紅炎「ジン？！・・だと・・おまえは迷宮攻略者か？」

「違います・・だけど・・この世界に来るときにそう言われたのです

これ以上のことは言えません」

紅炎「・・・そうか・・

(なら絶対に吐かせて見せる)

今日のところはもういい・・これだけ聴ければ今は十分だ・・

おまえを食客として向かいいれるもう遅い部屋で休んでいろ

夕餉のときにおまえのことを紹介しよう」

「っ？！」

僕は窓をみると確かにもう・・夕方になっていた・・

こんなに時間が経っていたのか！？・・いつの間に・・

紅明「では・・行きましょう雪奈さん」

「はぃ・・」
紅炎「紅明後で俺のところへ来い」
紅明「かしこまりました。失礼します」

バタン・・
僕はあの後さっきいた部屋に戻された。
まぁ・・紅明さんのお部屋なんですけど・・・

紅明「貴方は此処で夕餉の支度ができるまで休んでいてください・・

なんならその辺にある書物はよんでもらっても構いません。

私は兄王様に呼ばれているので失礼します」

「はぃ・・わかりました・・。」
紅明「では」

バタンと閉められ紅明さんはさっきの部屋に戻っていった。


・・・ぼくは・・どうすればいいのだろう・・



こんなことをしている間にもアラジンたちは僕を探しているのかもしれない・・・。