「お・・・・きて・・・起きて？」

途切れ途切れで聴こえていた声は次第にはっきりと聴こえてきた。
ぼやけていた視界もはっきりしてまず最初に目にしたのは・・・蒼い大きな頭だった

「えっ？！あっ・・・あっ！！」

びっくりして・・「頭」と思わずいいそうになるがあっしかこえが出なかった
顔は大きいが優しそうな声をしている。顔は少し困った顔をしていた。
顔の周りには小さな白い人形？みたいのが動いていた
なんか２人か３人係で一生懸命支えているみたいで少し可愛くみえた

「すまない・・少し起こしてくれるかい？」

人形に優しく言うと小さい人形は斜めっている状態から立てに向きなおした
改めてみると大きいな・・
それになんだろう？この不思議な部屋は・・みたこともないし・・
不思議な感じがする・・。

そんなことを思っていると顔がしゃべりだした。
「やぁ・・雪奈ちゃん・・よく「戻って」きてくれたね・・嬉しいよ。ニコッ)」

「えっ？！戻ってきてって・・どいうこと・・ですか？僕此処に来たことはないですよ？誰かと勘違いしてません？それになんで名前知ってるんですか？貴方はだれ？」

いきなり名前を言い当てられえ天パル僕・・
「落ち着いて・・汗)ああ・・自己紹介がまだったね？俺は「ウーゴ」この部屋の管理人・・といったところかな？苦笑)それに勘違いじゃないよ？君のことはよく知っているからね・・」

「？！・・どうして？」

「まだ・・その「時」じゃないんだ・・」

「えっ？！」
「君を此処に呼んだのは・・君にやってもらいたいことがあるんだ・・君にしか出来ないことなんだ」

「僕にしか・・出来ないこと・・それはなに？」

「君には不思議な偉大なる大きな力が秘められている・・。違うかい？」
確かに・・僕は昔から傷の治りとかが早いけど・・それと何の関係が？

心を読まれたかのように続けるウーゴクン・・
「君には今からいく「場所」にいって・・世界を救ってきてもらいたいんだ・・」

頭を殴られたような衝撃が走る・・
えっ？！なに？世界を救えって？！どこのアニメのヒーローですか！？汗)
無理無理死んじゃう・・汗)
「大丈夫・・僕もサポートするし・・何より・・君にはそれがついてるから」

ウーゴクンが僕の身体を顎で示す・・
それってなに？ふと下をみてみると首につけた覚えの無い鍵のようなネックレスがついていた。

「いっ・・いつの間に？！・・何これ・・僕のじゃない・・鍵？みたいのだけど・・」

ウーゴ「間違いなくそれは君の鍵だよ・・それに長く・・説明している時間がないんだ・・とりあえず大事なことだけを言っておくよ？よく聞いて？」

いきなり焦りだしたウーゴクンに思わずぼくは「うん」と頷いてしまった。

ウーゴ「一つ目その「鍵」は今からいく
「世界」にとってとても大切なものだ。
大きな力も秘められているから、
悪い奴等には狙われやすい・・

だから常に服の中に隠しておくこと。

二つ目一応その鍵はある特定の者にしか見えないようにはなっているから普通の一般人には見えないから安心して？

三つ目君が異世界からきたことをやたらと話してはいけないよ？

本当にこの人なら信じても大丈夫という人にだけ話してほしい・・これはとても大事なことだいいね？」

色々聞きたいことはあるがとりあえず僕は頷いた。
ウーゴ「そして四つ目、アルサーメンという「組織」には気をつけて・・

なるべく存在がばれないように・・捕まったら大変なことになる・・」

「大変なことって？」

ウーゴ「最悪な場合・・「世界が滅びる」可能性がある・・

だから向こうの世界ではあまり力を使わないことこの四つの約束は必ず護ってほしい・・」

「わかった・・・頑張るよ・・
それに力の使い方知らないから大丈夫だよ苦笑)」

ウーゴ「・・そうかい？

もし本当に何か困ったことがあれば心の中で読んでくれれば僕が手助けするから・・いつでも聞いてほしい・・

あと「アラジン」という少年にあったら・・仲良くしてあげてほしい・・君ならきっとできるから・・ニコッ)」

えっ？
といおうとした瞬間からだが光り始め目の前に大きな八芒星の模様が描かれた扉が現れた

ウーゴ「そろそろ時間だね・・それじゃ・・気をつけてね？雪奈ちゃん・・」

「待って！？まだ・・聞きたいことがうわっ？！」

パァアアアア

白い鳥みたいのが僕のまわりにたくさん集まり大きな扉はごぉおんと音を立てゆっくりと開き僕はそれに吸い込まれるように入っていった。

ウーゴクンはそれを見届けていた

ウーゴ「さぁ・・・行っておいで？「ソロモンの・・鍵」よ運命(ルフ)の導きに幸があらんことを」


僕の意識はそこで手放した